20200621 5年分のAqoursの思い出語り

最近めっちゃAqoursが好きなので、いちオタクのこれまでのAqoursの思い出をだらだらつらつら書いてみたい。

最近の自粛期間に1st、UC、ファンミ、2nd、3rd、4thと映像配信が多かったのもそうなのだけど、なんか知らないが最近めちゃくちゃAqoursが好き。
なんかそういうときあると思う。もともと好きなんだけどなんかもっと好きな期間みたいなの。

なので時間のあるうちに、ただのオタクのAqoursの思い出の整理をしてみたいと思って筆を取ってる。
「筆を取る」って現代風にするならなんだろう。人によっては文字通り筆を取る人もいるだろうが、大方はペンだろうか。自分はキーボードに指を置いてる。

とまぁそういうふうにキーボードに指を置き、2週間くらいかけて半分まで来たのであと半分くらいだろうか。
この序文みたいなところは最後に書こうと思ってたんだけど、その心算すら忘れそうなのでもう半分くらい書いたタイミングでこの部分に手をつけている。

Aqoursを見てきた思い出の記録なのだけど、Aqoursを語るにはμ'sの存在は欠かせないので、簡単にμ'sとの出会いから残していこうと思う。

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■2014~2015年

μ'sにハマったきっかけは、アニメ2期をやる直前、3月半ばくらいに知り合いから勧められたことだった。ちなみにその知り合いは5thが終わったくらいには他界して今はボイロのほうにいる。
もともと百合のオタクで、ラブライブ!を見たらにこまきにはまりそう、と言われたことがきっかけで、当時としても前時代的な手段だったと思うけどTSUTAYAでとりあえず1期の映像を2巻まで借りた。
2巻だから3話までかな。ファーストステップまで。
観終わって、気づいたら自分はまたTSUTAYAにいて、次の巻を手に取っていた。
その次の巻もまた借りに行っていた。

μ'sの2期は4月から放送で、勧められたのは3月半ばだったと思うけど、その3月のうちにアニメは網羅してた。ついでにニコニコで一挙配信とかもやっていたので、それも観た。
まぁ、ドはまりしていた。
2期が始まった4月のうちにはスクフェスも始めた。スクフェスのためにスマホを機種変更した。
思い返せば、そのアニメ放映中の5月の例大祭にはサークル参加してたんだよなぁ。ジャンルの引っ越しって感じ。


そしてアニメ2期を観終わった瞬間に劇場版の発表があり、5thライブが開催されて、劇場版放映、ファンミ等のイベントで駆け抜けていくμ'sを応援しながら、少し落ち着いた2015年の半ば、ラブライブ!サンシャイン!!というプロジェクトが発表された。
自分は特にそれについて何も感じなかったと思う。あー新プロジェクトやるんだ、ってくらい。

そのしばらく後に全員の「助けて、ラブライブ!」のキービジュアルが出て、その時点で好きになるなら曜ちゃんかなぁという気はすでにしてたと思う。
「君のこころは輝いてるかい?」がリリースされて、まぁのんびり追ってた。
ただまぁ、お渡し会とかはもともと行きたくないって性格だし、ニコ生とかはこのときやってないから、追ってたってほどもなかったと思うけど。
むしろまだまだμ'sが精力的に活動してたから、そっちを見ていたと思う。

そういえば「物語の舞台は、静岡県の沼津って場所」って言う設定を見て、静岡住みなんだけど札幌から引っ越してきた出不精なので沼津がどこかわからず、「近いのかな~いやでも静岡横に長いからな~」とかほわんほわん考えてた。
適度にボカすけど1時間もかからずに行けるって見ておったまげた。

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■2016年

*1月11日。

Aqoursが初めてのイベントをやって、その日にやったニコ生を見た。
めっちゃくちゃフレッシュだったなぁ。若い!って思った。
最後に、その年の夏にアニメ化って情報が発表されて、号泣する伊波さん、たぶんそれで台本が読めなくなった伊波さんのフォローに回って台本を読んだんだろうといった感じの斉藤さんを見て、わりと充分なくらいにもう仲良しでチームワークもあるのかな、という気がした。
応援したいなって思う真っ直ぐさがあって、ひねくれた性格ではあるけど頑張る人たちをないがしろにするほどひねくれてはいないので素直に追っていこうってのを決めることが出来た。
ただまぁ配信が長いとは思ったけど。なんせ1時間予定だったらしいのを2時間やってたようだし。

正直に言うと、アニメ化自体はあんまり歓迎してなかった。
なんせμ'sがファイナルを発表した後だったし、その慣例を見るならアニメ1期→2期→劇場版の流れがあって、Aqoursも始まったばかりなのに終わりが見えた気がしたし、
あと逆にμ'sと同じ道を辿る必要はないけど、1回くらい自由なワンマンをやって経験を積んだほうが、アニメでも、またアニメをなぞるはずのライブでも、もっと完成度が高いものが見れそうだったから。
なのでその点については少し複雑な気持ちがなくもないまま、Aqoursがニコ生で活動していくのを見ていた。


*3月31日、4月1日、μ'sのファイナルライブを経て。

ファイナルライブの感想は別のものだから言及しないけど、それなりにμ'sロス的なやつにはなったのだけど、あれはあれ、これはこれとばかりに、そのあとの3回ぶり?のAqours全員集合になった、恋になりたいAQUARIUMの発売記念のニコ生で、「μ'sのファイナルライブを見てきた」という話をしているのを見た。
Aqoursからμ'sの名前が出たのはこれまで千歌のセリフとしてだけあったけど中の人としてはこれが初めてで、言いたいことは固めてはいただろうけど言葉を選びながら語る言葉の中にμ'sに対しての尊敬や憧れみたいなものを感じることが出来て、Aqoursというか少なくとも伊波さんにはその気持ちがあるのかなって思えた。
だとすればこそ当時のAqoursの大変な立場について、そのプレッシャーのすごさを少し想像したような気がする。


ついでにその話の直後に話をふられたときの斉藤さんの「ほーい。」から「続いてはこちら! じゃーん、ユニット!」ってところで斉藤さんが好きになった。
あの話題で緊張した空気だったのに、斉藤さんが喋っただけで一気に「斉藤朱夏」って感じの空気に変わるの、今でもAqoursのライブのMCで度々感じるけどもう才能の片鱗が見えてたんだなぁ。


アニメ化。

μ'sに弱らせられた涙腺のおかげで1話から泣きながら見てた。
関係ないけど推しカプにドハマリしたのはこのアニメ放映中。

5話の次の日だったかな? にやってた沼津の夏祭り課外活動、現地参加。
これ普通に楽しかった。夏祭りだし。お祭りだし。
フルでないとはいえ「青空Jumping Heart」の初披露のその場に自分は居合わせていた。誇っておこう。

アニメは今にして思えばけっこうAqoursの物語の序章みたいな感じで終わったからまぁ、どうだろ。制作陣インタビューを見て1期で完結できる物語にしたって言ってはいたけど、あれは2期前提だったと思う。
ただAqoursはAqoursとして、μ'sとは違う道を歩みます!っていう宣言を見たように感じて、たぶんここまでのAqoursに一番求めてた答えが見れたような気がしたアニメ1期だったから、それが大事なこととされていたのかな。
だから、アニメ化はまったく歓迎していなかったと書いたけど、個人的にはかなり早いタイミングでアニメをやった意味は十分に感じられたんじゃないかなと思う。
最終話のミュージカルもアニメ時点から大絶賛だったよ自分は。不評だったらしいが。

1stライブの告知があって、まぁやるだろうとは思ってたし、予想通りだろうがなんだろうが楽しみなものは楽しみだった。
「決めたよHand in Hand」「夢で夜空を照らしたい」「届かない星だとしても」あたりをはじめとして好きな曲は多かったし、ラブライブ!である以上やっぱりライブは欠かせないと思っていたし。

アニメ1期が終了して、しばらくのんびりした期間と「ジングルベルがとまらない」の発売を経て、12月27日だったか、クリスマスミニライブがあった。
これ実は当選していたのだけど行かなかった。
なんせ当時は接客業で、そして年末で、非常に体力を消費する期間にギリギリねじこんだ1日の休みだったのもあって、静岡は沼津(の近郊)から東京に行きライブハウスでのライブを観る、というのは少し体力と時間的に厳しいところがあるなぁと思ったし、ニコ生で配信もしていたので無理はしないことにした。
今でもそうだけど、ライブを観るのは好きでもLVとかがあるならそっちでもいいかとなるタイプだし、そんなに後悔はしてない。
ただ静岡から東京に行ってライブを観て当日のうちに帰るのはそれから結構やってる。

ナンバリングライブとしてはこの2か月後に初めてのライブが控えていたわけだけど、単純なクリスマスイベントという意味だけじゃなくてライブ慣れの場としても必要だって判断があったりしたのかな。
まぁそこらへんの思惑はよく知らないけど、少なくとも見てる側、そしておそらくはキャスト側にも、1stライブに向けての勢いづけとして意味のあるライブだったんじゃないだろうか。

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■2017年。

1stライブの前にニコ生が1回か2回あったけど、2月のときのAqoursキャストみんなテンションが高すぎてめちゃくちゃ笑いながら見てた。
ライブ前特有のテンションだろうか。祭りは準備のほうが楽しいとは言うけども。
このときはせいぜい斉藤さんが好きだなぁくらいで個々人への思い入れってそんなになかったんだけど、キャストが構成するAqoursというグループのことはもう普通に好きだったんだろうと思う。好きじゃないグループの配信見て大笑いとかしないし。


*2月25日、26日。
1stライブ。

個別にここが楽しかった良かったって挙げるにはもったいないくらい、とにかくすべてが楽しかったって思い出はあるけど、どうしても一番の印象は逢田さんのピアノ演奏に尽きる。

1日目の「想いよひとつになれ」でピアノ演奏を見たときは、ただひたすらにテンションが上がって静かに泣きながら観てた。テンションが上がりつつ静かに泣くことしか出来ないという不思議な感情、たぶんこのときからめちゃくちゃいっぱい経験した気がする。

アニメ本編だとこの曲は梨子ちゃんだけ東京のピアノコンクールに行っていたタイミングで、梨子ちゃん以外の8人でパフォーマンスした曲だった。
だからアニメを見たときは、順当に逢田さんだけ1曲休みが多くなるのかな?くらいの気持ちだったと思う。

気持ちとしては、
「歌っているのは8人でも、ピアノの音があるのだから想いよひとつになれは9人の曲だ」
ということは最初から思っていたし、
キャストのパフォーマンスで踊るのが8人でも、ピアノの音で梨子ちゃんがそこにいるっていうことを感じられるならそれでもいいんじゃないか、という感じで重ねていたと思う。

