20210328 虹ヶ咲学園 校内シャッフルフェスティバルを見て

2021年3月20日、21日、横浜ぴあアリーナMMにて、
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会校内シャッフルフェスティバル」があった。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のライブとしては2020年9月の2ndライブからだいたい半年くらいぶり、
虹ヶ咲学園の有観客ライブとしては2020年1月のラブライブ!フェスから1年と2か月くらい、
虹ヶ咲学園単独の有観客ライブなら2019年12月の1stライブまで遡って1年3か月くらいぶりとなる。

スクスタのメンバーの入れ替え機能をフィーチャーしたコンセプトライブであり、各々のソロ曲を交換して披露するということで、
こういうコンセプトは面白いとは思ったし、楽しみでもあったが、どうなるだろうなぁという気持ちも若干あった。

幸運なことに1日目の現地に行くことが出来た。

自分は2ndライブからちゃんと虹ヶ咲学園を追い始めたので、現地で虹ヶ咲のライブを見るのは初めてだったのだけど、
自分のそんな事情なんかどうでもよくて、三船栞子役の小泉萌香さんは2ndライブ少し前に加入したのでラブライブ!キャストとして観客の前に立つことが初めてでもあり、その初めてがなかなか特殊なライブになったなぁと思ってた。


とりあえず、事前通販で買っていたブレードを家に忘れた。

画像1

ちなみに点灯確認の開封すらしていないので、電池のところにプラスチックの絶縁体がまだついている。

画像2

行きの新幹線で気づいたので取りに帰るわけにも行かず、
まぁただもともとブレードより頭を振るほうが多いのでまぁいいか~と開き直り、現地でブレードほとんど振らないのに配信見てて振るわけもないので、これの出番は3rdライブで現地に行けたときになると思う。

久しぶりの東京でいろいろ見て回ったりはしたのだけどまぁそれは置いといて、
ぴあアリーナMMはSaint Snowの1stGIGでも行ったので、スタンド席に入ったときも実家のような安心感を持ってのんびりと待っていた。

試聴しないタイプの人間なのでBD4巻と5巻に収録されるDiverDivaとA・ZU・NAの新曲を初めて聴いたが、
DiverDivaはタイトルから和風だとは思っていたが、思っていたより和風だった。
A・ZU・NAのにゃんにゃんするやつは曲が始まった瞬間「マジか~」と思った。
まぁ会場内だったのでしっかり聴けたわけでもないし、ちゃんとした感想はBDが出てから抱こうと思う。


OPからシャッフル曲で始まるというわけではなく、
最初はアニメOPの「虹色Passions!」、そして「未来ハーモニー」がありアニメEDの「NEO SKY, NEO MAP!」。
1日目は途中でトラブルがあったけど、まぁそれは置いといて。

虹色Passions!NEO SKY, NEO MAP!は年末のらんらんるんるんのときに披露していて、正直なところだいぶ音程に不安感があったと思ったものだけど、
今回はもっとちゃんとリハの時間も作れたのだと思うし、年末に比べるとかなり成長がうかがえたパフォーマンスで、かつまだまだ成長する余地もあると感じた。
おそらく3rdライブでもやるのだろうけど、堅実に成長しているところが見えるとこれからが楽しみになる。


アニメーションを挟み、いよいよ。
関係ないけど、くじ引きしたあとに果林先輩が「行ってくるわね」って言ったから絶対果林先輩から始まるもんだと思った。

さて、前述のとおりこのライブはかなり特殊なライブで、
コンセプトは面白いし、楽しみだし、悪いことになるとは思っていなかったけど、いざ始まってからどう感じるかまではあまり想像できていなかった。


----------------------------------------------------------------

夢への一歩 / エマ・ヴェルデ

あ~~~!!!このライブの意義ってこれか~~~!!!!
と一瞬にして理解した。
そのくらい説得力というかパワーというか、有無を言わせず「良いな!」って思わされる納得感があった。他の組み合わせも良いものはもちろん多いのだけど、1日目のトップバッターとして最高だと思う。
歌う順番を本当はどう決めているかはわからないけど、
意図の上に決められたなら決めた人は天才だし、くじ引きなら神の思し召しでもあったんだろうか。

エマさんの歌声はまっすぐで包容力があり歩夢との共通点はわりと多いと思うけど、歩夢がこの曲を歌うときの頑張っている感じとはまた違い、難なく歌い上げているのが「エグいね」となる。

だから歩夢が歌うときにはある、「あなた(侑ちゃん)」や虹ヶ咲の仲間と一緒に二人三脚、十一人十二脚?で着実に歩んでいく、これから成長していく印象が、
エマさんが歌うと声の強さがあるから歌詞もまた違う印象になって、すでにみんなの芯にありながらももっとその強さを広げようとするような歌になるなぁという感じ。


