家と家のわずか隙間から見える車の中の二人
今、16時半、電話での打ち合わせを終えて、アパートのベランダから外を眺めている
電話での打ち合わせは疲れる
なんとかその疲れをリセットしたいと思ったけど、今日はお金使いたくない日だから、家の中でどうにか
と思ってベランダに出た
前にも書いたけどベランダは南向き、
気持ちいんだけど
真下には大家さんの車が止まっていて、どきどきする
目の前の柿の木が、おとといまで芽だったのに、もう葉っぱになっていて、春強え、って昨日のつづきを思っている
眺めはいい方だと思う。
しばらく二層の一戸建てが並んで、向こうには国道に面した面取りされたビルが並ぶ
ずーっと先には開発中の高層マンションと、それを作るクレーンが見える
さっきまで久々に、カンバセーションピースを手に持っていた、けど、かけていたBGMと、背もたれのないハイスツールとは合わないからやめた。
それで写真を撮ったりしてたけど、なんか考え事が始まって、あ、書こう、とおもったらなんでだろ、完璧に忘れた。
ちなみにかけているのは、super organism、最近オススメされて聞いてから、すごいハマってる
オススメしてくれた彼は、ネオ、と言っていたけれど、わたしのネオにはだいぶピンクが大切だから、違うかった。
今わたしの両サイドには、網戸と柵がある。後ろには洗濯機がある
目の前には今朝干した長袖がの袖がある
ベランダの床は緑
このアパートの色は、今風に見えるときと、おばさん風に見える時がある。
小豆に牛乳をめっちゃ入れてとかしたみたいな色の外壁
若草色 もしくは 少し深いパステルグリーンのベランダ
緑がかった水色の扉
太陽の具合なのか、この小豆がベースの外壁のせいなのか、可愛いはずの緑と水色が、たまにすごくダサく見える。
ダサいと可愛いは、よく紙一重だという
その紙は多分きっと薄いと思う
でもきっとトレペみたいに何にも代用できないと思う
それはきっと、愛想、みたいなことだと思う
トレペ、あれは本当に何とも変えが効かない
ないと困る
大体のものはそれがなければ代用することができる
何か書きたければチラシでも書類でも裏に書けばいいし、
図面が書きたければ定規で線引けばいいじゃない
もしくはプリントすればいいじゃない
トレペは、コピー用紙をうすーーーーく裂くとできるかっていうとそういうわけでもない
ティッシュにも変われない
どちらかというとトレペは紙ではなくて、透明なものなんだな、
どちらかというとラップに近いのかな、
料理では使わないけど、
ってあ、クッキーとか焼く時代用した気がする
やっぱそうだ。コピー用紙より、ラップに近いんだ。
ただ、ラップより描きやすいし、くっついたりしないしね、そんなとき、都合よく文房具屋で売られるよね
トレペ、好きなんだよな。写せるということよりも、あの質感が好きなの、わかるかな
サラサラして手につかない感じ、つまんだら、物質感があるところとか、なんていうか、紙ではない感触。
ああ、その時からトレペが紙ではないこと、気づいちゃってたんだ。
トレペに新しい名前をつけるとしたらなんだろう、とか思っても、機能を持った名前つけると、また私みたいな屁理屈野郎が、それじゃないとかいうから、「みへ」という名前をつけよう。
辞書を引いても出てこないみたいなやつ
そう、こないだ犬を飼ったらなんて名前つけるか考えていて、はあ、とか、ほお、とか良いなあ、と思っていたな。
なんか、理由はないけど、名前でイメージ浮かべるの面白いから、イメージない名前付けてみたいなって。
深くはない、ただの遊び
結局まださっき話したかったこと、昨日話したかったことすら思い出せてない