結果はどうだ。
逢田さんはピアノを演奏して、Aqoursは8+1かもしれないけど9人のパフォーマンスをした。予想していた人もいたかもしれないけど、少なくとも自分の期待よりずっと遥か上の演出だった。
梨子ちゃんのピアノ演奏とAqoursのパフォーマンスを重ねて9人の映像にしていたアニメにより近く、それでいて同じステージ上に9人がいることでアニメよりもさらに9人の曲になっていた。

アニメーションの再現というのはラブライブ!コンテンツの醍醐味だと思っているけど、ここまでやってくるか、と感嘆した。
それで劣る劣らないの話ではないけど、μ'sがやらなかったことにAqoursはもうこの時点で挑戦していた。1stライブという大舞台で、もうすでにその域に入ろうとしているんだと思った。

μ'sを追いついてやる・超えてやるって気持ちがあったかはわからないけど、後々になって話題に出るAqoursのμ'sへの愛を見ていればそういう次元の存在ではないんだろう。
ただ両グループの1ファンとして個人的な感想で言えば、自分はAqoursがこの時点でもうμ'sに食らいつくレベルにも思えた。
1stライブ故の未熟さは随所にあったけど、あれだけ絶賛されていたμ'sよりもダンスに求められるレベルは数段上に見えた。ダンスはよく知らないので責任を持っては言えないが。


話がずれた。
*2日目の想いよひとつになれの話。

ピアノの演奏があることはわかっていて、逢田さんが1日目に降ってくる花火が熱かったと言っていたから今日は花火は止めるのかな、とか思ってた。
あとしょうがないことだけど、1日目は終始緊張した面持ちだったから、演奏前のお辞儀やピアノの前に座ったとき逢田さんが笑顔だったことが強く印象に残っている。

演奏が始まって、最初のサビが終わってピアノの音だけになるセクションに鳴った不協和音と、動揺する逢田さんの表情と、それでも鳴り続けたオケと踊り続けようとするAqours。少し経ってオケが止まったときに何を考えていたか、今となってはよく思い出せない。
さすがに何が起こったかよくわからなかった、とまでは言わないけど、逢田さんが大丈夫かどうかずっと考えてたんじゃないだろうか。マジでよく覚えてない。

誰よりも真っ先に階段を駆け上がった伊波さんと、
失礼ながらこういうときにあまりそういう行動は取らないで見守る立場にいそうな諏訪さんが歩み寄って、
「大丈夫、大丈夫」「できる」と手を握って力強く言い続ける鈴木さん。
聞き及んだだけなので本当かはわからないけど、あまり多くのメンバーが行ってもだめだって小宮さんが判断して小林さんを静止していたり、斉藤さんは他のメンバーのケアに回っていたりしたらしい。

人前で演奏したことはろくにないが楽器経験はあるのと、また高校演劇にて若干舞台に立ったことがあるから少しは想像できるのだけど、一度失敗したところって意識しすぎるせいなのか呪いみたいに何度も失敗を繰り返しかねない。まして人前だとなおさら。
だからもう1回やるとなったときは、正直に言えば不安でしょうがなかった。もしもう1度失敗したらどうなってしまってたんだろうか。

だけど逢田さんも、他の8人も、「もう1回」を選んだ。
逢田さんはたぶん責任感で、他の8人はたぶん逢田さんへの信頼で。
だと思ってる。

結果、2回目の演奏は成功した。
逢田さんが笑顔を見せることはなかったし、最後の1音の鍵盤を叩くときの震えた手は忘れられないけど。

この失敗について、後に逢田さんは強く反省する文章を公開してた。
お金をもらってステージに立っている以上、失敗は許されるものじゃないしプロ失格だ、と。
本人が反省しているものを押しつけがましく美談にするものじゃないし、実際どう繕ったって失敗だったのは間違いない。

だけどキャラクターとキャストのリンクを重んじてるラブライブ!で、ピアノを演奏できる桜内梨子という女の子を演じる逢田梨香子さんはピアノ経験すらなく楽譜すら読めなく、その齟齬を埋めるための努力が間違いなくあったわけで、
2日目の失敗とそれを乗り越えた成功は、桜内梨子というキャラクターじゃなくて逢田梨香子さんの努力の上にあったものだと思う。

ライブを観ているときはキャストさんとキャラクターを気づけば同一視しているというくらいの没入感を持って観ているけど、あの瞬間だけは逢田さんを通して桜内梨子を見てるんじゃなくて、逢田さん自身を観ていた。
そしてそれがあまりに魅力的だった。
失敗と成功の上に観た逢田さん自身は本当にかっこよかった。


あとはなんだろ、斉藤さんが体力おばけすぎてびびった。
ライブで踊って歌ったあとにあんな全力疾走するかね。


ともかく、無事とは言えないかもしれないけど1stライブも残りわずかというところで例のごとくやる今後の発表事項。
「2nd LIVE」って表示されるのはもう正直予想していたし、それでもテンションは上がるものなのだけど、文字がずれて「TOUR」ってついた瞬間に素でテンション上がり狂っちゃった。
さすがにこのタイミングだとAqoursよりはμ'sの功績があった上に成り立つライブツアーというのは否めないかもしれないけど、1stライブで観たAqoursのライブはアクシデントも含めて素敵なものだった。
もし1stライブが期待外れであれば、正直本当に大丈夫かと心配になっていたと思うのだけど、ここでテンション上がり狂ってたんだからもうその魅力に憑りつかれていたんだろう。
まぁ、それにしても「今年かよ!しかも2月も終わるのに今年の夏かよ!」くらいは思ったが。

2ndツアーの最速先行抽選申込券がBDの5,6,7巻につくというのは慣例ではあるけど、ちょっと不意を突かれた。
この発表まではこの最速先行抽選申込券の概要って「Aqours出演のイベント」となっていて、まさか2ndライブがツアーとは思っていなかったし、まさかそんな伏線を貼ってくるとは。

あとアニメ2期はまぁ、あると思ってたのでまぁ。
いやテンションは上がったけど。


*4月、「HAPPY PARTY TRAIN」リリース。

この曲、未だに決められないAqoursで一番好きな曲候補のひとつに上がるくらい好きな曲。
春っぽく爽やかながらも、フレーズも音選びもどこか切なくて、センチメンタルポップとして最高によく出来てる。
出会いと別れと旅立ちを歌う歌詞も素敵で、個人的に大サビの果南レールのあたりのバンドのキメがめっちゃヘドバンポイント。
エンディングの善子と花丸のコーラスのところ、あそこオタクはいつもハイハイするけど聴きたいよなぁっていつも思う。まぁオタク全然黙れないから叶わぬ夢だろうが。


8月から9月、2ndライブツアー。

5thまでは、個人的にはHAPPY PARTY TRAINをタイトルに掲げたこの2ndライブツアーが一番好きなライブだった。
アニメの再現を重視するラブライブ!コンテンツだけど、このライブについては再現するといえばPV付き新曲としてHAPPY PARTY TRAINがあるくらいで、それがないというのはある種では自由にできるライブという意もあるわけでお祭り騒ぎのような楽しい時間だけがひたすらに続くライブだった。
アニメーションを背負ってするコンセプト色の強いライブもいいけど、普段がそういうライブをやるコンテンツであるからこそ、その反動か自分はこういう自由なライブが好きだ。
アニメに囚われない自由なAqoursの魅力というのもよくわかるライブでもあるし。
アルバムだとコンセプト色が強いほうが好き。Mr.Childrenの「深海」とか。

あとは好きな曲が多かったのも嬉しい。
ハピトレ、届星、夏への扉、デイドリ、スリワン、近未来、P.S.、SKY JOURNEYなどなど。

あと確か神戸公演でオタクの「お水おいしいー!?」と叫ぶ最底辺の文化に対して、伊波さんが「よかったねー」と返してたのが可愛かった。
なぜあれをBDに収録しない。なぜだ。


さて、Aqoursのナンバリングライブは観ていると必ずどっかで泣いているのだけど、先述の通りこのライブはお祭り感が強くて泣いた記憶があんまりなかった。
あとでAqoursのライブのどれかをBDで観返そうと思った機会があって、家でボロボロ泣く気分でもなかったので2ndを観たことがある。

そりゃもう楽しかったので、全然泣かなかった。
最後までは。

このライブの最後のいつもの発表タイムに、スクールアイドルフェスティバルオールスターズが発表された。

当時はライブビューイングで見てたけどなんかもう立てなくなって椅子に座り込んだし、BDで見てたときもすっかり記憶から抜け落ちていてやっぱり泣き崩れた。

μ'sの声がまた聞けたことと、
もしかしたら一切絡みはないのかなと思ってたAqoursと話していることと、
名前を呼び合っていることと、
あとなんだろう、たくさん嬉しすぎてもうこれ以上が出ないわ。感情ぐっちゃぐちゃ。
それでそのあとのAqours(キャスト)の嬉しそうな顔ったら。さらに嬉しいことが9つ増えた。

2期の映像はどうだったかなぁ。
正直なところ、推しカプがくっついてた記憶に全部持っていかれてるし、そもそも予告の記憶を残してもあんまり、という気もするし。


さて。

10月。アニメ2期。

*1話。
「卒業」ってテーマをはっきり匂わせて、まだ廃校はどうにも出来ていない、という課題を描いたのを見て、とにかくAqoursってまだまだ逆境が多いんだな~と思った。
だけどまだまだ心折れそうにないAqoursは頼もしかったし、彼女たちならなんとか出来るだろ、とも思った。思っていた。


*話は跳んで6話。
すごいどうでもいいんだけど、この話を思い出すと、小学校の道徳の教科書の『自分と他人の「いいところ」』みたいな図を一緒に思い出す。
・自分も他人も知ってる自分のいいところ
・自分しか知らない自分のいいところ
・自分は知らないけど他人は知ってるいいところ
・自分も他人も知らないいいところ
って感じで4分割されてて、それぞれに名前をつけていたような図。
それで確か「自分は知らないけど他人は知ってるいいところ」に「盲点」と定義されていたと思う。

千歌の「盲点」は千歌が思うよりもずっとずっと大きくて、曜ちゃんと梨子ちゃんは千歌が知らない千歌のことをよく知ってる。
それだけで充分に2年生が完成されているのでは。

2期EDの「勇気はどこに? 君の胸に!」はやっぱり決められないAqoursで一番好きな曲候補のひとつなんだけど、2Bの2年生パート、
信じてあげなよ 自分だけのチカラ
 君が君であろうとしてるチカラ

を2年生が歌うことに繋がる文脈が、この話であまりにも強くなった。
もしかしたらルビィが千歌パート、善子と花丸が曜ちゃん梨子ちゃんパートを歌ってもいいかもしれないけど、個人的にはやっぱ2年生に歌ってほしいな。Awaken the Powerあるし。