これまでずっと支えられて 甘えてきたから
これから私があなた 支えられる様に
もっともっと強くならなくちゃ
今度は守りたい

歩夢らしさの塊みたいな歌詞なのだけど、エマさんの精神性にも繋がるところのある歌詞だなって思わされたし、
ここのあとのフェイクが特にエグい。


----------------------------------------------------------------

ドキピポ☆エモーション / 桜坂しずく

しずくの声はどちらかといえばかっこいいものだと思っているし、
この曲は璃奈の可愛さ極振りの歌声ありきだと思っていて、
なので、この曲が聴こえてしずくが見えたときは少しおおぅとなったのだけど、
なかなかどうして、これはこれでいいもので。

個人的に、最初の一発目の印象はその組み合わせ?ってなったけどいざ見てみると全然ありじゃん~って変わった二大意外性のひとつ。


曲と歌う人のシナジーが特別強い組み合わせとは思っていないのだけど、

いつか素顔を見せる日がきたら
どんな私でもありのまま
新しい世界飛びだせる

このあたりのフレーズを桜坂しずくに歌わせる意義は相当でかいと思う。

なんだかんだと二面性や隠れている面があるキャラが半分くらいを占めている虹ヶ咲だから、たとえばこれを歌うのがせつ菜や果林先輩でもなんだかんだ合うと思うのだけど、
やっぱアニメでそういうところがフィーチャーされたしずくが歌うとちょっと特別な気はする。


----------------------------------------------------------------

Evergreen / 近江彼方

こんなん聖母ですやん。

1日目の最後のMCで、彼方らしく歌うためにキーを下げたという話があったけど、いくつかの曲がキーを下げて歌われたのはわかったけど、この曲はちょっと気づかなかった。
雄大さや荘厳さを感じる始まり方なので突き抜けて明るいわけでもなかったからだと思う。

ButterflyやQU4RTZで見せるようなポップ寄りな彼方ではなく、いつもの夢の世界を歌うような彼方として歌われて、
もともと自分のこの曲の印象は突き抜けて明るいわけではなく、エマさんの故郷のスイスの大自然を思わせる雄大な曲で、エマさんの声と合わさることでポップさとその面でバランスを取っているような印象だったけど、
キーを下げて彼方が歌うと、雄大な大自然の印象が夢の世界にシフトしたというか、この見えてくる大自然の景色全部夢なのでは?って気になってくる。

彼方が歌うソロ曲の歌詞で描かれる夢の世界は楽しそうではあるけど、眠りに近い世界なので夜のイメージが強かったり、森の中という印象だったり、神秘的ゆえに少しばかり閉鎖的なイメージもあったのだけど、
彼方がこの曲を歌って連想される夢の世界は、どこまでも広がっていくエヴァーグリーンと雲ひとつなく澄み渡っているスカイブルーの大自然の中にあって、
彼方ももともとキャラクターや声質に包容力のある子だけど、この曲を歌う彼方の包容力は夜の世界にある優しいものではなくて、真っ昼間の大自然の中にある爽やかなものになったような気がして、今までにない彼方の夢の世界を楽しめたような気がする。


----------------------------------------------------------------

Starlight / 三船栞子

どこの悪い先輩に教えられたの!そんな顔しちゃいけません!

まぁどこの先輩も何も朝香果林しかいないわけだけど、果林先輩は幼気な後輩にこんなダンスを教えておいて「ドンクラ~~~イ!」ってやっていたわけで。

とはいえ果林先輩がパフォーマンスするとセクシーさ全振りのこの曲も、
栞子がパフォーマンスするとどうしたって可愛いし、小泉さんの楽しそうな笑顔もそれに拍車をかけていた。
サビ終わりのバックの映像の栞子なんかは特に、表情はちゃんとセクシーなのだけど口元に覗く八重歯がめっちゃくちゃ可愛いので感情が渋滞した。

初めて客前でするパフォーマンスが他のメンバーの曲という特殊なものにはなってしまったけど、
栞子の「決意の光」も歌うメンバーがせつ菜だったこともあり、せつ菜になら栞子の曲を託す意義は十二分にあったと思うし、実際せつ菜役の楠木さんはせつ菜だったら栞子の曲をどう歌うか、せつ菜らしさだけでなく栞子が自分の曲に乗せる思いもしっかり汲み取って考えてパフォーマンスしていて、
栞子の曲があれだけ大切に歌われるのであれば、栞子にとっても今回のライブは良いものになったんじゃないかと思う。

あとStarlightを歌う小泉さんが本当に楽しそうだったので、
3rdは出演者を見てオタク的に若干のダメージを負うことになったけど、それ以降のライブで栞子として栞子の曲が届けられるときにはもっと楽しいライブが出来るようになっていればいいなと思う。


----------------------------------------------------------------

ダイアモンド / 宮下愛

推しが可愛い!
天才!

