【イタリア旅行記】ローマを独り占め
ヴァチカン市国に行く前に、テルミニ駅からスペイン広場まで地下鉄で行きました。
そしてその後は徒歩でサンタンジェロ城へ。今読んでいるのがユルスナールの「ハドリアヌス帝の回想」という本で、ハドリアヌス帝に縁のあるものって何だろうと調べて行ったものです(ハドリアヌスの廟として建てられたようですが、本当はここに彼は眠ってないらしいですね。後で知る…)。
入場料が15€もするのでちょっとびっくりしたのですが渋々払い、なんて地味なのーと思いながら回廊を登る。開館とほぼ同時ぐらいに入ったので、人は殆どいませんでした。ところどころで外が見えるところがあって、あー、あれがサン・ピエトロ大聖堂かー?みたいなことを思いながら。
しばらく狭い階段を上がったら急に視界が開けて、眼前にローマがありました。
まだ朝で少し薄い青空と、地平線の隅まで見渡せる景色が広がっていて、頭上には天使サンタンジェロ。見てるのは私ひとり。
ああそっか、これを見にきたんだ、わたし
しばらくひとりでぼんやりと眺めて
写真を撮って
男性がひとり上がって来たので、ああここは譲らなきゃと思って階段を下りて
独り占めできたのは5分もないぐらい?
でも本当に贅沢な時間でした。
その下のフロアにも素晴らしい絵画や彫刻があります。地味とか言ってごめん。
私が行った時はブルガリのエキシビションもありました(経緯不明)。
ぜひ、朝の早い時間に行ってみてほしいです。夜も開いてる時があるらしい。それもまた素敵だろうなと思います。15€の価値があります。
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