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雨穴ミステリー考察『人形に録音された謎の子供の声』⚠︎ネタバレ注意⚠︎

⚠︎ネタバレ注意⚠︎雨穴ミステリー『人形に録音された謎の子供の声』のネタバレがあります。ご注意ください。

この考察は、動画をご覧になった上でお読み下さい。
某先日投稿された動画の最後に「ある人物」と「ある人物」の名前が一致しているという雨穴さんの指摘がありました。
一度、登場人物の整理をしましょう。

・雨穴;ホラー作家。YouTuber。
・栗原;設計士。雨穴さんの知人。

・鶴田花江;今回の相談者。広島在住。
・鶴田雄大;花江の息子。20歳。大学生。都内在住。
・木下光希;人形の中からの音声により名乗られた名前。
・木下サナ(現上田サナ);木下光希の母親。
・木下夏幸;木下光希の父親。33歳。会社員。加々良拓斗殺害。2008年7月に逮捕される。半年前に離婚。犯行時は独身。前年に5歳の一人娘を亡くしている。同年8月拘置所内で自殺。
・坂口佳乃;木下光希ちゃんが通っていた保育園の園長。
・加々良拓斗;木下夏幸に殺害される。当時14歳。前年木下光希ちゃんを強姦の末殺害。少年法により名前は公表されず。
・加々良佳乃;拓斗の母親。

お気づきだろうか?木下光希ちゃんが通っていた保育園の園長と加々良拓斗の母親の名前が一致しているのである。
27:55のこの画像をご覧頂きたい。

これはなにを意味するのか?
湧き立つ疑問を順番に整理していこう。

〈考察その1〉

加々良佳乃と坂口佳乃が同一人物であるということを前提にすると、木下家と加々良家は「加害者」と「遺族」ということになる。
①被害者である光希ちゃんの母親上田サナと15年以上連絡を取っているのは何故か。
②息子(加々良拓斗)が被害者として報道された際、園長である坂口が辞任を免れたのは何故か。
③上田サナは加々良佳乃=坂口佳乃だという事実を知らないのか

①について。坂口佳乃と上田サナが15年以上連絡を取っている理由は以下の3点が考えられる。
・木下光希ちゃんの死亡にかかわる行事命日や月命日のため
・上田サナが坂口佳乃を加害者の加々良拓斗の母親と知り、怨恨から復讐の機会をうかがっている線。
・共犯。木下光希ちゃんを殺した犯人が息子であることを知った加々良佳乃は、木下家に協力する形で犯行前に離婚。(おそらくこのことから加々良父も共犯であると考えられる)木下夫妻により犯行が行われるが、苗字が変わっているため園長職辞任を免れる。
②について。これは少年法により、素性が報道されなかった為。しかし、光希ちゃんが加々良園長の保育園に通っていた為、木下夫妻には知られる事となった。(この辺の経緯はわからない)また、加々良拓斗が光希ちゃんを狙うきっかけとなったのは保育園が発端だったのかもしれない。だからこそ、出来損ないの息子の始末も兼ねて木下夫妻の犯行に協力したのではないか、とも考えられる。

〈考察その2〉

栗原説が本当であるとすると、加々良拓斗と上田サナが殺害直前に性交をしていた場合、加々良拓斗と木下夏幸以外のDNAや遺留物が見つからないのは不自然である。
ここで全く登場しない加々良拓斗の父親が警察関係者であった場合、木下家と加々良家の共犯説が真実味を帯びてくるのだが…。

所詮は考察なので真相はわからない。
この考察を読んでくださった方には心からお礼申し上げたい。
そして成人年齢が18歳に引き下げられた今、今一度少年法の改正について各々熟考をする機会とされたい。

月本 結衣

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