あとこの話の直後は劇中の千歌のパフォーマンスが物議を醸し出していて、
1stがあったし、今度は美談にする隙が一片もない事故もありうるから「それも致し方なし……」と思っていた。


*7話。
「は?」となった。キレてるんじゃなくて、状況が掴めなくて。
2期前半は若干遊んでる感もあったけど、前話であれだけ努力した千歌を見せた直後にこの展開になる?と。
いやこれ若干キレてるっぽいな?
自分はキレてたんだろうか。

劇中のAqoursが「μ'sフォロワーのAqours」じゃなくて「Aqours」として活動していく始まりの瞬間っていくつかあって、だけどこれだけが外的要因からそうせざるを得なかった瞬間であり、一番決定的な違いだと思う。

廃校を止めたμ'sは最終的に音ノ木坂学院には「何も残さなかった」、
廃校を止められなかったAqoursは「浦の星女学院の名前を残す」ために優勝を目指す。
失望を経て新しく得たものは、大事な一歩と大きな目標だったなと思う。


*12話。
全部通して全部好きだけど、千歌がみんなに決勝前の想いを聞いていくのが好き。
世界を救うための後戻りが出来ない戦いになるラスボス前にパーティーメンバーに話を聞いていくやつじゃん。

スクールアイドルを志すきっかけになった場所に行く千歌、そこで出会う曜ちゃん。あのときと同じように風が吹いて、チラシをさらう。行き着いたμ'sを見た場所で曜ちゃんの想いを聞く。
UTXから出てきた梨子ちゃんが涙を流しながら力強く「勝ちたい!」って言うシーンが特に好き。すっかり沼津内浦の人間で、浦の星の生徒で、Aqoursのメンバーである梨子ちゃんを感じる。
曜ちゃんは相変わらずだけど、大親友と一緒に何かをしたいって悲願だったからね。しょうがないね。あのときと重なるシーンを経て、あのときとは違って一緒に何かをしていること、大切な仲間が増えていることの強さ。
そして梨子ちゃんがふたりに抱き着いて、ぎゅーっとして、3人で笑う。2年生っていいな……


からのWATER BLUE NEW WORLD
曲自体はこれでもかってくらいAqoursに通じる名曲で、やっぱり一番好きな曲候補で、それだけでまぁいいとして、
この曲の映像の中に、UTXで上映されているAqoursのパフォーマンスを見た女の子が目を輝かせる場面がある。
自分はラブライブ!サンシャイン!!というアニメで1期2期劇場版まですべてを通して、このシーンが一番好きだ。

μ'sに影響されてスクールアイドルを始めた千歌が紆余曲折ありつつもメンバーを集めてAqoursになって、0票という悔しさも、廃校っていう大きすぎる失望を感じてもなお立ち上がって走り続けて辿り着いたラブライブ!決勝で、μ'sに出会ったあのときの千歌と同じように見ている誰かに影響を与えていく。
物語の美しさがここに何もかも詰まっている。すごい。考えた人天才か。


*13話。
すっげー余談に過ぎない話を言いたいだけの13話なんだけど、浦の星女学院に別れを告げるために、1年生と、3年生と、「曜ちゃんと梨子ちゃん」という組み合わせで思い出の場所でそれぞれ語り合うシーンがある。
順番としては1年生→「曜ちゃんと梨子ちゃん」→3年生で、
1年生は図書室で語り合う。最後に3人で扉を閉める。この時点で涙腺はボロボロなんだけど。
次のシーンが音楽室でピアノを弾く梨子ちゃん、「いい音だね」って言う曜ちゃん
最初は千歌も出るかなぁって思いながら観てたんだけど、どうやら千歌はいないらしい。あれ、曜ちゃんと梨子ちゃんふたりきり?
ふたりで窓の外を見る。これ二次創作で見たことあるシチュエーション。
「私ね、ずーっと言っておきたいことがあったんだ」と言って窓枠に腰掛ける曜ちゃん。
「実はね、梨子ちゃんのことが……」
「だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「いすきっ!」
「私も!」

!?!!!!!??!??!?!??!!?!??!?!?!?!!!?????!??!?!??!?!?????!?!?!??!(渡辺ぇ!?)??!?!?!?(混乱)??!??!?(桜内!?)!!??!?????!?(慟哭)!!??!?!??!?!(友情ヨーソロー)??!?!?!??!?!?!??!?!?!?(歓喜)?!?(驚愕)!?!?!(感謝)?!??!?!?!??!?!?!?(興奮)!?!!?!??!???!???!!(本能)?!??!?!?(感銘)!?!??!?!?!?!??!?!??!?!(可愛い)(なんだこのやりとり)(天使か)!?!??!?!??!?

そのあとの3年生のこと落ち着いて観れなかった。あとでちゃんと観た。
推しカプで殴られて死ぬかと思った。ボロクソ泣いてたのに涙全部引っ込んだ。

曜ちゃんもともと人をはっきり嫌いになるような性格じゃないし梨子ちゃんのことも好きだからこそあの友情ヨーソローで千歌と仲良い梨子ちゃんを見て千歌を取られたような気がしてしまったときにはきっとどこかで梨子ちゃんへの申し訳なさもあったから梨子ちゃんから電話がかかってきたときに千歌とへの友情と梨子ちゃんへの友情と申し訳ない気持ちと梨子ちゃん本人にそれを打ち明けてしまうことへの感情がぐちゃぐちゃになって泣いてしまってそれが無事解決したあとでもきっと梨子ちゃんに対してそういう気持ちになってしまったことも東京にひとりコンクールに出る梨子ちゃんを気持ちよく見送れなかったこともきっとどこかで引っかかってたと思うしあのシーンで大好きって改めて言えたことで曜ちゃんの中での梨子ちゃんへの確かな友情が曇りなきものになったと思う。

言えてよかったなぁ……渡辺ぇ……


11月。

Landing Action Yeah!! ファンミーティングツアー。

なおほとんど行けなかった。本当の本当に最終公演で、鈴木さんが足に怪我をしてしまってライブは出来なかった回しか見れなかった。

私事なのだけどこの頃、シンプルに接客がマジで嫌になったのと、2日連続の休みが確保できないのと、ライブとか行くのにスケジュールのやりくりが必須なのもめんどくさくなって、
普通に土日が休みで人権が確保されている(と求人票には書かれていた)仕事に転職したのだけど、転職先のスケジュールの都合でしばらく土曜は出勤で日月が休みという形になって、それが3月頃まで続いてた。

んでこのファンミのLV、ほとんど土曜日だった。しかも仕事も9時6時じゃなくて10時19時で、行こうと思えば沼津まで見には行けるけど、半分以上見れない。
マジでこの頃が一番しんどかったように思う。

というわけで思い出という思い出はあんまりない。つらい。
某動画サイトにイケメン選手権の動画が上がってたのを欲に負けて開いたから、某氏の「一緒に寝よ?」と某氏の「味見ぃ、したいんだよね」は観た。

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■2018年。

Landing Action Yeah!!のファンミが年を跨いでいたから、正確にはファンミの最終公演はこの年の3月になる。

最初は前述の通り仕事のアレがアレでマジでクソな期間だったので、4月に入って客先の仕事になってからようやく人間に戻れた。


*4月末、HAKODATE UNIT CARNIVAL。

ちょうどGW前だった記憶がある。
まだ有給は取れなかったので、平日の1日目は参加できなくて、2日目にオフ会も兼ねて東京まで出てライブビューイングを観た。

正直に言うと、自分としてはそんなに熱量が入っていた公演ではなかった。
ユニットの曲は好きだけどAqours9人の曲があんまり聴けないってことだし、Saint Snowのライブは嬉しいけどもっとちゃんとした場で聴いてみたかったなぁと。それこそ3rdライブとか。
まぁ今にして思えば3rdライブにSaint Snowをスムーズに入れるための布石としての公演だったと思うし、Aqoursも1stの前のクリスマスライブがあったからそれに近いものだったのかな。

でも楽しかった。Aqours9人の曲が好きだろうがなんだろうがユニットの曲も楽しいし、Saint Snowのパフォーマンスの完成度は高すぎた。なんだったんだあれ本当に初か。

ちなみに私事なのだけど、
このときの「近未来ハッピーエンド」の大サビの、
ずっと憧れてたんだもんとは
の「ずっと」のとこで小節頭で1拍ブレークして2拍目にダーンッって来るやつがあるんだけど、思いきり頭を振ったときに眼鏡を落として、自分はコンタクトにすることを決めた。
あんまり音量の大きくない映画館だったから眼鏡を落としたカシャッという音がそれなりに響いてちょっと悲しい気持ちになって面白かった。

あの小節頭に1拍置いて溜めて2拍目にダーンって来るやつが大好きで必ず強めに頭を振ってしまうので、サビの折り返しで毎回来るみらぼくは大変。

それこそみらぼくとかスリワンみたいな最初から頭振るのがわかってる曲のときは普段は眼鏡は外していたし、近未来も外す曲なんだけど、先述のとおりあんまり熱量が入っていたわけじゃなかったので楽しみつつもわりとおとなしく見ていたのだけど、その部分だけは本能で振っちゃった。


*6月、3rdライブツアー。

私事だけどコンタクトになった。

この頃は有給は取れたけど仕事がどうなってるかわからなくて、例によって3箇所6公演のすべて現地には行けなかったけど、2か所目大阪の1日目以外は全部LVで観た。
大阪1日目は確かどっかで内田彩のライブを観てたんじゃなかろうか。

3rdライブツアー、全体を通してまた好きな曲が多い。
Aqoursは単純に好きな曲が多いからそりゃ当たりも多くなるというものではあるけど、特に未来の僕らは知ってるよWONDERFUL STORIESはそれだけでお釣りが来るレベル。
そこにWATER BLUE NEW WORLD勇気はどこに?君の胸に!などなどが混ざってきたら最早お釣りが万札で返ってきたようなものだ。

だけどやっぱり、このライブで熱が高まったシーンといえばMIRACLE WAVEだと思う。
8人のやるドルフィンも相当な難易度なんだけど、ロンダートというパフォーマンスをやった千歌がアニメで放映された時点で、この曲に対しては期待と不安がごちゃ混ぜだったと思う。

伊波さんが実際にやったのは側転とバク転を別個にしていて、Twitter有識者が言うには分けることで勢いを殺しているからバク転が難しくなっているだとか、逆にバク転にだけ集中するためにあれで正解だとかいろいろあったけど、
とにかく重視されるべきは、このパフォーマンスでの失敗はもしかしたら取り返しのつかない事故になる可能性があった、ということで、1stライブでの逢田さんの失敗とは後に残るものが違っていたかもしれない。
伊波さんも「ちょっとだけ怖いと感じていました」と後に語っていたし、当然だと思う。

