DAY2〜不感症〜
9月の初め、2回目のレッスン。
あまり好きな絵柄ではないフェアリーのカードがどのカードをひいても優しく感じるようになっていた私は、きっとこのカードと仲良くなってきたのだと感じでいた。
レッスン日、そのことを先生に伝えると、「ほんとに優しくされたいんだね」と言われた。
「???」
私は充分とは言えないけれど、1か月前からこの日までの間いろいろあったけど、なんとなく周りの景色が優しかったように思っていた。
そう、実際にもレッスン当日までの1週間は特に周りの人が優しかった。
それなのに、まだ優しくされたいと願う自分が潜んでいるんだろうか?
もっと優しくしてほしいと。
カードの絵柄には細かいところをよく見ると悲しみや怒りや怖さが表現されている部分がある。
それさえも「優しい」と感じるのは、本来の感情が見えていない、不感症になっている、ということだと。
そういった部分さえ優しく感じる=そうであってほしいという願望。
自分のそんな部分が先生の言葉から浮き彫りになってきた。