PMP試験に3ヶ月で一発合格した話
2021年7月にPMP試験を受験して一発合格しました。思い立ってから受験まで3ヶ月、勉強期間は2ヶ月半ほどです。
どんな勉強をしたか、何が役立ったかをまとめておきます。
ただ、第6版での試験はもう終わりが見えているので、これから受ける方に役立つかは微妙。
勉強期間
3ヶ月弱の勉強で合格しました。
ただ、月150時間くらいは勉強しましたので、トータル400時間以上かけています。
下調べと勉強計画・・・2週間
30時間講習の受講・・・2週間
受験申請・・・・・・・1週間
勉強・・・・・・・・・8週間
成績
3つの領域全てAbove Target(優)で合格しています。
どんな勉強をしたか
受験までにした勉強内容は、以下で全てです。
35時間研修の受講
PMBOKガイドの読み込み
アジャイル実務ガイドの読み込み
Examination Contents Outlineの読み込み
UdemyのPMP講座
書籍「PMPパーフェクトマスター」
3時間のオンライン講座(アジャイル)
6時間のオンライン講座(PMBOKガイド)
豆検
YouTube
いくらかかったか
トータル16万円ほどです。
35時間講習・・・30000円
PMI年会費 ・・・約16000円
UdemyのPMP講座・・・2つで3000円
豆検2ヶ月・・・・2000円
オンライン講座・・・2つで63000円
受験費用・・・・・約46000円
書籍は会社の蔵書を借りました。
合格奨励金として会社から15万円貰えたので、それでほぼ回収。
お金と時間の両方かけないと受からない試験だと思うので、安価に済ませたいという気持ちは捨てて、自己投資だと思った方がいいです。
PMBOKガイドやアジャイル実務ガイドを紙で購入するとそれだけで1万5000円ほどかかりますので、それらが無料でダウンロードできるPMI会員になるのがコスパ良いです。
教材別評価
35時間研修の受講
受験資格を得るための研修受講。資格を得られればどれでもいいやと思っていたので、ググって安かった講座に申し込みました。30000円。
これ「PMP受験資格のための35時間PM講座」なんですが、今は中止しているようです。
内容はちゃんと受講していない(動画流してただけ)ので内容は評価できないです。3万円で受験資格買いました、ってだけですね。
今思えば、ちゃんと公式研修を選択すれば、別にオンライン講座を買う必要はなかったかもな?と思います。公式研修はちゃんと最新試験に情報更新しているけど、安い講座はまだ5版ベースの情報だったりしますから。。。
PMBOKガイド
PMBOKガイドは必須です。紙の本を持っていてもいいけど、全く持ち歩ける重さではないし、電子データなら家と会社とタブレットとそれぞれ入れていつでも見れるし。
PMI会員になれば、日本語版と英語版両方無料でダウンロードできるので、日本語で学習していてクドクドした表現に悩んだら英語で確認ってこともできます。
ただし、パスワード付きPDFなので人とは共有できないし、マーカー引いたり書き込みしたりはできません。
私は、PMBOKガイド(6版)を4周くらいしたかな。自分でサマリと想定問題を作って、学習後半はそのサマリを見てました。
アジャイル実務ガイド
同じく必須です。というか、PMBOKガイドより、アジャイル実務ガイドからの出題が多かった。
PMI会員になって、無料ダウンロードしました。PMBOKガイド6版より歴史が浅く日本語がこなれていないので、英語版を一緒にダウンロードした方が良いです。理解できないと思ったら即英語版を読み、分からなければDeepLで翻訳すればいいので。
5周以上しました。そんなにボリュームないし、ここから出るの分かってたので、丸暗記するくらいのつもりで読み込みました。
Examination Contents Outline
意外と知られていないのがこれ。ECO。
たぶんちゃんとした35時間公式研修を受けたら教えてもらえるんだろうけど、安い講座だと教えてくれない。私は後から受けたオンライン講座で存在を知り、PMIサイトでダウンロードして読み込みました。
ぶっちゃけ、ECO読んでると解ける問題が10問以上あります。色んなとこで「PMIイズム」って称されているPMIならこう行動するという規範みたいなものが、ECOから読み取れるので。
PMI会員じゃなくても無料でダウンロードできます。日本語版もあり。
Udemy
PMP対策講座が2本あります。セール中ならどちらも1500円になりますし、頻繁にセールやってるんで待ってればいいかと。
お値段の割には得るものありました。全体をざっと把握するには最適の学習コンテンツだったかも。3万円の35時間講座より役立ちましたw
ただし、出題傾向が追いついてるかって言うと追いついてない。2021年2月~の出題パターンは、この講座ではほんのちょっとしか触れてなかったです。
もうITTOは出ないんですよ・・・・。
書籍「PMPパーフェクトマスター」
会社にあったので借りてきましたが、要らなかったな、と。PMBOKガイドを自分で読み解けるなら、わざわざ表現を変えてるものを読み取る必要はない。むしろ、PMBOKガイドそのままの表現で理解してれば解ける問題が解けなくなってしまう。
遠回りしないで、PMBOKガイドを読めばいいと思います。
オンライン講座
試験対策講座ないかなってネットでいくつか探して、マーケティングが上手な講座に吸い寄せられて申し込んじゃいましたw
内容は良かったんだけど、受験後に気分悪い対応をされたので、あんまり紹介はしたくないな・・・。
まあ、内容はいいんで、名前だけは。PMP Masterってググれば出てきます。講座は良かったですよ!講座はお勧めできます。
豆検
1400問くらいのオンライン問題集です。PMP受験者はみんなやってるのでは?
基礎編でざっとPMBOKガイドの理解を問うのはいいと思います。問題集ではあるけど、解説が凄く丁寧で分かりやすいので、参考書としても使えます。
合格編は、実際の出題形式(シチュエーション問題)に近い問題がたくさん含まれます。そのまま出たものはなかったと思いますが、シチュエーション問題に慣れる意味では役立ちましたね。月500円だし。どこでもできるし。
YouTube
最後やることがなくなっちゃったので、試験日まで2週間くらいずっとYouTubeで疑似問題解いてました。日本ではほぼないですが、英語で探せばちょこちょこ出てくるんですよ。
Andrewさんって人が、定期的に配信してるのをチェックしてました。英語は全然得意じゃないんで聞き取れないんですけど、動画止めて文章読めばいいので。
そもそもPMBOKガイドの英語はそんなに難しくない。中学英語と、PM分野やアジャイルの単語覚えてしまえば、そう苦労せず読めます。
それに、試験本番でも怪しい日本語の出題は英語文を表示して理解した方がいいのですが、PMBOKの英語と出題範囲の単語に慣れておかないとそれもできません。
まとめ
難関試験と言われますが、正直、お金と時間かければ受かるよね、と思います。PM試験の方が論文あるだけに難易度高い。
ただ、ズルズル勉強しても太刀打ちできないので、短期集中で少なくとも半年くらいに詰めて勉強した方が受かりやすいのではないでしょうか。
あと、お金はケチらない。20万円くらいあれば、いい35時間研修も受けれるので、会社の支援制度が使えるなら積極的に利用を。
もちろん、資格取るだけじゃ意味なく生かしてナンボですが、それはまた別の記事で。
ほんでは。
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