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レバノン赤十字のアプリを用いた募金の仕方

暑い夏模様だった今日、家でずっとごろごろしていたせいで、私はレバノンの首都ベイルートで起きた大爆発のニュースを知らずに一日を終えようとしていた。

インスタのストーリーに、マンチェスターの留学時代のレバノン出身のコースメイトが投稿しているのが目についたのは、偶然だった。彼は視座は高く優秀だったが、やや小生意気なキャラクターで、私とはさほど親しくなかった。オックスフォードの博士課程に在籍している彼が、インスタのストーリーをあげるのは、そんなに頻繁ではない。

彼は、彼が無事であること。彼の家族も無事であること。実家は損傷しているが、それより30万人の家が失われていることに彼を心配している人は目を向けてほしい。レバノン赤十字のURLを張っておくので、募金できる方はぜひ。そうインスタで語っていた。

私は、そのちょっと前にも、何やらレバノンという文字を携帯画面のどこかで見た気がした。慌てて検索すると、見るも無残なベイルートの湾岸が写真に納まっていた。中には映像もあり、そのすさまじさに、喉の奥がひゅっと鳴った。

ベイルートの知事という人は、まるで長崎や広島の爆発のようだと首都の変わり果てた様子を嘆いていた。私が見た映像は、本当に、この世の終わりのような、灰と土と瓦礫、そして焼かれてしまった人が横たわっている景色が続いていた。知事がそう例えるのも不思議ではなく、レバノンというあまり自分に馴染みのない国の痛みが、すぐそこにあるかのように感じた。

友人が共有してくれていたレバノン赤十字社のURLを開くと、アプリのダウンロードへと強制的に移動させられた。いつもHPやfacebookの団体ページ経由でpaypalなどを利用して募金をする私は、少し戸惑った。が、他に術もないようだったので、アプリをおとなしくダウンロードした。結論、そんなに難しくはないのだが、ちょっと引っ掛かった部分があったので、noteにあえて丁寧に書こうと思い立った。

まずは登録が必要のようだ。sign upを押して、名前・メールアドレス・パスワード・電話番号を入力する。登録した電話番号宛てにSMSが届くので届いた番号を入力する。

すると、次は住所を入力する画面になる。しかし、これはスキップができる。私はスキップした。そしてメールアドレスとパスワードを入れ、Sign inだ。

無事入れると、ホーム画面になる。ホーム画面の中央下にある"Donate"ボタンを押す。

次に出るのは"Chose your donation amount"という寄付金額を指定するページだ。月額2ドルというのが初期設定のようだった。

私はひとまず一回募金をして様子を見たかったので、MonthlyからOne Timeに変更することにした。しかし、このまま実はOne Timeにしてしまうと、ひっかかる。

なので、必ず初期設定のMonthlyになっている時、下のRecurrent Monthly Donationにチェックをいれてほしい。それから一回きりの募金ならばOne Time、そして金額を変更する。金額は右ボタンでどんどん変えていける。

あとはカード番号を入力し、終わりである。簡単だったが、あまりいけていない仕様だなと感じる箇所もあり、ちょっと戸惑う人もいる気がした。アプリのダウンロードで、うっ、と詰まった方がいたら、このnoteを見て、安心していただけたらと思う。

twitterでこのニュースを追うと、日本人はカルロス・ゴーンの話と、広島長崎というワードに反応している人が多いように感じた。レバノンという国がそこに結びついたり、あちらの発言を受けて結び付けられたりするのは構わないのだが、私はいくつかのコメントを読み、再び喉の奥が驚きと悲しみでひゅっと鳴った。今は個人の話をするでも、歴史の話をしているわけでもない。ただ、この悲惨な状況に変わりはないのだ。どうして被害にあった個人をけなしたり、不幸の大きさを比べてあざ笑える人がいるのだろうか。あまりに悲しくて情けなくて、募金ページにそのまま移動したというのが正直なところだ。実家が損傷してもなお、隣人30万人を心配していたレバノン人の友人には遠く及ばないが、心無いコメントにうすっぺらい反論をするよりは、募金をした方が良いだろう。

ベイルートには穀物庫があり、国内向けの食糧が今回の爆発でかなり失われたとも聞く。今はひたすらこれ以上被害が大きくならず、苦しんでいる人が助かるように、苦しんだ人が安らかであるように、祈るばかりだ。

トップの写真はAFPBBNEWSから拝借しました。深夜の書き殴り、失礼しました。

#PrayforLebanon #レバノン

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