でも、伊波さんは6公演中5公演は綺麗なバク転を披露して、残る1公演も少しよれてしまったくらいでライブツアーを完走した。
曲中でのパフォーマンスだから自分のペースで跳べるものでもないし、
それまで何曲か踊って歌って体力だって使ったあとで、
期待も不安も渦巻く衆人環視の中の一発勝負で、
アニメの再現を重視するラブライブ!ってコンテンツで、
再現の大事さは伊波さん本人が大ファンだからこそよくわかってるだろうし、
どれだけのプレッシャーがあったのかおよそ想像の及ぶ範囲ではないけど、それでも伊波さんは跳んだ。

Aqoursのリーダーは最高にかっこいいんだぞって胸を張って言いたいし、言ってほしい。

後からニコ生で語られたエピソードで、
斉藤さんと逢田さんが「じれったい自分~」と歌う後ろで、伊波さんと小林さんが向き合う形になるのだけど、その瞬間に小林さんが「跳べるよ!」って念を送って頷きあってたって話がすごく好き。
誰が一番って話じゃないけど、小林さんのAqoursや仲間に対しての愛って本当にすごいから、パワーはみんなから申し分なくもらっていただろうけど、最後の一押しを小林さんが渡していたらいいなと思う。

あと伊波さんが跳んだあとに8人が画面分割で映るワンシーン、伊波さんのバク転の成功を信じて信じて、それでも跳んだあとには浮かべる最高に嬉しそうな誇らしそうな表情も大好きなんだけど、あの一瞬のアニメ再現のために少なくとも8人のカメラマンとスイッチャーやらなんやらが力を合わせていると思うと、ラブライブ!ってコンテンツは本当に多くの人の力を巻き込んで作られているんだなぁと実感する。

伊波さんが後に「ちょっとだけ怖いと感じていました」と語ったのは3か所目福岡2日目、3rdライブツアーの本当に最後の最後の公演のMCなのだけど、
伊波さんがライブのMCで語る話って、基本的にAqoursを代表した気持ちを語るようなことが多いと思う。統計取ったわけじゃないから真偽のほどはわからないけど自分はそう思うのでその前提でいる。それだけに、ここで個人の気持ちとして「怖いと感じていました」って語るのがすごく印象的だった。

初期の伊波さんって張り切っている感じがすごくて、某所ではオラついてたとも揶揄されてたりするけど、まぁとにかく頑張りすぎていたと思う。
もともとラブライブ!が大好きでμ'sの偉大さはよく知っているはずの人だし、そのあとに続くプロジェクトで注目度も高くて、かつ自分からしてみれば愚考としか思わないけど反感もあったりしたわけで。
そのリーダーを託された当時の伊波さんは19歳で、その若さでそんな立場になるって余程のことじゃないか。

後からAqoursのメンバーにも言われたりしてるけど、そんな伊波さんが自分が頑張らなきゃって意気込んでいたところから少しずつ力を抜いて周りに託したりするようになってきたそうな。
配信や浦ラジを視聴してても伊波さんの気が上手く抜けてきている感じはちょっとずつ見て取れたし、素の気質はこの頃にはすっかり見えるようになってたと思う。

伊波さんが「怖い」と本音を吐露したことって、高海千歌としてステージに立っている伊波杏樹じゃなく、伊波杏樹本人の気持ちだったわけで、そうやって素の部分を見せたことで、伊波さんはさらにリーダーたる存在になったと思う。上手くは言えないけど。
μ'sの穂乃果みたいに、そのままで常に自分が先立ってみんなを引っ張るようなリーダーではなくて、
高海千歌らしく、目指すものがあって、熱い気持ちを持った努力の上で、少し弱かったり子供っぽいところが人を惹きつけるような、かっこよくて可愛いリーダー。

高海千歌も伊波杏樹もきっとMIRACLE WAVEを通して、「誰かみたいな」じゃなくて、より彼女たちらしいリーダー像をさらに確立させたんじゃないだろうか。


勇気はどこに? 君の胸に!は2期11話があったからか、みんなで歌うというのがライブのお決まりになっている。
そしてCメロ終わりの「がんばって挑戦だよね」というワンフレーズは、音源では全員が歌っているのだけどその2期11話に自然発生的な形で近づいて、そのフレーズでは観客も黙って伊波さんがソロで歌うのがさらなるお決まりになっている。

この曲はもうひとつ、同じく自然発生で慣例になったパートがあって、
心が求める誇らしさ 走り続けてつかめるミライ」の一文も観客が黙って原曲通り伊波さんのソロになるのだけど、
続く「夢がたくさん 夢がたくさん 消えない夢が…」の部分を伊波さんひとりと他の8人+観客の掛け合いになるという一幕がある。

この掛け合いが上手くいったときの伊波さんのくしゃっとした嬉しそうな笑顔が大好きで、それを見たい一心で、ライブでは必要な場所以外で声を出さない自分もめちゃくちゃ一生懸命歌ってる。

今でもそれは続いてるけど、伊波さんがきっと見えない部分で重ねてきたであろう努力を讃えたい気持ちが強くて、この3rdライブ、特に最終公演が一番力が籠もったと思う。


*ユニットファンミツアー。

前回のランアクファンミの反動でLVは必ず参加したし、ギルキス沼津と最終日の武蔵野の森の昼公演は現地で観た。
おかげで間に挟まった4th以降はほぼ毎週のように土曜日に映画館に通っていた。大変ではあったけどめちゃくちゃ楽しかった。ランアクのときにこれがしたかったな。

特筆するようなことは特段ないのだけど、ギルキス旭川公演か千葉公演のどっちかでしていた、小林さんのダンスの覚え方って話の「のぞくのーぞくひーらいてとんとん」で自分もMIRAI TICKETのダンスの一部を覚えてしまった。
もうあれ聴くたびに「のぞくのーぞくひーらいてとんとん」が頭をよぎる。天才の所業だと思う。

あとは投票で歌う曲を決めるってコーナーがあったのだけど、LVをやるのは夜公演で、届かない星だとしてもが人気すぎてだいたい昼の公演で歌ってしまうから全っっっっっっっっっ然聴けなかった。
なんかの機会で回ってきたときはめっちゃテンション上がったなぁ。


*11月、4thライブ in 東京ドーム。

ナンバリングライブではこれが初現地。2枚で応募していると強いもので、幸運にも両日のチケットを確保できた。
もうどの部分で書いたかも思い出せないが、先述の通り自分はあんまり現地欲はないのだけど、それは外れても特に悔しいとかはないけどまぁ残念~ってなるというだけで、当たったらめちゃくちゃ嬉しいので当選したときは踊り狂った。

ただし事前の心持ちとしては正直そんなに芳しくはなくて、4thライブのテーマソングとして出された曲の印象がまぁちょっとなかなかそっかぁだったのもあったし、アニメを引っ張っているわけでもないし、単純にどんなライブになるんだろうっていうのが想像できなくて、「現地でAqoursのライブを観る」以上の満足感をどこで得られるかが掴めずどこに期待値を振っていいものか少し悩んでいた。


場内BGMが消えて、照明が落ちる。
いつもならメインテーマが流れてキャラクターたちが順番に映し出されていくのだけど、このライブは違った。
オーケストラというか楽器があるのは気づいてはいたのだけど、その指揮者の人を映し出して、「加藤達也」と名前を表示した。続いて「浦の星女学院交響楽団」にフォーカスして、加藤さんの指揮による生演奏でメインテーマが演奏される。

で、ここで泣いた。ライブが始まって1分足らず。

まぁこのときの感情は正直自分でもよくわかってないのでなんとも説明できないのだけど、加藤達也さんが指揮する音楽でラブライブ!サンシャイン!!のライブが始まるって最早それ自体がラブライブ!サンシャイン!!じゃん!!!みたいな気持ちにでもなったんだろうか。
よくわからんな。まぁ説明できないしいいか。

君のこころは輝いてるかい?
Step! ZERO to ONE
の2曲が続いて、次が恋になりたいAQUARIUMと来てなんとなく思ったのは、これはAqoursの歴史をなぞるライブなのかな、と。


オーケストラの生演奏で彩られる幕間を経て、学年曲コーナーで久々のHiHで楽しくなりすぎて、WWWとG線が続く。
正直WWWでもG線でも衣装でわかってなかった。ロングスカートになるとてんでわからぬ。

学年曲が終わって、あの衣装でステージに上がったピアノと逢田さん、左右に立つ斉藤さんと伊波さん。
心がざわついたし、また1stと同じようにならないように信じてもいない神に祈ったのをよく覚えている。大好きな曲なんだけど、正直1st以来はあんまり聴いてこなかったのはそういうことだったわけで。
上下に立つふたりとアイコンタクトを取って、鍵盤に向かう逢田さん。リバースシンバルから鳴り始めるピアノと3人の歌声。
あれ、逢田さんも歌ってる?と、少し違和感を覚えた。

「想いよひとつになれ この時を待っていた」
ここ、今思うとそういう歌詞だなぁ……待っていたけど、来ることはないと思ってた。

Aqoursはこれまでもずっとキャラクターとキャストのリンクを最大限に重視していて、1stのピアノも3rdのバク転もそうだし、君ここの馬跳びは今は一部簡略化しているけど省略はしていないし、斉藤さんはずっとふたり分の馬の上を跳んでる。
そもそものダンスだって、もともと声優のパフォーマンスとしては難しいダンスをしているって言われていたμ'sよりも数段レベルの高いことをずっとやっていて、しかもそれが年々レベルが上がっているわけで。
だからキャラクターが8人で歌った曲は、歌うのはあくまで8人で、ひとりは歌いはしないけどピアノ演奏で参加する、っていう形にこだわると思ってた。

だから歌い出しを終えたあとに、原曲にはないピアノの音が入って、逢田さんが泣きそうな顔で鍵盤から離れたとき、どうしたんだろうと思った。
ピアノの音は入ってるから今度はトラブルじゃないとは思ったけど、何をするかがわからなかった。

上下から駆けてくるふたりに手を振った逢田さんはそのまま階段を下りて、9人が合流する。
円陣を組んだとき、また心がざわついた。今度は良い意味で。

フォーメーションになって、センターに立つ逢田さんが笑顔でターンしたとき、これでもかってくらい涙が溢れた。
Aメロ最初のもともとふたりだった場所を2年生3人で歌ってること。
アニメでは東京にいる梨子ちゃんに向けて、1stではピアノを演奏する逢田さんに向けて歌ってた、サビ終わりの「どこにいても」の部分が、今度は同じステージに立つ逢田さんに向けられていたこと。
もともと曜ちゃんだけが歌ってた部分が梨子ちゃんと一緒になったこと。
もともと千歌だけが歌ってた「ひとりじゃない」の部分で逢田さんが伊波さんの手を取ること。
曲終わりのフォーメーションが9人のものだったこと。
とまぁ、ありとあらゆる部分で泣き続けたので、正直に言うと1日目はほとんど見れていなかった。コンタクトつけたのに視界悪かったんだよなぁ。

