なんにもしないこと、考えないこと
唐突に毎日やることもなく家にいるようになって気づいたら6週間が過ぎた。
4月から死にものぐるいで働いて、仕事と睡眠と食事だけがすべての毎日を生きてきた。
最初は何もできないこと、ただ布団に埋もれて息をしているだけの毎日に罪悪感と焦燥感で押しつぶされそうだった。
でも、しばらくして、なんにもしないこと、考えないことを身につけた。
いや、なんにも考えないことは今も難しい。でも、考えても今答えが出ないことを考えすぎることをやめた。
真っ黒に埋まったスケジュール帳を生きることはもちろん素晴らしい。
自分の将来についてしっかり考えることももちろん大切だと思う。
でも、こんな世の中で、明日が見えない中を生き延びるには、
「なんにもしないこと、考えないこと」って大事なのかも。
ただゆっくりと、物事がなるようになるのを待つ。
日々の中で、小さなときめきに目を向けてみる。
ゆっくり、ゆっくり。生きていこう。
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