20201101 「哀温ノ詩」やばくない?

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の2nd LIVEを見て、
自分の中での虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会がちゃんと始まってから1か月とちょっと、TOKIMEKI Runnersは少し前に一足早く買い、ようやく
Love U my friends
Just Believe!!!
無敵級*ビリーバー
までを買い揃えるに至った。

ちゃんと虹ちゃんに向き合えるまで3年ほどの月日を要したわけだけど、
最近はその時間を取り戻そうとでもするかの如く、配信アーカイブや初期の媒体別活動の動画やらをずっと見漁っている。
ただ最近は虹ちゃんに関係ない個人の番組に、虹ちゃんの誰かがゲストに来た回まで手を出し始めたので際限を見失っている感じはある。
なんだったらAqoursでも個人の番組はあんま視聴しないのだが、これは完全に反動が来ている。虹ちゃん超楽しい。
まぁAqoursの個人の番組はあんまりゲストを呼ぶフォーマットじゃなかったり、オールナイトニッポンとか浦ラジ!!!で間に合っているというのもあるのだけど。

まだユニットシングルもあるけど、1stライブのBDも早く買って観たい。
感想の配信アーカイブはせめてそのあとに見ようと思って意識的に避けている。

アニメやっている最中にずっと前のアルバムの話するのはなんやねん、という感じもあるけど、まぁアニメOPの虹色Passions!も買ったのでセーフ。


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んで、とりあえず遅ればせながら買ったアルバム・シングルを一通り聴いたわけなのだけど、3rdのエマ・ヴェルデさんの「哀温ノ詩」やばくない?

エマ・ヴェルデさんの曲を「Evergreen」しか知らなかった状態では自分の中ではエマさんの存在が正直一番掴みどころがないというか、もちろん好き寄りではあるんだけど、ちゃんと知るためにどこから掘り下げていこうか悩むキャラクターだったんだけど、まるまる覆った。

一応虹ちゃんの2ndライブ、当日に見れなかった1日目の昼夜公演も振り返り配信で見て、そのときからおやおや?という気持ちはあったんだけど、改めて音源で聴いて、とんでもねぇ曲だった。

このままうたわれるもので流しても違和感がないようなTHE 和風の曲調もさることながら、
昨今の早くてメロディもわりと詰まってる曲に耳が馴染んでるところに、めちゃくちゃスローでメロディも必要最低限の曲が投げ込まれて、それがあまりにストレートに突き刺さってきた。

テンポが遅くてメロディも大きく取ってるから歌詞の言葉数も多くなく、必要で一番心に来る言葉を的確に選んでるものだからこれもまた曲の良さに繋がってるし、
何より歌うっめぇのなんの。

めちゃくちゃ難しい曲を完璧に乗りこなしていて、真っ直ぐな曲に負けないくらいに真っ直ぐな歌声がとても良い。
優しくて温かい歌詞とメロディを最高の温度感で伝えてくれる。

スクスタのキズナエピソードが見れるほどエマさんの絆ポイントが溜まってなくて、一応概要は知っているのだけど詳細なバックボーンがわからないので、この曲のエピソードはちゃんと読みたい。
そろそろ自動編成を卒業してエマさんを編成に組み込まなければならないときが来たなと感じている。

もしあなたの心この詩で
救えているのならば
同じように誰かの痛みも
いつか導いて欲しい

あるスクールアイドルの詩がエマ・ヴェルデという女の子を救い、
今度はエマ・ヴェルデという女の子が誰かを救っていくのであろう連鎖。
μ'sに輝きを見た千歌がAqoursとして誰かに輝きを与えていく演出がアニメで一番好きな自分である。そりゃもう、こういうのにはとても弱いに決まっている。


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で、それはそれとして、もちろん「哀温ノ詩」以外にもぐっと来た曲はけっこうあった。
まず「無敵級*ビリーバー」が相当。

中須かすみという女の子が腹黒系(小悪魔系)とは言いつつ、実際のところ根はめちゃくちゃいい子で、ちょろかったり仲間想いだったりけっこう涙もろかったり、
ただ単に「自分は可愛いからスクールアイドルをやる」ではなくて、スクールアイドルが真剣に好きで「可愛いスクールアイドルをやりたい」って気持ちで向き合っているのがわかるからもともとわりと好きなキャラクターではあったのだけど、
素、というか、中須かすみの弱い一面と自分を奮い立たせる気持ちを同時に感じられるのがとても良い。

Bメロ?Aメロ?どっちかわからんが鏡の中の自分との掛け合いも好きだけど、

ここの世界中でたった一人だけの私を
もっと好きになってあげたい

BメロかCメロかわからんが、このあたりのフレーズなんかは中須かすみの原動力だったり行動理由だったりの中須かすみの根本にあるものを見られるし、
中須かすみ本人しか抱けない気持ちであるが故のいじらしさも強さも脆さも何もかも内包してて好き。

あと、中須かすみのパーソナルに限りなく寄り添った歌詞ではあるんだけど、同時に青春時代を過ごしながら何か悩み事を抱えているような人にもどっかしら刺さるんじゃないかと思う。
Mr.Childrenの「終わりなき旅」でボロボロになったあの時代の自分がこの曲に出会ってたとしても泣き散らかしてると思う。

どうでもいいがサビの「Hey! Girl in the mirror!」ってフレーズ聴くと
GLAYの「嫉妬」の「JEALOUS BEAST I'm in the mirror!」を思い出す。
どっちもたぶんMan in the mirrorあたりが元ネタなんだろうか。

閑話休題。

無敵級*ビリーバーを受けての3rdの「Margaret」はおそらくかなりの数のかすみん推しを感涙させただろうし、推しじゃなかったとしても推さざるを得なかったような人も多数いるんじゃなかろうか。

個人的にはこういうキャラのこういう面が見られるのはとても好きだけど、
最終的に中須かすみの曲の中でこの2曲が異色と言えるように、これからも今までの中須かすみを突き通してほしい気もする。
そうそう何度もこういう弱い面を見せられてもそれは中須かすみが目標にしているスクールアイドル像とは違うだろうし、中須かすみは「中須かすみ」をやり遂げてほしい。

とは言いつつもこういう曲が増えたらそれはそれで好きなので結局好きにやってくれという感じなのだけども。


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まだ各アルバム聴き込んだわけじゃないのでもしかしたらここから改めてはまってくる曲があるかもしれないけど、
ユニットシングルを除いた3rdまでの虹ちゃんの曲をさらっと聴いてみて、一聴の時点から特に惚れ込んだのはこの2曲。

1stは何度かライブで観て、3rdも2ndライブで見る機会があったわけだけど、
2ndアルバムなんかは特に事前知識がまったくない状態で聴いているから尚更聴き方があっさりとしてしまった節もあるので、そのあたりは何かしら来るものがあるかもしれない。


最後に、
正直なところ1曲まるまるを通して強く惹かれたって感じではないので個別な感想は省略するけど、桜坂しずくさんの「やがてひとつの物語」の一節、

起承転結の転になる

という歌詞はマジでやばいなと思った。
ただ、この歌詞が聴きたいがためだけに結構繰り返し聴いているので、もしかしたらもう曲が好きかもしれない。

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