だから2日目は絶対に目に焼きつけようって本気で思ってた。
だけど、冒頭のピアノ演奏を終えてピアノを離れた逢田さんが笑顔なのを見た瞬間にまた視界が悪くなったので結局ちゃんと観れたのはどのくらいあっただろうか。

このパフォーマンスについて、「もともと8人の曲だから受け入れてもらえるか心配だった」って逢田さんは言うけど、受け入れないことがあろうか。
それに対して「もともとは9人の曲だった」って言う他の8人もまた素晴らしくて。

梨子ちゃんのため、というよりは逢田さんのためのパフォーマンスだったと、自分は思う。
アニメの物語としてはこの曲は8人で歌った曲として完結してるから、それでいいんじゃないかなぁと。
だけどこの曲と逢田さんの物語はきっとあの1stライブのときからずっと止まったままでいて、ラブライブ!サンシャイン!!という物語の枠組みをひとつ飛び越えたことで、逢田さんにとってのこの曲との物語がまた進み出したならそれはとても良いことだと思う。
あのとき逢田さんが踊る後ろでピアノを弾いていたのは梨子ちゃんで、梨子ちゃんが逢田さんのために、逢田さんを送り出してくれたっていうことにしておけばいいんじゃないだろうか。
上手くまとめられないけど。


おもひとの話がしたくて飛ばしたけど、決めたよHand in Handが久々に聴けたのも嬉しかったし、制服で踊ってくれたのもまた嬉しかった。
ラブライブ!アニメ1期13話で制服でSTART:DASH!!を踊る前に、制服で踊ることについて絵里が「スクールアイドルらしくていいんじゃない?」って言ったのが禿同なので、Aqoursも制服で踊る機会もうちょっと欲しいなぁと思う。
WONDERFUL STORIESとか制服で踊ってほしいんだよなぁ。
あと禿同ってはちゃめちゃに古いインターネット言語だな。


アンコールを越えて、Thank you, FRIENDS!!

4thライブテーマソングとして出されたのを聴いたときはまったくもってはまることがなかった曲だった。あくまで個人の考えで、最初の印象に過ぎないのだけど。

あくまで個人の話に過ぎないのだけど。
自分は「こちら側」が演者やキャラクターと交わることは絶対にあっちゃいけないって価値観を持っていて、だから某戦艦だったり某プロアイドルのコンテンツの「こちら側」を投影するために存在する人形は好きじゃないし、ラブライブ!はそういう存在が主要な部分になかったので好きになったというのもわりとある。
ライブに関しては、パフォーマンスはもうすでに完成品を見せてもらっていて、観客の存在を足して100になるんじゃなくて、あくまで+αを足し込んでるってイメージでいるから勇気はどこに?君の胸に!の合唱なんかは出来るのだけども。

まぁそういう感じだから、最初はこの曲って「こちら側」に向けて歌っている曲というイメージで、それだと「こちら側」ありきでの100になってしまうからあんまり好きじゃなかった。

まぁでもメロディとかはめちゃくちゃ良いものなのでメロディを聴く心持ちで聴いてたんだけど、Cメロ後の
Thank you my friends
 Eternal friends

の「Eternal friends」の部分で、バックスクリーンに映し出された4thのキービジュアルのAqoursに向けて歌うAqoursを見て一瞬でこの曲のイメージがひっくり返って一瞬で泣いた。

よくもまぁ振り付けひとつであんなにも見事にひっくり返されることってあるんだなぁと感心した。
ゆみ先生はんぱねぇって改めて思った。

AqoursからAqoursに向けての曲だと思ったら、歌詞の何もかもが最強のフレーズに変わる。こんなに力を持った振り付け見たことねぇわ。
ゆみ先生はんぱねぇ。

Aqours9人とAqours9人の絆は永遠なんだよなぁ……
ゆみ先生はんぱねぇ……

なので、2日目のThank you, FRIENDS!!は最初から泣いてた。


2日目、ダブルアンコール。

μ'sも2年半前にこの東京ドームでファイナルライブを迎えて、終演後に同じように名前を呼ばれたμ'sが出てくることはなくて、きっちりと終わりをあの場所に定めたのに対して、
Aqoursは終演後も鳴りやまなかったAqoursコールに応えて出てくることで、これからもAqoursが続いていくっていうことをはっきりとあの場所で示したと思う。

実際のAqoursにその意図があったかはわからないけど、μ'sが終わりを刻んだ場所からAqoursは先に進むことで、これから先のAqoursの歩む道は偉大な先人すらもまだ歩んでない道なんだと強く感じた。

3rdで劇場版映像と東京ドーム公演が発表されて「Aqoursも終わりが近いのかなぁ」とか言ってた連中見てるか~~~!!!ってちょっと思った。いややっぱめっちゃ思ってた。
Aqoursの言葉って常に先を見据えていて、もっと先もっと先って言ってたのを聞いてなかったのかお前ら~~~!!!と。

いやまぁ実際そんな細かいこと現地では考えてなかったが。
Aqours~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!くらいのテンションだったんじゃないだろうか。

Aqoursを応援してきてよかった、Aqoursをこれからも絶対に応援し続けていく。
そう、強く思った4thライブだった。


かくしてユニットファンミーティングの間に挟まっていた4thライブを終えて、またユニットファンミーティングに戻っていった。

紅白歌合戦とかもあったけど、リアルタイムで見れてないのよね。
部屋にテレビないからね。

2019年に続く。
2018年めたくそ長かったな。年々濃くなっていくんだこの人たちの活動。

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■2019年。

*ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow

1月4日。当然のように上映開始日に映画館に乗り込んだ。

細かい感想はまぁいいとして、
μ'sはきっちり終わりを飾るための劇場版だったのに対して、Aqoursは続いていくということを力強く示した映画だったなぁと思う。
3年生の卒業と、これからのAqoursやSaint Snowをどうしていくのか、どう変わっていくのか、どうしたらいいのか。

正直なことを言えばいろいろ引っかかるところもあって少しもやもやしている部分もあるのだけど、巨大な感情の前に細かいところなんてどうでもええんじゃ。
100点満点で100000000000000000000000000000点の映画から-5点されて99999999999999999999999999995点になったらそりゃ気になるけど、くらいの感じ。

何度も観に行ったけど、2期の最終話ではあんなに涙を流しながら躊躇っていたのに、笑顔ですっと校門を閉めるシーンでいつも信じられないくらい泣く。
今まで積み上げてきたものはゼロにならないと言う力強さがそのことを証明していて、個人的に劇場版で一番刺さるシーン。
Aqours……いいなぁ……つっよ……

そこに繋がるシーンで、理亞のランニングからラブライブ!決勝延長線も好き。
でもあの感動的な流れでBelieve againの「ズンズン」ってイントロ来たとき初見のときだけちょっと「マジか!」と思ってふふふとなった。めちゃくちゃ好きそうなイントロ来たし実際めちゃくちゃ好きだったし空気の変わり方がえげつなくて。
3拍子メタルもやるしシャッフルミクスチャーメタルもやるしなんなんだSaint Snow、と思った。許されるんだったら上映中にヘドバンしたかった。しなかったけど。

んでSaint Snowの元から飛んでいく紫色の羽がAqoursの元に飛んでいって青い羽に変わって始まるBrightest Melodyという演出はなんだあれ天才の所業か。

あとラストシーンの海岸で女の子二人が話すシーン。
「私も輝きたい~!」って言うところでいっつも泣く。個人的にこの二人は2期12話のWATER BLUE NEW WORLDの映像をUTXで観ていたふたり、という設定でいる。

なんか結局細かいところまで語りそうなのでやめよう。
先述のもやもやするところとか、上映直後からずっとそのうちまとめたいなと思って結局1年半が経過しているので、noteという場を得た今こそそろそろやりたい。
まぁ「これやらないやつだなぁ」と思いながらこの文章を書いてるんだけど。


舞台挨拶ツアーはほとんど行けなかったけど、シネマサンシャイン沼津でやったスタッフのものにはチケットを譲ってもらって行った。
確か監督と撮影の方とカトタツだっただろうか。

エンディングの空から海へパンして波打ち際に行くシーンのレンダリングに1400時間かかったと聞いたのが一番記憶に残っている。
最後にSaint Snowが乗り込んできたのもびっくりしたし、隣の人と斜め前の人が話を聞いてめっちゃメモ取ってるのはTwitterでバズりたい人だ!と思った。


*3月~4月、アジアツアー。

どんなライブになるのかわからなくて、2ndのようなお祭り系になるのかなぁと思っていたけど、アニメ1期のフィルムコンサート?っていうんだっけか。その感じのライブになっていて、かなり予想を越えてきた部分で来た。

フィルムコンサートだけあってアニメ1期をなぞってのライブとなって、想いよひとつになれは4thでやった9人バージョンとなった。
毎回泣いてた。
そのあとに「ハミングフレンド」が来る構成は最高の一言に尽きる。やっぱ2年生なんだよなぁ……

あと、人数が人数だからそうそうの機会がないともうやらないのかなぁという感じで、かなり好きな曲だけに少し淋しかったのだけど、「夢で夜空を照らしたい」がまた聴けたのはめっちゃ嬉しかった部分。

アンコールでようやくいつもの雰囲気になって、アニメ1期を踏襲した1stをなぞるようにStep! ZERO to ONEだったり、定番の恋アクとハピトレが日替わりで。

MCを挟んで、No.10とサンフレ。

サンフレは4thで完全に反転して大好きな曲になったけど、No.10は未だに出来るなら聴きたくない。個人的にはないものとして扱ってる。

理由はまぁいろいろあるんだけど、
Aqoursのキャストがファンを10人目って言うのは構わないし、嬉しいことではあるのだけど、
個人的にはAqoursは9人であると同時に18人だと思うこと、
Aqoursのキャスト9人はたゆまぬ努力の上で好きも悔しさも嬉しさも感じてきた人たちだから軽々しく同列に並びたくないこと、
AqoursはAqoursとして絶対的な領域であってほしくて、自分がその中に入りたいわけでもないこと、
10人目という存在があるとして、数え切れないほどのスタッフもいるし、畑亜貴唯一神や室田くんやゆみ先生みたいなもっと直接的にAqoursを支えているはずの存在がいるのだから、
ファンも確かにAqoursを支えている部分はあるかもしれないけど、10人目と呼称するならその人たちのほうが相応しいと思うこと、
何よりそれをラブライブ!シリーズに大切な楽曲という媒体を用いて明文化すること自体がこれでもかってくらい本当に安っぽいと思う。
Aqoursどころかラブライブ!シリーズのすべてを通して黒歴史だと思ってる。絵里のギターとか海未の姉とか花陽の兄とかの比じゃなく。