ダイアモンド」の歌詞にある「笑顔」というワードを愛さんが歌ったことが、個人的には非常に印象に残っている。

愛さんが今まで歌ってきたソロ曲で「笑顔」というワード、並びにそれに類する言葉は常に使われていたし、
中の人的にも周りのメンバーが村上さんの良いところ好きなところみたいな話になったら必ず「笑顔」って言われていたりもするのだけど、
愛さんがそういう言葉を歌うときって、愛さん自身じゃなくて「君」であったり「みんな」であったり、とにかく他の人のことが多い。

愛さんは、友達がつらい表情をしていたら笑顔にさせてあげよう、自分のライブやパフォーマンスでみんなが笑顔になってほしい、そしてみんなの笑顔で自分ももっと笑顔になれる、という人で、
ネガティブに転びそうなときも自身でポジティブに変えられるので、彼女自身はもともと笑顔でいることのほうが多くて、
他の人の笑った顔が好きでも、自分の笑顔に対して特別なものってないんじゃないかと思う。まぁある人もなかなかいないかもしれないけど。


ダイアモンド」の中で「笑顔」という言葉が使われる歌詞は2フレーズ。

最上級レベルの笑顔で今日もレッツゴー!
ああ、ヒカリ瞬く笑顔にきゅんときたら
(特別な場所)連れてくからね

自分の可愛さを自覚していて、その上でもっと可愛くあろうと努力するかすみの曲だから、ここで歌われる「笑顔」は歌う人自身のものになって、
愛さんが歌えば、珍しく自分の笑顔について歌うフレーズになる。

いやね、愛さんの笑顔って本当に特別なんですよ。
元が天才肌の人間で卒なくこなせることが多くて、根がポジティブだから笑顔でいよう笑顔でなろうって思わなくても笑顔でいられることが多かっただろうし、
だからスクールアイドルとしてみんなを笑顔にしようと思っても、そのための武器として自分の笑顔が持つパワーについてきっと無自覚で、そんななのに愛さんは自然な状態ですごいパワーを持っている笑顔を見せてくれるから周りのみんなもファンも笑顔にしていってしまって、それで愛さんは「みんなの笑顔が素敵だから」でもっと笑顔になっちゃう人で。

でも愛さんを演じる村上さんが「私も可愛く見られたいと思った」って語っていて、
もちろんかすみの曲だからなのだけど、でもこの曲で自分の笑顔について歌ってくれて、ほんの少しだけど愛さんと村上さんが自分の笑顔のパワーに気づいてくれた気がして、とても嬉しかった。

ちょっと泣きそうになった。


何度か同じようなことを言ってはいるのだけど、あくまで演者のモチベーションとは別の話で、
一観客として声が出せないライブに不便を感じたことはないし、どんなバンドもアイドルもシンガーも観客も、観客がいないか声出せないうちにしか出来ないことをどんどん模索してほしいと思っているし、
なんだったら「普通のライブ」に対する認識のほうをいい加減この時代に変えていったほうがいいんじゃないかというくらいには、座って見れるし、静かにするべき場面でちゃんとそういられる今のライブの形式がとても楽しいのだけど、

L・O・V・E・愛さん!

だけは、この時勢になって初めてライブで叫びたいなと思った。

成績優秀・運動神経抜群・容姿端麗・コミュ力おばけ・おばあちゃんっ子・友達思い、
人間としてあまりに完璧すぎるくらいに完璧すぎる愛さんを自分は「かっこいい」と思うから好きで推しているのだけど、でもかっこいい推しが可愛い瞬間ってめっちゃくちゃ可愛いし、このライブの愛さんは可愛かったしかっこよかったし、最強だった。
不便を感じたってほどではないし、ライブに対する考え方を変えることはないけど、このライブで見た愛さんと村上さんに対しては、愛を叫んでみたくなった。三重の意味で。


