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社会性を呼び覚ますような、春|2m14d

友人に来てもらったり、子を夫に任せてひとりで外出したりと、先週は久々に母ではない自分として外の世界にたくさん触れた。

しかも、学生時代の友人の渡米壮行会、前職のバンド仲間の還暦祝いパーティ、現職の同僚の結婚披露宴、と私のこれまでの交友関係を綺麗になぞるようなラインナップ。

妊娠出産…というよりその前から続いた長いコロナ禍ですっかりボケてしまった社会性を、一気に呼び覚ますかのような年度末だった。

とはいえ「たくさんの人が集まる場」を体は覚えているもので、久々だからと戸惑うどころかあまりにもしっくりと来て、子とふたりきりで過ごす日々の方が、なんだか現実離れしている感覚になる。これまで紡いできた人間関係の中でふるまう自分と、子を産んで母になった自分とが、二極化しすぎていて地続きになっていない。

だから先週はその間を繋ぎ合わせるようにして、外の世界と家の中とを、ふわふわした足取りで反復横跳びしている感じだった。

ちなみに反復横跳びすると、子の可愛さが倍増するという効果もある。たった半日離れただけで、外の世界とのコントラストが効きまくる。なんじゃこの、小さい生き物は。

いよいよ4月。子を連れて外の世界に飛び出して、一緒に反復横跳びをしながら、母としての社会性も身につけていきたいところ。


今日の走りがき。

・少し前に母の知人から「ポロンちゃん」というおもちゃをいただいた。目がチカチカするようなピンク色は家の中で圧倒的に浮いてるし、絶対に夜中には目を合わせたくない顔つき、見かけによらず大音量の「ポロンポロン」。…と正直もてあましていたのが、ギャン泣きする我が子に試しに聴かせてみたら、びっくりするくらいすっと泣き止んだ。ホームページを見ると「半世紀以上にわたって赤ちゃんを見守ってきたポロンちゃん」とある。さすが半世紀の実績、侮るなかれ。ポロンちゃん、助けられてます。

・産まれたころからずーっとおしっこの背中漏れに悩まされていて、1日に何度も着替えていたのだけれど、最近なぜか落ち着いてきた。おむつがようやくフィットしてきたのかな…?

・うつぶせ練習をゆるやかに開始。調子が良いときはウーウー言いながら自分で少しだけ首を持ち上げる。たるんたるんのうなじがおじさんっぽくて可愛い。

・発声が増えた。1ヶ月の頃はたまに偶然のように「ふー!」と声を出すだけだったが、最近は「ふーふーふー!」と連続ふーを繰り出すように。

・発声に加えてニヤニヤ笑顔も増えてきて、これも嬉しい成長。朝「おはよー」と笑いかけると、つられてニコニコと笑う。これはまだ生理的微笑?もう社会的微笑?

・お宮参りのときに撮影した写真が完成。スタッフの皆様の努力の甲斐あって子はしっかりカメラ目線なのだが、新生児撮影用の椅子のおかげで不自然なまでに直立していて、なかなか笑える仕上がり。


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