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ツイステの寮分けよもやま妄想①ポム→ハーツ→ディアソ編

※ATTENTION

これは、「特定のキャラの解像度がなんかめちゃくちゃ高いぞ…?」って人間達が複数でよってたかって意見交換していく中で色々な思想に出会った結果、ツイステの寮が分かれていった順番がディズニー映画制作順だった場合経緯がなんか分かるぞ…?という変な解に辿り着いてしまった筆者が書き溜めた妄想である。

つまり、完全なる幻覚です。資料をベースに論拠を立てた考察とかでは一切ないため普通に創作物として読んで頂ければと思います。(えっ生々しい?ツイステは生々しいコンテンツだから仕方がないとおもうんだ!)
ちなみにnoteにしたのは全寮となるとらめちゃくちゃ長くなるなぁと感じたからです。全部一気に上げれないから何回かに分けて連載していきたいと思います。



・初めに〜寮の分かれ〜

寮がなぜ分かれといるのか?この答えは簡単である。寮が生活を営む場だからだ。
学舎で誰かから教えを乞う場ならまだ先生→生徒の関係であるがゆえに大丈夫だが、生活…プライベートを営む場となると許せる範疇というものは人間確実に狭くなる。

生活空間だとお互いの文化や思想の違いで些細なトラブルになりやすい。自分の思想上許せないことをしてくる相手に募るイライラはいつしかヘイトに代わりに喧嘩…いじめ…挙句の果てに戦争状態になることもある。更に言えば自分なら許せても友人が傷つくとヒートアップしやすくなる。

学舎内ならかろうじて許せる範疇でも生活を一緒にするのは許せないです自分のメンタルが壊れます無理です。って言う相手は確実に出てくる。
しかも思想や文化という人の体に染み付いたものはそう容易く変えることは不可能だし、相手のルールに従うということは自分の感情や信念を捻じ曲げることと同じである。

更に言うならツイステ世界で自分の感情や信念が暴走して捻じ曲がった先にあるのはストレス耐久値の限界=オーバーブロッドだ。もしかしたら寮が分かれていった経緯には誰かしらのオーバーブロッドがあるかもねとはなりつつ、分かれて言った経緯を書いていこうと思う。

・寮の出来た順番

まず。各寮のモチーフとなってたディズニーの映画を制作年代順にすると
1ポムフィオーレ(白雪姫)
2ハーツラビュル(不思議の国のアリス)
3ディアソムニア(眠りの森の美女)

(ちょっと間があく)

4オクタヴィネル(リトルマイメード)
5スカラビア(アラジン)
6サバナクロー(ライオンキング)
7イグニハイド(ヘラクレス)

となる。寮が増えていった順番は「最古の寮はポムフィオーレ」とツイステ本編で言われてることと、メインストリートに並んでるグレートセブンの銅像の並び順から見て制作順ほぼほぼ間違いないのではと見ている。メインストリートの画像をみるに本校舎が奥にある→校舎に近い順番に制作年代が古いので寮が増えるごとに銅像を増やしていっだんだろうなぁと推測)



なおオンボロ寮は銅像がない以上年代の推測がつかない、よく言われてるディズニーのカートゥーンがベースにある場合最古になるけど、その場合ポムフィオーレが最古の寮ってどゆうことさ?等別の謎に波及してしまうため今回の話からは除外します。というか理念、精神がわからん以上除外せざるを得ない。
(多分関わるとしたらNRC創設の一番始まりとかなんですが、その後ポムフィオーレ寮ができた辺りからの話に終始します。ご了承ください)


前置きがナゲーよ早く本題入れよってなってきますね。はい。はじめます。

 ・寮の分かれ①…「ポリシーを取るか、ルールを取るか」ポムフィオーレ→ハーツラビュル編

リアルな学校の学部にしろ一番初めというのはいわゆる我の強い個性溢れる集団になりやすい。
恐らくNRCもはじめそういう形だったのだろう。開設間もない魔法学校に来る人間は所謂自分の美学=ポリシーがある人間ばかりだったのだ。
つまり初めは自分のポリシーを邁進し、他人のポリシーを否定しない「奮励」の精神で営まれるポムフィオーレ寮だけで大丈夫だったのである。
魔法の強さはまんまイメージの強さらしいしね。我の強さはイメージの強さに直結しますから。
ところが、時代がすすみ、魔法学校の受け入れ人数が増えてたり概念が普及していくとそういった「ポリシー」のある人間だけじゃなくなっていく。

すると何が起こるか?