----------------------------------------------------------------

眠れる森に行きたいな / 天王寺璃奈

可愛さの暴力。
可愛さもここまで極めたらもはや癒やしを通り越して有情破顔拳。可愛さで人が死ぬ。癒やされながら死ぬ。

彼方の歌うこの曲ももちろん可愛いのだけど、彼方の低めの声質で歌われるこの曲は可愛さと癒やしと包容力をいいバランスで兼ね備えていて、死にはしないけど永遠の眠りに誘うレベルで済んでいて、
ところが璃奈ちゃんが歌うととんでもねぇほど鋭角の可愛さが飛んでくる。なんだったら可愛いを通り越して毒まである。触ったら死ぬ。血中を可愛いが流れて赤血球と白血球のバランスを崩して死ぬ。

おまけに、鬼頭さんも言っていたけど「顔がいい」。
顔がいい人が顔をよくして歌ったらそりゃ顔がいいんだわ。自然の摂理。
璃奈ちゃんが表現したいのであろう表情が田中さんを媒介にして顕現している。だから田中さんは実質シャーマン。

普段は小動物的に速いテンポで細かい動きの多い璃奈ちゃんだけど、この曲では非常にゆったりした動きで踊っていて、
ダンスは詳しくないが速いダンスが難しいのは当たり前で、このくらいゆったりした曲調のダンスはそれはそれできっと難しいもので、田中さんもそこについて苦労したという旨をMCで述べていたけど、
なかなかどうして、めちゃくちゃ上手く踊っている。そして顔もいい。そして可愛い。

虹ヶ咲をまだちゃんと追っていないフェスのときからずーーーーーっと思っているけど、この人のパフォーマンスは本当にすごい。
悪く言うことはそりゃしないだろうけどそれ込みで考えても他のメンバーにベッタベタに褒められることも多いし、
一観客として見ていて「璃奈ちゃんとして」のパフォーマンスの完成度がすごいというのはよくわかっていたつもりだったけど、
璃奈ちゃんらしさを伴わない曲でもちゃんと璃奈ちゃんらしく、そして璃奈ちゃんの可愛さを最大限に表現していて、この人のパフォーマンスパワーは底なしだなと思った。あと可愛い。


----------------------------------------------------------------

決意の光 / 優木せつ菜

この曲歌うならそりゃこの子しかおらんのよ。

あくまでその人の持つ「大好き」を尊重しようとしたせつ菜、
適正のある道を選ばせることでが幸せになる道を示そうとした栞子、
結局のところ向かう先は同じで伝え方が違ったからぶつかることにはなったけど、お互いというか、主に栞子が歩み寄った今となってはかけがえのない仲間になったし、もともとライバルだったふたりが今仲間とかなの絶対せつ菜好きじゃん。あとしずくも好きそう。

スクールアイドルに出会い、知ることで変わったのは栞子だけど、それは在りし日の中川菜々もきっと同じで、
同じ志を持って、同じ方法で、だけどそれぞれの形で自分の想いを伝えようとしている今、変わり始めた頃の栞子の想いを今のせつ菜が受け取って形にするのってそりゃめちゃくちゃ熱いわけで。

栞子へのリスペクト、よりせつ菜らしくで歌い分けたDay1とDay2の違いもまた粋で、もともと好きな曲を違う表現で聴けて非常に楽しかった。


----------------------------------------------------------------

めっちゃGoing!! / 朝香果林

個人的に、しずくドキピポと双璧を成す、この組み合わせか~枠。
とはいえしずピポとまた違うのは、キャラクターも元の曲の色も完全に正反対というあたり。だからこそDiverDivaの持ち味は強くなるわけだけども。

ふたりの共通項といえば負けず嫌いというところで、この曲は愛さんのそういう面も現れていて、そこは果林先輩に通じるところはあるもののやっぱり基本的には反対の性質のふたりなので、そんなこの曲を歌いこなす果林先輩のすごさを観る曲だった。

VIVID WORLDみたいに、それなりにポップでも大人っぽさがなくなることはない果林先輩が満面の笑みを見せていたりして、「果林先輩が楽しそうだから万事よし!」ってなる。


----------------------------------------------------------------

あなたの理想のヒロイン / 上原歩夢

お前がヒロインだよ……歩夢……。

「あなたの理想のヒロイン いつの日にかなれます様に」という歌詞は、しずくが歌えば演じることで理想の形に近づこうとする歌詞なのだけど、
歩夢が歌えば「あなた」の理想に対して自分自身を変えようとする歌詞になるというか。

表現力豊かなしずくが歌うのとは違い、歩夢は歩夢らしく真っ直ぐに歌っていたと思ったし、歌詞の意味もしずくが歌うのと歩夢が歌うのとでは違うものを感じるわりにはすごく共通項を強く感じた。