まぁそんなとにかくボロクソ言いたいNo.10なんだけど、このアジアツアーでだけはちょっとだけ好きな部分がある。

アジアツアーは小宮さんがアレルギー症状による体調不良で、1日目に少し参加したあとは不参加、という形になった。
海外公演ってどうしても日本に比べると公演の機会が少なくなるから、Aqoursのキャスト陣も1回1回を大事にしたいんじゃないかと思うし、海外のファンにとっての貴重な機会だからこそ仕方がないことながらも残念なことだったとも思う。

まぁとにかくそうして公演の機会が少ないからこそなんだろうけど、海外ファンって毎回何かしらをやるからすごいなと思う。ヨーソロードとか果南レールも最初にブレードでやったのって確か海外じゃなかっただろうか。記憶は薄いが。
そんな海外ファン、No.10でもすごいことをやっていた。

めっちゃ綺麗。なんだこれは。

ダイヤさんの「7」の部分をファンが言うのはきっと日本でもあるかもしれないけど、こんなふうに綺麗に色分けをしてブレードを掲げるのはなかなか日本じゃ成立しないんじゃないかと思う。
日本を卑下したいわけじゃないけど、海外とじゃ1回1回の公演の重みだって違うし、その1回に大きな何かを残そうって気概もあるんじゃなかろうか。

だからこのNo.10だけはちょっと好き。
なかなかライブが出来ない場所にいてもずっと好きでい続けてくれるファンの熱い気持ちが乗って、良いものになっていると思う。


*6月の8日9日、5thライブ。

4thに続いて両日現地。
2ndも3rdもLVだったし他で来たこともなかったからメットライフドームは初体験だったけど、あそこ苦言は飽きるほど聞いてたけどマジで周りになんもないし帰りの駅がやばかった。僻地かよ。漏斗に注がれて流れていく水の気分だったわ。

でもライブの内容は本当に最高だった。完全に5thライブが一番好きになってしまった。現地補正のあるなしも大きいかもだけど、そもそもが劇場版とお祭り感が合わさって最強。
いやでも本当に、劇場版を軸に置くのは当然の流れなのだけどそれ以外の自由枠の選曲も良すぎた。

「僕らの走ってきた道は…」で始まるのは誰もが予想していたと思うけど、そのあとに続くのが「スリリング・ワンウェイ」というのは、道繋がりがあったとしても予想できなかった。

僕道もサビで例の小節頭で1拍止まって2拍目でドーンって来るやつがあるからけっこう頭振っちゃう曲なんだけど、そのあとにスリワンが来るとは思ってなくて完全に油断していた。
僕道終わって次はなんだろうってジャジャッ ジャジャジャッって流れてきて、「私たちぃ!!!輝きたーーーーーーーーーーーーーーい!!!」が来たときのテンションと来たら。
2曲目で頭と喉が終わった。マジで。
初めて生でスリリング・ワンウェイを聴くというのも大きかったけど、別に2回目以降でも頭振るし叫ぶと思うのでやっぱり関係はないかもしれない。

そのあと青空Jumping Heart
そのあとSKY JOURNEY
Daydream Warrior

確実にこっちの何かを終わらせに来てる。
この時点で気づいておけばよかったんだけど、劇場版とか前売り曲はやるのわかってて、けっこうそこにもやばい曲があるのもわかってたんだから少しくらい抑えておけば良かった。くっそ疲れた。
まぁ抑えられないのがライブだから……


学年曲タイム。

逃走迷走メビウスループ(頭は振らないけど身体動く)
予測不可能Driving!(頭振る)(1日目に目の前にトロッコ来た)
と続いて体力をすっかり使った後のMarine Border Parasol
2年生推しだから当然のように号泣した。

これまでの2年生曲って3曲あって、個人的には決めたよHand in Handダイスキだったらダイジョウブ!も、空も心も晴れるからまで含めてすごく前に進むための曲だと思う。
空も心も晴れるからは2年生曲かどうかも含めて人によるかもしれないけど、
私はまだまだ頑張れる
ほらもう大丈夫!
今度はもっと素早く立ち直れるよ
等々、歌詞自体はすごく前進するための歌詞のように感じる。

じゃあMarine Border Parasolはどうだろうってところなのだけど、
岬へ飛んでくカモメ マリンカラーの絵になって
空にすーっと溶けちゃった 自由ってこういうコトさ

パラソル 海辺の道はいつも変わらないけれど
僕らの夢の色は変わってくと気がついた

どこでまた会えるかは 潮風が知ってる
夏はまたくるから 違う夏がくるね
パラレル いまの僕らで良かった
ほかの選択肢だったらここで一緒に笑い合えなかったかも

パラレル もしも、の答えは 波がさらって行っちゃったよ
いつかまた会えること 潮風が知ってる

なんだこのとんでもねぇ歌詞……?
どういう生活を送ったらこんな歌詞書けるんだ……?

なんて言ったらいいのかはわからないのだけど、
今まで大きな壁にぶつかり続けてきたことも、そのときに取った選択肢も全部含めていまの僕らに至るまでの何もかもをここで笑い合えているから良かったって言い切れる力強さ。
空を飛んで離れていくカモメが見えなくなるのを「自由ってこういうコトさ」って達観にも取れるように許容して、そうして訪れた別れに対して「また会える」かどうかを潮風なんて不安定なものに委ねているのに「また会える」こと自体は絶対に確信している。

いやもうごちゃごちゃ言ったらなんかチープになる気がする。ぜんっぜん説明できてないし。
今ここにいる自分たちを最大限に肯定して、未来でも一緒だってのを確信してるというか。2年生の絆というか。2年生と他のメンバーとの絆というか。

2年生3人で海辺で笑顔を溢れさせてパラソルを持って遊んでいる情景が全力で目に浮かぶような可愛くて優しくてポップな曲調で、最後の「ぱーらっそー!いぇーい!」と楽しそうな笑い声。
そして千歌のセリフで心臓がきゅってなる。

ほんっとうにこの3人が出会えて良かった。


裏話で逢田さんがサビの振りで傘反転させて真顔で直してたという話と、斉藤さんがリハから傘めっちゃ折ってて本番前に本番用の傘折ってたって話はめちゃくちゃ笑った。
斉藤さんの逢田さん評「もともと面白いのに傘持たせたらもっと面白い」が面白い。
伊波さんはパワー制御出来るから傘折らないし反転させなかったんだろうか。


ハジマリロードは1日目2日目共にけっこう目の前までトロッコ来たけどその目の前で引っ込んでいった。
ハイハイとかのコールは絶対しないけど、こういう曲中のコーラスなら全力でやるという性分なのだけど、こういう曲はコーラス入れるか頭振るかちょっと悩む。

Hop? Stop? Nonstop!はシンプルに楽しかった。
こういう可愛いポップでリズム感のいい曲は身体が動く。かなりクラップが多い曲だから、クラップマンはほとんどブレードを離して手を叩いてた。

SELF CONTROL!!
Believe again
すでに死んでいたはずの喉と頭を振り絞って振ったし叫んだ。
わりと真面目にしんどかったと思うんだけど、ここで本気出さなかったら絶対後悔すると思った。

Believe againから繋がるBrightest Melody
来るのはわかってるのにこんなに泣くかっての、ラブライブ!に出会ってから何回経験したっけか。
正直曲のテーマ性自体はWBNWとかWSとか他の楽曲にもいくらか共通するもので、出会いと別れを惜しみつつも受け入れる心、これから広がっていく未来と、そのどこかで再会を願う気持ちと誓う意志、みたいな感じだと思うんだけど、そのテーマがAqoursには強く合うからいくらでも心に来る。
特に劇場版を通して6人になるAqours、その前のBelieve againで聖良さんが理亞に伝えたメッセージというファクターを通して聴くからなおさら。

Over The Next Rainbow
正直曲のテーマ性自体は以下略。
でもやっぱり劇場版を通して以下略。
原曲からわかってたことなのに、やっぱり田野さんのフェイクのパワーがすごい。
Aqoursでロングトーンの力強さなら近未来やスリワンの実績から曜ちゃんが随一だと思っているのだけど、
この曲での田野さんの、曲に溶け込んで雰囲気の良さを増幅させながらも綺麗に、それでいて譲らない存在感はやっぱりそうそう出せるもんじゃない。


ホップ・ステップ・ワーイ!
楽しかった。振りコピとかはしないので普段は振りを覚えることはないのだけどさすがにユニットファンミを通して頭に忘れない部分に叩き込まれていたらしくて、キセキヒカルとか来るかなぁと思っていたところへの不意打ちでもめっちゃ踊れた。

Jump up HIGH!!
マジ!??!?!?!?!??!?!?って叫んだ。
試聴まで含めてこれまで一切聴く機会がなかった曲をやるのって、ラブライブ!シリーズを通してもこれが初めてだった(と思う)(追記:視聴出てた)。
タオル振り回し曲とは思わなかったけど、もともとブレード持つ系のライブよりはこういうほうが性に合うのでぶんぶんしていた。
コーラスも画面に出ていたし、探り探りだけどちょっと声出したりもしてみた。
Jump up HIGH!!が(おそらく)初めて聴けるその場にいたという経験、一生モノだと思ってる。


アンコール。

ライブでのアンコールってわりと形骸化していて、あって当然くらいの意識のほうが根付いてると思う。
特にこういうアニメ関連だったりのライブイベントでは顕著で、
アンコールをやるの前提でアンコールアニメーションとかが事前に作られてたりするわけで、
アンコール用のセットリストも組まれているし、大事な曲はそこに置いたりするし、重要なお知らせもアンコールでやったりする。
まぁアニメ関連のライブイベントってあまり行ったことがないのでこれは全部ラブライブ!の話なんだけど。

本編は本編で完結して、その本編での興奮冷めやらぬ状態の観客が求めて、それに応えるからアンコールはアンコールとしての価値が出るものだと思う。
4thライブのダブルアンコールはこれだった。でもどっちかっていうとあれはカーテンコールか。
事前にアンコールはしませんって宣言しているバンドもあったりするけど、あれもあれでなんか違和感は覚えるような気がしないでもない。
まぁ前述のとおり世間の意識はそういう感じではないと思うので、ずれているのは自分なのだけど。

だからアンコールしている時間って正直なところ自分の意識はけっこう冷めていて、周りに頑張っている人がいるなら自分も乗っかっておこうかなくらいの意識になってしまっている。

