20210304 アサクリオリジンズとスティクスをクリアした話

■Assassin's Creed Origins

アサシンクリードオリジンズをクリアした。
といってもだいぶ前なのだけど。

アサシンクリードシリーズはシンジケートを以前にクリアしていて、それが面白かったのでとりあえず目についたタイトルを買ったのだけど、
どうやらシリーズのリリース順としてはシンジケート→オリジンズなので間違っていなかったらしい。

またアサシンクリードシリーズに通じる世界観として、シリーズ間は時代は違うけど同じ時間の流れの中にあるらしく、
シンジケートは現在あるシリーズの中では最近の時代から2番目、
オリジンズは最古から2番目の時代だそうな。
奇しくも2番目ばかりやってしまった。

あとは鷹の目やらイーグルダイブやらテンプル騎士団やらアサシン教団やら、なんか共通で聞いたことある言葉がいっぱい出てくるなぁと思って調べたらそういうことだった。
そして現代か未来かはよく知らないが、何かすごい技術を使って過去のそういったアサシン活動をしていた人たちの記憶を探訪しているのがこのゲームの主軸らしい。
シンジケートやっていたときは意味がわからないシーンがたまにあるなぁと思っていたけど、今見てみれば納得。

こういった世界観は嫌いじゃないしむしろ好きなのだけど、
しかしながら個人的にこのあたりの設定は正直どうでもよく、ただシンプルに時代ごとの世界観が良いのでやっていた。
ストーリーに至っては途中から一切をスキップしたので何がなんだかわからないシーンも多々あったが、まぁ細かいストーリーが面白いゲームというわけでもないと思う。

シンジケートはシャーロック・ホームズの時代に近いロンドン、
オリジンズはクレオパトラの時代のエジプトで、
時代考証の正確さは正直知ったこっちゃないが、創作の舞台としてはなんとなくロマンを感じる時代じゃないだろうか。日本で言うと大正みたいなもん。

あとはゲーム自体のジャンルとして、こういったステルスアクションが楽しかった。


逆に微妙だった点として、アクション性がとても悪い。

オープンワールドでフリーランで、壁や岩肌を軽々と登ったり降りたりして暗殺ポイントを探せるのは非常に楽しいのだけど、
どうにもそれに寄せすぎるきらいがあって、たとえば真正面に降りたくて真正面に入力を入れているのに、少し斜めにパルクールで掴まれる場所があるとそちらに優先して斜めにジャンプし、それが原因で敵に発見されることもそれなりにあった。

もちろん事前に場所を把握して対策を取ることも出来なくはないけど、何分掴まれる場所がわかりにくいし、それなりにリアルタイムに急いで操作しないといけないタイミングもあったりで、何もかもそうとはいかずもどかしい気持ちはそれなりにありながらクリアした。

あとステルスアクションなのにボス戦が多くなかろうか。
こればかりは個人的な感覚なのでなんとも言えないが。

あとはシンジケートと比較してになるが、
シンジケートはギャングの縄張り争いという一面もあったので、ストーリーを進めたり適宜ミッションをクリアすると、道端で敵対するギャングに襲われなかったり警察が因縁をつけてこなくなったりするという効果もあり、これがそれなりに面白かったのでそういう要素がないのは少し残念だった。
もちろんシリーズだからといってどれにもあるような要素ではないが、道端を歩いていて何故か因縁をつけられたときは非常にめんどくさいし、一度クリアした高警戒エリアに敵が復活するのもなんとなく微妙に感じた。

ただもちろん、総合的には面白かった。
というか、細かい操作の不自由がストレスになるのはありきとしても、古代エジプトの世界観とステルスアクションというジャンルの楽しさのほうが上回った。


とても遠い目的地に対してワープせず、馬の自動運転で歩いていくのを眺めたり、
見つかるたびにリセットして完全ステルスを徹底しようとしたり、
普通に起動したまま寝たり、プレイ時間を無駄に稼ぎつつも2週間ほどでクリア出来た。

