今更ながら「猫は液体」って?猫の液体化現象について、調べてみた
「猫は液体」であるという言葉を、よく耳にするようになりました。ん?猫が液体?一体どういうこと?猫には、人間の知らない能力がまだまだ残っているのか?と、数々の疑問が頭に湧いてきました。そこで今回は、猫は液体なのか調べてみました。
「猫は液体」という言葉の発祥
猫は、身体が柔らかいので、どんなところにもピッタリと納まってしまいます。そして、猫は本能的に、狭い所が好きです。諸説ありますが、昔、「猫の獲物の巣が狭かったから」とか、「狭い所にいれば、外敵に気づかれないから」とか、そういった理由があるようです。
そんな猫ですので、家の中でもダンボールなどをみつけると、すぐに中に入ろうとします。以前に「猫鍋」についての記事を書きました。猫鍋とは、土鍋に猫がすっぽりと納まっている状態です。
ある飼い主さんが、土鍋を置いておいたところ、猫が土鍋の中に隙間なくすっぽりと納まっていたそうです。その見た目が、あまりにもキレイに納まっていることから、猫鍋というブームがきました。今では、猫鍋に関する猫用品がたくさん売られています。
いかに、猫は身体が柔らかいかということですよね。猫のそんな様子から、徐々に「猫は液体」である、なんて言葉が聞かれるようになりました。
猫の液体加減を証明する画像がSNSに多くアップされている
まるで、本当に、猫が液体であるかのように、狭い所に猫が納まっている画像がSNSでは、多くアップされています。これらを見ていると、「猫は液体」なんじゃないかと思わずにはいられません。
隙間なく、入れ物のカタチに沿って納まっている猫たちを見ていると、身体の柔軟性を超えたものを感じます。「骨が本当にあるのか!?」と疑いたくもなるものです。これは、確実に「猫は液体」であるという証拠画像ですね。猫の柔軟性、恐るべしです。
一風変わった研究が発表されるイグ・ノーベル賞でも
イグ・ノーベル賞とは、「人を笑わせ、考えさせてくれる研究」が対象となるそうです。ノーベル賞とは違う視点の研究が対象のようですね。そんなイグ・ノーベル賞なのですが、その物理学賞で「猫は液体なのか?」という研究が注目されたそうです。
凄いですね。確かに、イグ・ノーベル賞の定義にピッタリのテーマのような気がします。そこで、研究としての「猫は液体」なのかについてですが、「容器に応じてカタチを変える」という液体の定義から考えると、「猫は液体」だよね、ということになるようです。
猫は、皆さんご存じのように「固体」で間違いありません。飼い猫が、ある日突然「液体になって流れて行っちゃった」なんてことになったら、ビックリしますものね。さすがに、完璧な液体であるわけではありません。
しかし、物理学には、レオロジー(流動学)というものがあります。その流動学を、簡単に説明すると、「固体でも力が加えられた状態で、どういう風に変化するか」を研究する学問だそうです。
硬いアスファルトから、野草が生えてくるのも流動学として、捉えられているようです。なかなか、完全に固体・液体と定義するのは、難しいことなのですね。まだまだ、筆者もわからないことがいっぱいあるようです。
「猫は液体か?」と論じたのは、フランスの研究者のマーク・アントワン・ファルダンさんという方だそうです。筆者はてっきり、日本人が研究を始めたのかと思っていたのですが、フランスの方が研究をされていたのですね。
マーク・アントワン・ファルダンさんは、見事、レオロジー(流動学)の分野で、イグ・ノーベル物理学賞を受賞されたそうです。
レオロジー(流動学)の分野や証明されたということは?
レオロジー(流動学)の分野で、この論文が認められたということは、「猫は液体」であると、半分程度、公言してもいいのではないかと筆者は思っています。猫の液体化は、どのくらい進むのでしょうか。
今、多くの飼い主さんが目にしたことがあるのは、ダンボール・ビニール袋関連ではないでしょうか。その上を行くと、鍋・ツボなんてものもありますよね。猫の液体化についての期待値は上がる一方、筆者としては心配なことがあります。
「猫は呼吸できているのでしょうか?」これが、非常に心配になっています。今後、このサイトの記事で、調べてみたいと思います。
猫の液状化を楽しめる猫用品もたくさん売られていた
猫の液状化を楽しめるグッズがあることを知りました。猫もくつろげて、いいのではないでしょうか。例えば、猫鍋を想定した、猫のベッドなどが多いですね。
それ以外にも、キャットタワーに、料理で使うボウルのような物がついていて、そこで猫が休める、なんて物もありました。梅雨がきて、じめじめして、蒸し暑いこの季節だから、冷却シートなどと一緒に、楽しませてあげてもいいですね。
まとめ
今回は、「猫は液体」ってなに?ってことについて、調べてみました。物理学の目線からも研究されていたとは、筆者は大変驚きました。猫の身体能力には、本当に驚かされます。
猫は、狭い所に狩猟本能・身の安全を感じるそうです。猫が、安心して液状化できる環境をどんどん作って、猫と飼い主さんがほっこりする時間が過ごせるといいですね。
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