5thのときもそんな感じで、だいぶ落ち着いた気持ちでアンコールは何するんだろう、アンコールは3曲くらいで告知含めて終わるの8時か9時かなぁ~楽しいと3時間4時間なんてあっちゅう間に終わるなぁ~くらいの意識だった。
改めて書くとクソみたいな客だな。号泣しながらヘドバンしまくってた人と同一人物だろうか。

まぁそうやってのんびりと構えていたところ、近くの客が何やらざわざわとしているのに気づいて、連番のオタクもすげぇ!と言っていた。
なんだなんだと連番のオタクの指すほうを見てみたら、スタンドの一部にほんの小さな虹の切れ端があって。
単純に「すっげぇ!!」って思った。ライブのときなんてそんなもんだ。細かいことは後で考える。
「このあたりの色ってなんだ!? ピンクくらい!? もうちょい下か!?」
って連番のオタクとはしゃぎながらペンラの色を変えた。推しの色を光らせているよりももっと楽しいことになりそうだったから。

結果がこれだ。
この一部になれたこと、普通に嬉しい。

これ、企画としては上がっていたみたいなのだけど、
正直こんな企画があったなんて自分は全然知らなかったし、自分もそれほどブレード企画に興味があるわけじゃないけど、周囲のオタクの反応を見ても認知度はおそらくそんなに高くなかったんじゃないかなと思う。
特にこの5thライブって、前のアジアツアーのNo.10の影響もあってか企画が乱立していたからそのうちのひとつに埋もれていただろうし。

企画者やそのグループがこのときに何かしらの活動をしていたかは定かではないけど、およそ自然発生的に起こりうることではないのでやっぱ何かしらしていたんだろうな。
でもそこから会場全体に広がるまでに伝播していくのは誰かの意思による統率では成り得ないことだから、きっかけこそ誰かの意思かもしれないけど自然に出来たと言ってもいいからこそ、この景色は美しいなと思う。

最初にうだうだとアンコールについて苦言を述べていたけど、このあとは自然とAqoursコールをしていた。
早くAqoursにこの景色を見てほしいって思った。


アンコール(曲)

まさかのユニット曲。普通に予想外だった。
でも虹が崩れなくて良かった。
AZALEA、Guilty Kiss、CYaRon!って順番はなかなか不意を突いてきて、
アニメーションを挟んで最後はNext SPARKLING!!

ただまぁ、正直なところユニット曲については普通に良かったってくらいであんまり言及することはなくって、
ネクスパも劇場版のとおりのパフォーマンスを見られて素晴らしかったの一言に尽きるのでやっぱり言及することはない。

でも卒業を歌うユニット曲3曲を挟んで、劇場版の校門から海岸までのシーンを流してNext SPARKLING!!の流れ、良すぎた。


いつものライブと大きく違ったところといえば、一切の告知がなかったところ。
自分はこのときは見てないけど、Aqoursもこれで終わりとか的外れなことを言っていた輩がまーた湧いていたに違いない。
これは世に言う仮想敵なるもので、インターネットの民がよく作る存在。

アンコールでの告知がないものだからキャスト陣が挨拶や感想を言う段は本編ラストに回されていたし、
アンコールで作られた虹について話すのを聞く機会というもの自体がライブ中にはなかった。
キャラクターのAqoursたちのストーリーを、キャストを媒介に現実に召喚するようなライブは何かしらの展開がない限りはこれで一段落がつくわけで、
劇場版でも言われているとおり「Aqours」は続くとしても「9人の浦の星女学院スクールアイドル Aqours」は劇場版で綺麗な終わりを迎えたわけだから、
9人の浦の星女学院スクールアイドル Aqours」の終わりを飾るライブとして告知があるのは美しくないし、
挨拶も、蛇足とは言わないけど、キャストたちのAqoursはもちろん続くし、キャラクターのAqoursの物語が終わりを迎えたとしてもAqours自体がなくなるわけじゃないし、挨拶の中でそこに明確に言及しちゃうと劇場版を背負ったライブとしてはやっぱり不格好になると思う。

だからこのやり方はすごく英断だった。
挨拶でキャストの熱い想いを聞ける時間は好きだし、告知でわくわくするこれからの話をされるのも好きだけど、この判断こそがキャラクターのAqoursのひとつの物語の終わりを美しく飾る最高の手段だったと思う。


5thの感想長かったな。ほぼ全曲の話をしてしまった。

余談で、1日目のライブを終えた時点で首から背中にかけての筋肉痛がすごかったのだけど、
2日目の席が最初、
通路・連番者・自分
という並びだったときに連番者に無理言って通路側の席に交代してもらうなどした。
スリワンが来るのがわかってたしBelieve againも来るしでめっちゃ暴れ狂いたかったし、かといってそれで人に迷惑をかけるわけにもいかないので多少は余裕のある席のほうが良かったので。
追い打ちをかけて4日5日くらい筋肉痛が続いたと思うけど後悔はしてない。めちゃくちゃ楽しかった。



ここからは、個人的にはしばらく何もない期間。

Aqoursが海外ライブをしたりフェス類に出たりはあったけど、
海外ライブは行けないし、フェスという形式で惹かれるところはあまりなく参加していなくて、それらもLVがあれば観たかもしれないけど残念ながらなかったので、活動を見守ってはいたけど、自分がなんかすることはなかった。
Aqoursのキャスト陣もこのくらいのソロデビューとか多かったような気がするけど、特にソロ活動は追っていないし。


9月10月かそこらへんだと思うけど、学校祭ライブ中止のリアル脱出ゲームに行った。
もともと脱出ゲームとか好きだし数少ないリアル脱出ゲーム経験でもリアル脱出ゲームははまりそうなのだけど、知らない人とまぜこぜにされるのがコミュ障としてはつらいのであまりやっていない。
その点ラブライブ!の脱出ゲームはいい。おひとり様で行ったほうが快適に進める可能性まである。

コンテンツありきだからはちゃめちゃに楽な謎解きで、初見だけど3番目か4番目くらいにはクリアしてかなり時間を余らせたのだけど、詳細は言えないが、制作がSCRAPなのだから落とし穴に油断しちゃいけなかったし「ん?」と引っかかったセリフがトラップのキーワードだったりしたし「本当にこれで終わりか?」っていうのも最初はけっこう疑ってただけにわりと悔しかった。
少し考えれば初見でも全然解けたくらいまでは行ってたんだよなぁ。最前でオタクのステージ見て拍手したり振りコピしてる場合じゃなかった。


2019年はこのくらいだろうか。
細かい活動はあったにしろラブライブ!サンシャイン!!としての大きな活動は5thまでで一段落ついて、それ以降はわりと落ち着いた感じで日々を過ごしていたと思う。
海外公演なんかは海外ファンにしたら全然細かいことではないのだけど、まぁ日本のいちオタクの日記に過ぎないものだし。

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2020年。

*ラブライブ!フェス

この年最初からクライマックスだな。
つーかこの年っていうか今年じゃん。今年すげぇな。

Aqoursだけじゃなくて、ラブライブ!コンテンツのすべてを巻き込んだ大きなイベント。
まぁこれはAqoursに関しての話だから、μ'sや虹ヶ咲にも思うところはあってもここでは省略するけど。


フェスの一番最初を飾る未体験HORIZON

ラブライブ!というコンテンツのライブの一番最初にステージに立つのがAqoursなの、本当に感慨深い。
ラブライブ!の一番最初を作り上げたのは間違いなくμ'sなんだけど、今あの瞬間に先頭に立ってラブライブ!を引っ張っているのはAqoursである、というのを強く象徴するセットリストだったと思う。


1日目、虹ヶ咲の後に続いてユニットを挟み、Saint Snowのあとに出てくるAqours。

「届かない星だとしても」が流れた瞬間、なんかすごい感情になったと思う。
頭振って手を叩いて声を出して、個人的にスリワンに並ぶくらいとにかく気持ちの昂る曲なんだけど、この日のこの曲はもっと特別な意味があった。
恋アクのc/wで出てきたときもスクフェスに実装されたときも、とにかく思わせぶりな楽曲だったけど、この日はやっぱりそこが強調されていた。じゃなきゃ自分たちの出番の1曲目にこれ持ってきてフェスに殴り込まないわ。

正直なところ4thの東京ドームという場所でこれをやらないのわりと残念だったのだけど、まぁ今にして思えばあれはAqoursをなぞるライブだったから不要だったのかもしれない。
上を見るよりも、一度振り返る時間だった、というか。

でも今度はもっとはっきりとこれを歌うべき場所で歌ってくれたと思う。
もちろん楽曲の意味はそれだけじゃなくて、伊波さんは最初この「星」のことを「千歌ちゃんだと思ってる」ってなんかのインタビューで言っていたし、他にも届かないけどいつか届きたい「星」はいっぱいあるだろうからそれぞれの思う「星」があるべきだし。
でもスクフェスのタイトルの文字の色分けが偶然あぁなるわけないしあの「星」はなんか空も見えるし凛としてるんだにゃー。


μ'sの出番が終わり、全員でステージに立ったとき。この絵面自体がめちゃくちゃ感慨深いものではあったけど。
スノハレを聴いて号泣したあんちゃんが、数枚の紙にこれ言おうあれ言おうってまとめていたMCの内容を全部忘れたらしく絞り出した言葉。

最高でした!
ラブライブ!大好きです……!

