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2023 引きこもりで始まる

 正月休みが終わった直後に流行り病にかかった。ついに来たかー。と思った。neco眠るのライブを観に東京・大阪に行ってた時はちょっとビクビクしてたけど罹ることなく、福井でじっとしてたら(とは言っても外で飲んだりしていたが)罹った。症状は重くなく、ふつうの風邪みたいな感じ。熱は少しだけ出てすぐに下がった。いちばん体調が悪い時と3連休がしっかり重なり、週明けから元気になってしまったので在宅勤務をした。(特別休暇使えば良かったかなぁ……と後になってちょっと後悔した。でも元気やったしなぁ……)

 一人暮らしをしている知り合いが、同じく罹患した時にちょっと家が嫌いになった、と言っていたので自分も気分が落ち込んだりするのかなと思っていたけどそうでもなく、むしろ家の居心地よすぎて、療養明けに外に出るのが億劫なくらいだった。生来の引きこもり体質なのかもしれない。

 在宅勤務を、4日間続けてわかったことがいくつかあった。
 家にいると仕事の時も音楽をかけられるので良いんやけど、日本語の歌詞があるものは言葉が耳に入ってきてしまって集中できなくなるので駄目で、かといってneco眠るをかけるとテンション上がりすぎて踊ってしまうからそれも駄目で、すでに何回も聞いたことがあって耳が慣れていないと駄目で、それをクリアするのが聞き慣れた洋楽もしくはceroだいうことがわかった。ceroはなぜか耳が洋楽として処理する感じがあって、日本語の歌詞でも気にならへんかった。
 あと、家にいると化粧をする必要がないので楽だ、と最初は思っていたけど、だんだん自分の心が締まりない感じになってきたので、やはり化粧をするのは自分の気持ちを上げてピシッとするために必要なんやということがわかった。ので在宅勤務の時も朝は化粧をした。

 外に出ずに過ごしているとこれほどエネルギーを温存できるのか、ということも思った。勤務時間が終わっても、論文を読んだり勉強しようかなと思えるような、心の余白が残る。外に出ているだけで消耗するエネルギーが一定の量あるということにこれまで気づいていなかった。

 家にいた間、まったく酒を飲みたくならなかったのも自分でびっくりした。最初はもちろん体調が悪くて飲む気にならへんかったけど、わりと元気になってからも飲酒したいと思うことがなく、結果的に一週間の休肝となった。酒は元気だからこそ、そして外出して疲れたからこそ美味しく飲めるものなんですね。。。
 このことが、健康でいることを意識した一番の出来事だった。療養が終わって、飲んだビールはとても美味しかった。

 なんにしても罹患しないのが一番、だけどいろいろと気づきのあった、療養期間でした。

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