メインストーリーは当然として、サイドミッションとパピルスくらいはコンプリートしたので、それなりにちゃんと楽しめたほうだと思う。

このパピルスがまた面白く、
そもそもパピルスがなんなのかというのがわからんのだけど、パピルスというよくわからない紙に宝の在り処が記されており、それに従うと何やら宝という名の武器が手に入るというもの。
自分は無駄に正面から戦わされるところ以外はすべてステルスキルを徹底したので武器が役に立ったことはないし、
そもそもパピルスは溜め込んでメインストーリーもサブミッションもすべてクリア後にまとめて回収したので役に立てようもなかったのだが、
これがまた気軽にできる謎解きで面白い面白い。

簡単なリアル脱出ゲームにあるような謎を解読する感覚で楽しめたし、時折難易度高め、というかよくわからない謎が出てくることもあり、それはそれで面白かった。


あとこういう動画を見つけた。

時代考証はよくわからんとか書いたけど、この記事を書いている最中に見たがそれなりにしっかりしているらしい。
まぁこの時代、ネットで調べて知識だけ得ている人も多いだろうし、細かいとこで突っ込まれがちだしやっぱそこらへんはちゃんとしているんだろうか。
それなりに正確でありつつも遊び心のある部分も持ち合わせており、これだけ作り込まれていれば自然と楽しめるというのはあるのかもしれない。

あと動画の研究生の方が可愛い。


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■Styx: Shards of Darkness

Styxをクリアした。

系統としてはアサシンクリードシリーズと同じでステルスキル系のゲームだけど、だいぶ違うのは主人公がゴブリンであるというところ。

ゴブリンというと概ね雑魚敵扱いされることが多くて、このゲームでもあまり変わらない。
ただ主人公のスティクスというゴブリンは、何があったかはわからないがアニポケのニャース然として喋ることが出来るゴブリンで、頭もいい。
ただし強いわけではないので、わりと正面からの戦闘もできなくはないアサクリと比べると、敵に見つかればだいたい殺される。

そしてゲームオーバー画面では「こちら側」に対して文句をつけてくる。
ゲーム中でも以前にやったミッションと同じ解法を使う流れになったときに「このゲームネタ切れなのか?」的なニュアンスの発言をする。
要するにメタ発言だけど、スティクスが言うとなんとなく許される気もする。

小粋なジョークを挟みつつ進行するストーリーは面白かったし、見つかったらほぼ終わりというバランス感覚は、むしろステルスゲームはこうであってほしいという気持ちもあったのでとても良かった。


少なくとも自分のやったアサシンクリードシリーズはオープンワールドが採用されていたけど、こちらはミッションごとにクリアしていくタイプ。

ミッションごとに目標が定められていて、クリア時間、キル数、警戒された回数などなど、基本的には少ないほどいい。
時間をかけて殺せば殺しただけ難易度が簡単になるのは当たり前なので、自分は本編では適度に殺しつつクリア優先で、やりこみ要素として半分くらいのミッションはすべてゴールドランクまでやったがそれ以降は難しいので諦めた。


とりあえずストーリーの内容に思うところはなかったけど飛ばしたいほどでもなく、スティクスのジョークが見れるのでまぁまぁ楽しかったし、ステルスキルゲームとしては個人的に理想に近い形だと思ったので非常に面白いゲームだった。

強いて少し残念かなぁと思ったのは、鎧を着た敵などはトラップを使わなければ殺害できないというのがなんとなくもどかしいところだった。
ゲーム中に用意されているようなノーキルもいいのだけど、自分はむしろオールキルもやりたくてしょうがなかったし、もっといえばステージ上に死体すら残さないような遊び方を志したくなったりする。
試してはないが、死体を残さずに鎧の敵を倒すには酸トラップが必要で、ただしスティクスが持ち歩けるトラップ数にも限りがあるため、可能なのかどうか。


あとこれ続きっぽい。前作をやっていないのでよくわからないところもなくはなかったが、まぁストーリーは難しいことを考えるほどでもないのでいいだろう。
エンディングはちょっと尻切れトンボの感は否めなかったが、やっぱり難しいことは考えなくてもいい。



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