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ベンチャー企業で働く事

新卒でベンチャー企業に入り、働いて知ったこと

背景
・大学院卒業後、新卒でベンチャー企業に就職
・就活は人並みに行っており、内定も貰っていた。
・研究していた事を活かせる仕事がしたかった。
・入社時には経営悪化し、半年後に同系列のベンチャー企業に転職、約1年半勤続後、大手企業に転職。

入社してから学んだこと
①会社の給料を当てにしてはいけない
・内定を受けた時は業績が良かったようだが、入社時には経営が悪化し、給料を払えないと言われた。当初聞いていたボーナスは全てなくなり、想定年収は3分の2になった。
・給料は色々交渉して出して貰えたが、給料日に給料は入らないため、会社から貰える給料を当てに生活する事の恐ろしさを身をもって経験する事ができた。
②お金がないと精神的に安定しない
・2社目のベンチャー企業では、給料が入らない月があった。自分が仕事をした価値は0円と言われている気分になり、家賃等支払いを考えると、仕事に集中するのは大変難しい精神状態になる。
・お金が十分にあって、生活に困らない時に初めて本当に自分がしたい事が見えて来るのかもしれないと思った。
③自分という人間は周りの環境に大きく左右される
・自分という人間は、環境によって左右される事が少ないと思っていたが、日々過ごす職場の影響が多大である事に大企業に転職してから気づいた。
・どんな仕事をしたいかも大事だが、自分がなりたいと思える、尊敬できる人達に囲まれて仕事した方が人間性が伸びる。
④専門性を身につけるには向かない
・ベンチャー企業は人が少ないため、手掛ける業務の幅が広い。自分の好きなように色々な仕事ができて楽しいが、1つの分野の専門性は磨きにくくなる。

新卒でベンチャー企業に入るメリット
・やりたい仕事をさせて貰える
・大企業では新卒では出来ないような仕事をし、大きな成果を上げる事ができる場合がある。
・失敗しても、職種や業種を変えて再チャレンジできる。
・お金の大切さが分かる。社会保険や税金への興味が湧く。

新卒でベンチャー企業に入るデメリット
・お金かなくなり、生活ができなくなる可能性がある。
・専門性がなく、経歴が不十分になる。
・会社が持たず、退職させられる事がある。
・長時間労働で、心身を壊す可能性がある。

ベンチャー企業の後の転職活動
・職種を変えて転職活動を行なったため、不採用が多かったが、結果として大企業に転職する事ができたため、ベンチャー企業で仕事した経験がマイナスにはならなかったと感じている。
・新卒で一般的な会社に入った場合、ベンチャー企業への転職を考えたくなったかもしれないが、ベンチャー企業の大変さが分かるため、やり直しが難しいタイミングで転職せずに済んだ。

感想
・一般的な会社に入っていたら、給料が支払われる事は普通の事だと思い、真剣にお金の勉強をしなかったと思う。ベンチャー企業にいた事で、経済が右肩上がりではない世の中で、どうしたら生活していけるかを真剣に考える機会になった。
・妊娠/出産を考えると、職種、職場、会社の規模等を考えた時、仕事へのやり甲斐だけでは将来が描けないと思った。妊娠経過が順調で、産後もスムーズに育児が進むケースばかりではないと思うので、自分にとって何が大切かを考え、自分を良いタイミングで変化させる事は大事。

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