そう。今まで私服通学最高!自分の着たい服が着れるわ!って思っていた人間が大半だった中に少しずつ(いや毎日同じ制服で通学させてくれよ…疲れちゃうだろ…)って思う人間が増えていくのだ。
ここで出てくる制服が欲しいという感情はつまるとこ「自分の美学?んなもんより皆が利用しやすい規範をくれよ。」という気持ちである。
つまり規範を自分の心の中ではなく、外部=社会に求める人間が増えてきたのだ。ルールの誕生である。
ぶっちゃけこの二つの思念…ポリシーを優先する人の思念とルールを優先する人の思念は混ざり合えない。
私服着たいよ派と制服着たいよ派、どちらか片方に合わせようとすると必ずどちらかにストレスが溜まることになるからだ。

—ここで寮が分かれた—

かくして私服着たいよ派=ポリシー優先派はポムフィオーレに残り、制服着たいよ派=ルール優先派がハーツラビュルという新しい寮に行ったのであった…
こうしてハーツラビュルはルールをつくり、それをしっかりと守り秩序を保つ「厳格」の精神を持つ寮として設立されたのであった…

そういや今のポムフィオーレのメンバー。全員既存の制服の着方からしたらありえないアレンジ加えてるんですよね…フリルシャツ…カラーシャツ…帽子…自由だなぁ…



・寮の分かれ②「規律とはすなわち水準である」ハーツラビュル→ディアソムニア編

さてさて①の段階で私服通学派のポムフィオーレと制服通学派のハーツラビュルに分かれて少したったころ、ハーツラビュルである問題が発生した。

それは
1 ぶっちゃけルールってどこまで作れば良いのさ?
2どんなにルールを作ったところでうまく守れない人間が出てくるだろ?

主にこの2点だ。

ルールというものは皆が快適に生活するために作られる規範。しかしそれぞれ価値基準が違う人間達が集められた結果どう足掻こうが起きてしまう現象がある。

モラルを守れない人間のために法律がいたちごっこの如く増えていくという現象だ。

ん?モラル?それって「ルールを守る気がないだらしない生徒が出てくる」ってことと違うの?となるかもしれないがちょっとちがう。

具体的に説明した方がわかりやすいと思うのです上記で問題に挙げた2点に関してそれぞれ事例をあげていきます。

1点目 ルールが増える時
貴方は皆で使用する談話室に居るとします。談話室は言わば他寮の人間も来ることがある言わば間口。そこにお風呂上がりの全裸の人間が平気で入ってきたりしたら貴方はどんな気持ちになるだろうか?大半の人はこう思うのではないだろうか。

「風呂上がりに全裸で談話室に来ないなんてルールをつくる以前の問題だろ??」

しかし肝心の全裸で談話室にやってきた人間からしたら「全裸で談話室にやってきちゃいけないなんていうルールなかったよね?なぜいけないの?」となってしまっていたりする。
これは極端な例だが人間が集団生活する上で必要なモラル(別名暗黙知)というものを上手く理解できない。という人間は必ず出てきてしまう。
そもそも日本で問題になりやすいエアーリーディング能力の欠如…すなわちKYというやつはこの手の暗黙知を周りの空気から読み取れない結果やし