個人的にはこのキャラクターにこの曲を歌わせるのが合うとは思いつつも、合うのがちょっと不思議でもある組み合わせ。


----------------------------------------------------------------

CHASE! / 中須かすみ

キャストさん的には意外性の塊みたいな組み合わせだそうだけど、曲調は確かになんせ投票で選ばれた組み合わせだし、個人的にはこの組み合わせは意外性どころかぴったりだと思った。

スクールアイドル「優木せつ菜」として、自分の気持ちが向くままに夢を追いかけようというこの曲は、「可愛いスクールアイドル」を追求するかすみにぴったりで、
ここからはキャストさんも言っていたことだけどかすみとせつ菜は目指すものが違うだけでそこに対する熱意は似通っていて、
「熱い」で形容されるスクールアイドルといえば優木せつ菜だけど、同じくらい熱い気持ちを持っているスクールアイドルは中須かすみだと思う。
本人は「そんな可愛くないのは嫌です!」って言いそうだけど、そうやって「可愛い」を追求するところは結局のところ熱い。

かすみ自身、なんだかんだ他のメンバーみんなのことが大好きな子で、それぞれにリスペクトしている部分はあると思うし、この曲を歌うとなれば真剣に向き合って自分にできるCHASE!の表現を探そうとすると思う。

だから1日目の最後、残りのメンバーと曲を数えてかすみがこの曲歌うってわかったときは非常に楽しみだったし、非常に期待どおりだった感じ。


----------------------------------------------------------------

TOKIMEKI Runners
Love U my friends

客前で10人での披露はどちらも初めてだけども、個人的にLove U my friendsは、最初の印象はめちゃくちゃ地味だったのに最近むしろどんどん好きになってきて今がとても最高潮なので、聴けて非常に嬉しかったし楽しかった。


----------------------------------------------------------------

Just Believe!!!

このライブで言うのもなんやねんという感じだけど、一番好きな曲だし一番期待していたし一番聴きたかった曲。

ダンスは今回初披露だったけど、今までの虹ちゃんの10人曲、あるいは9人曲にはなかったかっこいい感じがあり、曲に対する印象も自分としては同じようなもので、かっこいいし熱い曲。
希望に溢れる未来に向かって走っていく勢いがあって、サビの韻を踏みつつ軽快に進んでいくメロディもそれを加速させて、
もう 一人の夢じゃないね
ねぇ どんな奇跡でも 叶えてみようよ
あぁ もう勇気しか湧かないよ
等々のキラーフレーズがその中に散りばめられており、
ソロ曲をメインにしていて、実際目指す目標点もきっと違う虹ヶ咲が今この瞬間は仲間としてライバルとして一心同体となって走っていく点がものすごくじんと来る。

何度でも言われているけどソロ活動をメインにする虹ヶ咲だからこそ出来たこの面白いコンセプトライブの最後に、この先へ一緒に歩もうって曲を歌うのがとても綺麗。
特に栞子については、このタイミングではとても微妙な立場にあるというのもあって。

同好会にいるスクールアイドルはやっぱり10人であってほしいし、それを支える侑ちゃんがいて、11人のスクールアイドル同好会がいいなという気持ちはたぶんこの先も変わらないし、
9人の曲を10人の曲に変えたとかではなく、10人のために作られた曲はやっぱりその気持ちを再確認させられた。

栞子のソロパートの歌い方が2ndライブのJust Believe!!!ではわりと原曲に近く優しいトーンで歌っていたのだけど、今回のライブでは声がすごく前に飛んでいたのがすごく印象的だった。
やっぱ楽しかったんだろうなと思うし、もっとあぁいう栞子のライブならではの変化は見てみたい。


----------------------------------------------------------------

総じて

ライブとしては年越しのAqoursのWHITE ISLAND以来だったけど、やっぱ配信も声出しも着席も関係なくライブは楽しい。

お互いの曲を歌うことで他のメンバーがやっていた難しいことに気づいたり勉強になったと言うメンバーは多かったし、
自分のキャラクターとしての表現の可能性を広げられたとすれば、これを今度自分のキャラクターの曲に持ち帰ったときのパフォーマンスを見れるのが楽しみでもある。


どうしても話の中心が栞子になってしまうんだけど、5月開催予定の3rdライブはアニメのライブになるので、侑ちゃんがいる代わりにまた栞子がいないことになるらしいので、
今回、本人の曲じゃなかったとしても栞子がライブに参加出来たことは嬉しかったし、やっぱりもっと見たい気持ちも強くなった。

スクスタのキズナエピソードがどうやら次の曲に向かっているらしいので、年内くらいには4thアルバムも来るんじゃないかと踏んでいるのだけど、どうだろうか。

とりあえず3rdライブは3rdライブで楽しみではあるけど、
それ以降のライブももっと見たくなるライブだった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?