乗車症候群

昨日はずっと家にいて、夕方に近所のカフェに行った

今日もずっと家にいて、お昼にパンを買いに商店街へ行った

どちらも歩いて行った


夜になって、どうしても落ち着かなくなって、電車に乗っている


どうも私は、二日にいっぺんは、電車に乗らないといけない人間なようだ

理由は本当にわからないけど、なんか電車に乗るってことが自分にとっていい気分転換の時間であり、空間であるようなのだ


自転車に乗るのは、すこし気持ちが必要

電車は、無心で乗っててもどこかに行くし、帰って来たくなったら反対に乗ればいい、

自分の判断とオートメーションがほとんど同等で、適当な気持ちになれる


適当な気持ち、適当な気持ちを許してもらえる、みたいな

電車は私の気持ちなんて、知るわけないし何百人もの人が乗っているし、

や、そういうエモみのあることがいいたいのではないんだがーーーー



二日にいっぺんは電車に乗らないといけない人間

どこでもいいけど、どっかに行きたい人間

どっかに行くかは決めたくない人間

でも、線路はかろうじて決めようかな


大学一年生の冬のある日、友達と岩盤浴オールをするために新宿へ向かおうと、山手線に乗った

でもまだ22時でオールには早すぎるから、山手線で二周でもしようと言って、内回りか外回りか忘れたけど二人でずっと座っていた


いつのまにか、揺られるうちに二人とも寝ていて、きっと三周目の途中ころ、

「お客さん、終点です」

と、駅員さんに起こされた


あれ?山手線なのに?

大崎駅が終点の山手線に乗っていたようで、あわてて反対に乗り、新宿に着いた記憶がある


まん丸だったものが、ほんとうは、ネックレスみたいに継ぎ目があって、外されたみたいに、びっくりした


メリーゴーランド、乗ってるうちに大草原に列になって、繰り出しちゃえばいいのに