ヨン様にハマるおば様の気持ち
二十代の頃、韓流ドラマの「冬のソナタ」が流行っていた。
もちろん、私もハマっていた。
一人暮らししていた当時、インターネットもひいてなく、当然スマホもなく、私のエンタメはテレビデオから流れる番組とレンタルビデオだった。
冬のソナタに出てくるペ・ヨンジュン、ヨン様。
茶髪にメガネ、マフラー。
私のタイプじゃないしと思っていたが、ドラマの回を重ねるごとにファンになっていた。
茶髪にメガネ、マフラー。
私のタイプじゃないしと思っていたが、ドラマの回を重ねるごとにファンになっていた。
当時、「冬のソナタ、ロケ地巡り」などのツアーも話題になっていた。
さすがに、それは…と少し冷めた目でみていた。
四十歳になり、おば様の年齢になってきた。
過去の韓流ドラマを久々に見だした。
今も活躍するコン・ユやヒョンビンの若かりし頃の作品。
キュンキュンするではないか!
たまに見える胸板にドキドキする。
そう、恋をしたのである。
ヨン様にハマるおば様の気持ちが今になりわかる!
結婚して、こどもがいると恋から遠さがる。
もちろん、恋している人もいると思うが、行動するとなると不倫となりのちのちややこしくなる。
そこで韓流ドラマ。
現実離れの話や俳優の肉体美、美人な女優、素敵な風景。
まるで、主人公の女優になったかのような錯覚を覚える。
妄想恋愛体験ができるのだ。
現実は生活に追われ、「恋愛」という心の奥底にあるのも忘れていたのが、引き出しを開けてくれるのだ。
そして、少なくなってきた女性ホルモンがでている気がする。
おばちゃんになればなるほど、恋愛ドラマは重要ではないかと思うアラサーの独り言。
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