こうなるとこの「全裸で談話室にやってきてしまう人間」のためにルールが増えることになるのだ…

無論、全裸の人間の話はあくまで極論で、ここまでやらかす人間はそうそう居ない。より深刻なのは2の話だ。

2ルールを守れないって?
これに関しては正直現ディアソムニア生であるシルバーの一部始終を見てもらうのが正直分かりやすいと思う。
なぜなら彼は、彼特有の「勝手に眠りに落ちてしまう病」に散々振り回され続けてるからだ。しかもこれは単なる病気ではなく医師が既にお手上げ状態。つまり彼は自身の特性上一般の人間が当たり前にできる
「授業中に居眠りをしてはならない」に対応できる能力がない=できない状態なのだ。
しかし周りは彼がそんな特性に悩まされてるなんてことそう簡単に理解できないため「あいつはルールを守れないだらしない奴だ」って言うレッテルを貼ってしまうのだ(シルバーパソスト参参照)


このように、人間の価値基準及び能力水準が十人十色な以上秩序をしっかりしようとすればするほどルールがとにかく膨大になる。
変わり者を制御しようとするなら尚更増えるのだ。ハートの女王の法はそもそも何も考えなくても秩序をしっかり守るべく作った結果800条以上になってしまってるわけだしね。
(リドル君の喋るハートの女王の法律は荒唐無稽にみえて実のとこ意図が見えると理に叶ってるものが多いので変わり者のためにひたすら増えたんだろうなぁ…下のやつは食堂に皆が座れない以上ダラダラすごすんじゃねぇって言うこと)

こうして、一部のモラルを上手く理解できない、モラルを理解してるが上手く守れない変わり者のためにルールが膨大になっていくとある思想が蔓延ることになる。

「一部のモラルを守れない連中」がいなければ最低限の規範ですむのに…

「モラルを守れないことを気にしない人間達だけで静かに暮らせる世界がほしい…」
だ。

さて、このモラルの問題は実はポムフィオーレに戻るとしても問題になってしまう。ポムフィオーレは美学をモットーに動く人間である以上最低限周りに見せていい基準…モラルがある世界だからだ。(更に言うなら美しさを貫くためにTPOに合わせて基準が変動する面倒な側面がある。ヴィル様の寮服パソスト参照)



かくしてハーツでも息しづらい、ポムもいづらい。八方塞がりな生徒達か自分を許容してくれる安寧の場を求め始めたのだ…

—ここで新たな寮が生まれた—

かくしてルールを守れる水準にある人間がハーツラビュルに残り、ルールを上手く守れず白い目で見られてしまった人間達が集まり「ルールを守れない部分を互いに補い合う」という思想の寮…ディアソムニアが生まれたのであった。

ん?モラルを守れないってことは無秩序になって「高尚」の精神にならなくない?ってなるかもだが彼らは暗黙知となったモラルが守れなかったり個人の能力上うまく守れなかったりなど、本人達も自身の能力のピーキー加減に悩んでおり「一般的なルールが守れない自分」や「空気を読めない自分」など一般的な人間の水準に達してない部分にコンプレックスがあることが大半だ。

じゃあそんな彼らが秩序を保つために使用するものは何か。
それは拡大解釈をしやすいように設定される法律よりもより細分化、言語化して動作、仕草にまで落とし込んだもの。人はそれを「作法」と呼ぶ。

彼らは自らが守れる範疇の「作法」を持って生活を営むこととしたのである。これが「高尚」の精神の正体。無論この作法は守れる範疇で守ればいいし、守れない場所は守れる人が補い合えばいい。
「持てるものこそ、与えなければ」のノーブレスオブリージュ精神の寮がディアソムニアなのだ。
(能力がピーキーな集団あるあるともいう。学生の頃学年に一人は居なかっただろうか文系科目と理系科目の成績差が凄まじい人)

日本社会で分かりやすい例えはやっぱ江戸時代まで委託武士の立ち振る舞いなんじゃなかろうか。彼らは仏教の禅宗をベースにした言わば「形」から立ち振る舞いを覚えていったのだ。
更に彼らは武力という自身の「長所」を持って社会に貢献していくという働きをしていたしね。
しかし長く続いた武家社会に終焉が訪れたのと同じように。ディアソムニアの中でも改革を起こしたいと考える者が出始めます。
その話は、また次回以降にしましょう。

次回③世界に羽ばたきたい。たとえ何を犠牲にしても。
ディアソムニア→オクタヴィネルの分かれ道編。次回から別記事にしてお送りします。

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