オタクじゃん。
μ'sに憧れて、続くグループのリーダーになって、いわれのない反感買いながらもグループを引っ張って、同じステージに立って最高のパフォーマンスしてμ'sに繋いだ最強のラブライブ!のオタクじゃん。

一生懸命考えたという言葉も聞いてみたい気もしたけど、伊波さんから溢れる感情のままに吐き出したあの言葉が一番愛が溢れていて良かった。
ここまで辿り着いた人たちの中にある気持ちを言葉にするのが難しいことなんてわかりきってることだし。

「私たちはずっとμ'sです!」って言葉をまた聞けたのもAqoursのおかげなんだよなぁ。
本当にありがとうAqours。


あとSaint Snowの佐藤日向さんが捌けるときに場所間違ってたの可愛かった。


2日目。

今日もたぶん同じ順番かなぁって思ってたのだけど、2番目でμ'sが来たとき、完全に不意打ちだった気持ちと「もしかして最後がAqours……?」ってなる気持ちとでやっぱいろいろごちゃまぜになった。

トリだったなぁ、Aqours。
続くラブライブ!コンテンツは少しずつ出てきているし、アニメーションのAqoursは一旦終わりを迎えはしたけど、これからのラブライブ!を引っ張っていくのはまだまだAqoursで、そのリスタートとしてはあまりに大きすぎるスタートラインという名のハードルだったと思うけど。
そのハードルを飛び越えるくらいのパワーが今のAqoursにはあって、たぶん実際の想定よりずっと大きく飛び越えていったと思う。

届かない星だとしても」はまた姿を変えた。
その星から受け取ったバトンを持って歌うこの曲、とんでもない熱量だった。


「未来の僕らは知ってるよ」は単純に好きな曲なのもあるけど、この時この場所で歌うみらぼくの文脈すごすぎないだろうか。

未来の僕たちはきっと答えを持ってるはずだから
と、不確かな未来にある答えを信じて今この時を駆け抜けようと歌う曲。
この曲が出たときの「未来」は、アニメのAqoursの物語で学校存続やラブライブ!優勝のことだったと思うけど、未来は常に流動しているものだからそれはもうすでに過去になっている。
じゃあこの曲の物語が終わったかっていうとそういうわけじゃなくて、Aqoursは常に次の未来を見てきた。そのひとつの到達点としての「未来」がこの時この場所だったと思う。
そしてAqoursはまた次の未来を見据えている。その先にあるものが何かはわからないけど、きっと素晴らしい景色が広がっているんだと信じている。

「I live, I live Love Live! days!!」

ラブライブ!フェスのすべてを象徴する歌詞だと思う。
もともと大好きな部分だけど、この日ほど力を込めて叫んだことはなかった。


HAPPY PARTY TRAIN
曲が出たのは春で、春らしく出会いと別れもあるその先にワクワクする気持ちを歌うセンチメンタルポップ。この日は1月だしド冬だけど。

歌い出しの
開いた花の香りから 受け取ったよ 次の夢を
という一節。
この「開いた花」がμ'sの「僕たちはひとつの光」のステージのことで、つまりはそういうことなんじゃないかってのはけっこう言われていたのだけど、まぁ正直それが事実かどうかはどっちでもいいと思う。
春の曲だから花ってワードは特別な意図がなくても出るだろうし。
オタクって深読み大好きだし。
前日が恋アクだから単純な日替わりで出うる曲だし。

でもそういうことにしておこう。その上でこの出演順で歌うのはそりゃもう大変なことだよ。
ラブライブ!フェスで、μ'sの次の出番で「次の夢」を受け取ったAqoursが、「ずっと走ってたい」と歌う。
なんだそれは。そんなんずっとついていくしかないじゃん。

この曲もまた出た当時と姿を変えたと思う。
というよりはまさにこのときに歌ったこの曲がひたすらに特別だった。


君のこころは輝いてるかい?
あーもうめちゃくちゃだよ(感情が)。

だって僕たちは まだ夢に気づいたばかり
Aqoursはまだこれを歌える。次の夢がいくらでもある。

まぁ、もう「ちっぽけな自分」ではないと思うけど。


後の配信だったりラジオで聞いたすごく好きなエピソードなのだけど、
2日目にSnow halationを聴きながら船の上で円陣を組んでいたこと、
船の先頭に立つ伊波さんがめちゃくちゃ気負って緊張しているのを見て、普段だったら何かするよりはそっとしておくところを斉藤さんと逢田さんが背中に手を置いてあげて、他の6人もそれに続いて伊波さんの背中に手を置いて、伊波さんは「やるしかねーじゃん!」ってなったって話。

Aqoursってさぁ、なんかもうほんと、いいなぁ。


μ'sファンとしてもAqoursファンとしてもSaint Snowファンとしても、
まだまだ自分の中でAqoursの比率が高すぎてしっかりは追えてなかったりするのだけど虹ヶ咲も好きだし、みんなみんな含めて最高の時間だった。
これからもLove Live! days!!でI liveしたい。
いつかはラブライブ!自体が終わるときも来るかもしれないけど、たぶん自分が死ぬときに思い返す記憶の中でのラブライブ!の比率はめっちゃ高くなるんだろう。

μ'sがあのままファイナルを迎えて、
もし次に出てくるグループがAqoursじゃなかったら。
高海千歌が伊波杏樹じゃなかったら。
渡辺曜が斉藤朱夏じゃなかったら。
桜内梨子が逢田梨香子じゃなかったら。
黒澤ルビィが降旗愛じゃなかったら。
国木田花丸が高槻かなこじゃなかったら。
津島善子が小林愛香じゃなかったら。
黒澤ダイヤが小宮有紗じゃなかったら。
松浦果南が諏訪ななかじゃなかったら。
小原鞠莉が鈴木愛奈じゃなかったら。
たぶん、このラブライブ!フェスはなかったと思う。
もちろんいろんな可能性があったし、ラブライブ!に愛を持っている人はたくさんいたし同じように活動する人はいたかもしれないけど、この9人とこの9人が出会ってくれたから、逆風に負けないで走り続けてくれたから、ここまでラブライブ!が続いているし、μ'sにまた出会うことが出来て、新しいスクールアイドルがこれからも生まれていくんだと思う。

Aqoursは「届かない星」に届いた。
本人たちにしてみればいつまでも憧れの存在かもしれないけど、少なくともこの曲が出たばかりの頃よりも、Aqoursが走ってきた道はずっと長く続いている。
憧れて、星に手を伸ばして、逆風の中で空を飛んで、虹を越えて、そうして辿り着いた場所で、同じステージに立った。
AqoursがAqoursじゃなかったらこんな日は絶対来なかった。
本当にAqoursはすごいと思ったし、感謝の気持ちと、まだまだついていこうって気持ちを改めて持ったラブライブ!フェスだった。


*UNIT LIVE ADVENTURE 2020

ここから先けっこうなんもないし、もうラブライブ!フェスで〆でよくなかった? となるけど。

2月から3月にかけて、Guilty Kiss、CYaRon!、AZALEAの順に、ユニットの単独ライブが開催されていた、そしてその予定だった。
ただまぁ正直なことをいうと、ラブライブ!フェスの余韻が強すぎてどっちかっていうと9人のライブが観たかったなぁと思うところがあってギルキスはLVも行っていなかった。

ただ強いて推しユニットを選ぶならこれ、というのもあって、CYaRon!の1st は直前でLVを観に行くことにした。
ユニットファンミ最終公演を一緒に観に行ったときの連番のオタクが言った言葉を借りて言うなら「魂がシャロ友」なのだと思う。実際CYaRon!は好きな曲多いし。
結果、めっちゃ楽しかった。ギルキスも観に行けばよかったなぁ~!ってめっちゃ後悔した。

「CYaRon!は曲の振り幅がすごい」というのはよくCYaRon!のメンバーが言うけど、それも組み込んでCYaRon!はエンターテインメント感がすごいのだと思う。
他のユニットも重量感はあるのだけど、CYaRon!のダンスはAqoursでのダンスにも負けないくらいにしんどそうだし、「武器」と称される小物も多い。近未来で使う旗とかあれめっちゃ重いだろうな。
夜空はなんでも知ってるの?」は斉藤さんの間奏のダンスのキレや美しさや、舞台女優伊波さんの表情なんかも相まって、曲というよりも一種のミュージカルのように感じている。非常にラブライブ!らしい。
そこにゼロワンやらかなり久しぶりのAqours☆HEROESとか、ただでさえ体力を消耗する曲もねじこんできて、ライブは総じてけっこうな消耗量だろうにエンターテインメントをやりこなしたと思う。

あと花やしき歩くやつ、あれ他のユニット、というかギルキスだと同様のやつはなかったらしい。ようやるわ。
LVだったのでBraveheart Coasterのサビの話題の演出は観れなかったけど、なんとかBDにならないものだろうか。

AZALEAの1stライブはなんちゃらの関係で延期中。
ユニット全員集合の追加公演、という名でたぶん最初から企画されていたんだろうけどPERFECT WORLDは延期ではなく中止と発表があった。

他のバンドやらなんやらもいろいろなライブを延期や中止として会場の押さえも大変だろうし、全員集合ライブはしょうがないことだけどAZALEAは必ず開催すると信じてる。
というかギルキスとCYaRon!やっちゃったから引き下がれないしまぁやらざるを得ないというか。


*3月1日。
予定ではメルパルクホールでの1st LIVEの上映会とAqours 5周年プロジェクトの発表会だったのだけど、なんちゃらのせいで中止になった。
そのかわり同日には1stのオンライン上映会が開催されたわけだけど、やっぱりAqoursキャストが初めて9人揃って登場して、初めてパフォーマンスをした場所での5周年の発表ってかなり特別な趣向だったから少し残念ではある。


*4月4日。
Aqoursの2ndライブのオンライン上映会 + 5周年発表。
結局なんちゃらのせいで先送りになっていた5周年発表会を、ここでやることになった。
改めて2ndライブを観る時間も楽しかったけど、5周年の発表がすさまじかった。

Aqours 5th Anniversary 地元愛(じもあい)!Take Me Higher Project
ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020

これ、ラブライブ!シリーズ初のドームツアーとかのたまってたけど、ラブライブ!シリーズどころかこういうアニソンアーティストがドームツアーやるの自体が初めてってどっかで見た。
どっかで見ただけなので真偽は知らないけど、実際ドームツアーってMr.ChildrenとかB'zとかのとんでもねぇ人たちやら、ジャニーズとかのバックボーンがすごい人とか、海外アーティストとかの来日公演でやることじゃん。
それをAqoursがやるってすごくない?

しかもドームツアーをやるような周年プロジェクトのタイトルに「地元愛」とか。

っていうことでしょ。

Take Me Higher Project」、まだまだAqoursは上に行くつもりでいる。
なんちゃらのせいでエンジンが復活するまではもうしばらく休憩期間だけど、この記事を書き始めて気づいたら1か月くらいかかっていて、気づいたらAqoursの5周年は来週の話になってる。
デュオトリオ第2弾の発表もあるらしいし。Jだといいな!


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まとめ。

ここまでで35000字に届きそうなくっそ長い記事を1か月に渡って書き連ねていて、
やっぱりAqoursが好きだって再確認したし、Aqoursを最初からずっと追いかけてきて良かったと思ったし、これから先も自分はずっとAqoursとラブライブ!が好きなんだろうなと実感した。

35000字越えたわ。
推敲してたらさらに1000字プラスしたわ。

どのくらい走ったのかな。どこまで来たのかな。何処まで続くのかな
2期12話、ラブライブ!決勝戦に向かう千歌の独白。
Aqoursがこれからどこまで続いていくのかはわからないけど、ここまでの5年、目を離す暇なんてないくらいにAqoursは全力で駆け抜けてきて、これからももっとすごいことをやろうとしている。
ならもうついていくしかないじゃない。
もう5年、まだ5年。
自分は9周年も10周年もAqoursをお祝いしたいなと思う。

なんとなく書き始めたはいいけど、終わり方などまったく考えていないものだから今困っている。二次創作でSS書いてるときとだいたい同じだ。この日記は人に見せるためのものではないので気にする必要はないのだけど。
だけどまぁ、書いている間にAqours5周年が目の前に来たので、せっかくなので利用させてもらいたい。

Aqours 5周年、おめでとうございます。
これからもずっと大好きです。

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