【安田記念】予想

【印】予想
◎17.セリフォス
〇7.ロマンチックウォリアー

【見解】雨予報(雨量)がこんなに変わるのも珍しいぐらい読めない、どちらかと言うと競馬予想より天気予報の方が読みやすいが、今日は天気予報(雨量)も読みづらいというダブルパンチの中で開催されるマイルGIの安田記念。現時点(朝10時30分)の段階で、この安田記念の時間までに約6~7mm降るのではと予測を立てて、予想に入る。今は稍重だが、間違いなく重馬場まで悪化するだろう。今開催の東京はずっと良馬場で開催され、馬場の傷みは例年よりマシ。Cコースで内がカバーされている分、どこまで馬場が持つかは推測の話。重馬場だと走破タイム1:32~33辺りでどの馬にもチャンスが回ってくる。東京GIのワンターンのコース形状、スピードの持続がメインで、最後の直線はスピードを維持しまくるスタミナが求められるため、中距離実績馬は今年は特に重宝されるだろう。
展開は、スプリント経由のウインカーネリアンの先手と前走Hペース演出&好走のドーブネの2頭に、揉まれたくないであろ特性を理解している長岡Jコンビのガイアフォースやヴォイッジバブルらが続く展開かと。馬場が重たい分、最初からガンガン飛ばしてくるイメージはないが、この後ろのガイアフォースとヴォイッジバブルらの意識によっては展開がガラリと変わる可能性は頭に入れておきたい。また、今回有力馬のロマンチックウォリアー、ナミュール、ソウルラッシュ(本格化で脚質の幅増)、セリフォスらは、脚を溜めて最後爆発させるタイプである故に先行馬が敢えて脚を溜めて有力馬と末脚勝負にはしたくないはず。となると、やはり安田記念らしいM~Hペースは必須で、その展開を有力馬がどう向き合うか付き合っていくかが肝になる。

本命、◎セリフォス。今回少しの差だが、状態面に確かな確信がある。セリフォス自身、昨年の秋から前走のマイラーズCの半年間は相当具合が悪く、立て直しに時間がかかっていた。昨年のマイルCSの中内田師「騎手に動かしてもらったが、まだ1週前という感じだった」、川田J「中身はまだ良化途上で、バランスもすごく良いという感じではない」とコメント。元々、残暑の影響で予定していた富士Sをスキップした経緯があり、立て直しの期間の中でマイルCSを迎え、惨敗。そこから冬の香港マイルも結果が出なかった。そして、前走のマイラーズCのレース前、福永助手「休み明けで本来の調子に戻っていない」、レース後の川田J「今のこの具合でよくここまできてくれました」とコメント。どれだけ調子悪くしてたんかよと個人的にはツッコミどころ満載だが、調子が悪かった中でも、調教満点で斤量1kg軽かったソウルラッシュに僅差は能力の衰えには繋がらないし、よくやれた方。今回は、CWで6F78.9。セリフォスレベルならこれぐらいは軽く出せるのだが、強調したいのは前半の折り合い面。昨年の安田記念前は、全く鞍上とのコンタクトが取れておらず頭を上に上げる素振りを多く見せていたのだが、それが我慢できているのは強調したい。「今が成長期でもおかしくない」とのコメントも興味深く、前半の折り合い面の改善や精神的な落ち着きにより、馬がもう一段階レベルupしている可能性に賭けたく、陣営がこれだけの発言することって何か強い節がないと発言できないことでもあるから。今回は、マイナスコメント一切見当たらず、良くなったと上昇を表す表現が多いし、ソングライン、シュネルマイスターが引退した現日本のトップマイラーである点、近走とは別馬のような状態、適性異なるマイルCSと安田記念好走の実力、川田Jが外枠に入った、今のこの馬ならギリギリ重馬場まではこなせると判断、初志貫徹…強い馬を狙うという形の中でロマンチックウォリアーよりマイル適性の高い本馬を本命とさせていただきます。

対抗、〇ロマンチックウォリアー。マイル適性は他の馬に劣るが、2年前の香港Cの4馬身差Vが忘れられず、そのから一定して成績を残してきている点、コックスプレート初め、直近4連勝と更にパフォーマンスを上げている点を評価。ガチガチの高速マイル戦よりも馬場が渋るぐらいのレースが合うし、前の馬を無理に追いかけることなくマイペースで進むことができるならここは中心的な存在。レベルの高い中距離2000mでプログノーシスを3戦3勝できる馬が、ソングラインやシュネルマイスター、グランアレグリア、アーモンドアイの近年最強マイラー不在のこのレースで世界レーティング通りの力を発揮できれば、当然馬券内にはこれる器である。セリフォスと同様、ここは2頭本線で安田記念の最終結論とさせていただきます。

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