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映画を観るだけ

 調子が悪く(良いときのほうが少ないかも)、休日はずっと家でうずくまって「死にたいよ〜〜」って言ってるだけで時間が過ぎていくけど、映画を観る気力だけはある。元気なのかもしれない。
 最近観た映画のことを書く。
 (1こ前のBarbieの記事は思い直して消した。)

Pearl パール
 メトロにて。「映画史上、もっとも無垢なシリアルキラー誕生。」という宣伝文句と、予告編の鮮烈な色彩から、こりゃー絶対おもろいやろと思って楽しみにしていた。「X エックス」の前日譚らしいので、事前にU-NEXTでそちらも観た。
 母からパールへの抑圧はかなりきついものがあるけど、母がそうならざるを得なかった背景もちゃんとあるわけで、逃れようのない運命が繋がってパールはこうなってしまったんやな。と、シリアルキラーもので初めてシリアルキラー本人に感情移入しながら観ることができた。独白のシーンが本当にすごい。あと豚の丸焼きは(食べたことないけど)しばらく食べる気しなさそう。
 ここから「X エックス」までの長い年月を、パールとハワードはどうやって過ごしてきたんやろうか。と思いを馳せた。

窓辺にて
 U-NEXTで。稲垣吾郎さんは、「えっ?」って言うのがめっちゃうまい役者さんなんちゃうか。会話の中で「えっ?」って言う感じが絶妙によかった。
 私は茂巳と紗衣に離婚してほしくなかったな。と思った。そんなにうまくいかんのが今の世か。
 自分はパフェを食べられない体質なので(食べると必ずものすごくお腹を壊す)、パフェ食べられる人がうらやましいと思った。

オズの魔法使
 U-NEXTで。POPEYEのインタビューで、ミア・ゴスさんがPearlの準備期間に観た映画、と挙げていたので観たくなって。高校生のとき、音楽の授業で観た記憶がうっすらある。お話はおなじみの童話で、音楽もダンスも軽快やけど、なんかこわくて、あとで調べたらいろいろとよろしくないエピソードが暴露されていた。
 私が魔女の計らいでこんな意味ない(いや、意味はあることになってるんやけど)過酷な旅させられてたらふつうに怒るわ。

君たちはどう生きるか
 やっぱり観なアカンかなぁ……みたいな気持ちでテアトルサンクへ。良い映画だというのは"理解"できた。母親賛美の感じはやっぱりちょっと引いたけど、ここは監督の想いが詰まってるんやろなぁ。
 鳥苦手やから、ヤメテクレー!ってなる鳥肌ぞわぞわ(鳥だけに……)のシーンけっこうあった。
 声のキャストをまったく前情報入れずに観に行ったんやけどキムタクだけはわかった。声だけで、キムタクの顔がバーンと浮かんだ。

TAR
 メトロでリバイバル上映(前のとき観逃したのでありがてぇ)。全部のシーンが良くて、ずっと目が釘付けだった。映画で会話が長く続くシーンってすごく難しいと思うけど、それがうまくいっているとぐっと観客を引き込むし、物語の推進力にもなる。私はそういう映画が好き。
 梅田くんと清水さんも同じ回を観に来ていたので、そのままこうみんかんで感想を語り合い、めっちゃ盛り上がった。私はゲーム詳しくないからラストが全然わからんかって、モンハンやって教えてもらえてなるほどーと思ったりもした。

 8月が終わるな。まだ暑さは続くんかな。
 もう一回くらい、海に行きたい。

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