号泣ネキ
先日2個上の友達の結婚式へとお呼ばれし、初めての身内以外の結婚式(サークルの先輩同士のパーティーがこの前あったが、披露宴ではなくカジュアルなパーティーだったので割愛させていただく)のため、当日までに下調べやらなんやら、恥ずかしいおれにならないよう準備をした。
私の地元、特に私の住んでいた住所は面白いくらいの田舎村で、平成の大合併やらで住所上は市に取り込まれたが、それ以前は村だった。村よろしく、噂はすぐに出回るし村民全員顔見知りだし。友達の弟は私の同級生で、小さい頃は村の子供みんなでよく遊んでいた。私が家で見つけたよく分からない台車のようなものに人を乗せて思いっきり走る超簡易型アトラクション「ガー」は一世を風靡した。どういうアトラクション名?
インターネットも長く老人になってしまったので、Twitterで散見される「結婚式をできるのは勝ち組」やら「他人の結婚式でみじめになる」やら、よくない感情ばかりを受け止め続けた結果、同日までどこか素直にウキウキできないまま迎えることとなった。ほんまごめん。
結婚式の次の日に東京で予定を入れてしまったのでワンチャン日帰りかもだったのもよくなかった(移動がもったいないと思ってしまった)。無理やり仕事をテレワークにすることによって前乗り成功したのでその不安は解消されてよかった。
当日、駅から遠い会場のため新郎新婦の計らいで式場までのバスがありそれに乗ったが、いかんせん2個上の友達なので顔見知りはほぼいないのである。アウェーの車内でアセアセしていたが、同じく近所に住んでいた2個上の友達も乗車してきて、かなり久しぶりの再会&知り合いがいるということで安心することができた。
式場につき新婦のご両親と弟に挨拶をし(ご両親ともかなり久しぶりに会うので来るものがあった)付け焼き刃のマナーで受付をし、なんやかんやあって式が始まろうとしていた。チャペルの1番後ろのバージンロードの真横の席に座れてしまい「おれが座っていい場所…?!」と気が気でなかった、が。
挙式から披露宴に至るまで、とにかくずっと号泣してきた。
自分でもびっくりした。どこか祝い事をシニカルに斜めに見ていて(よくない)、祝う気持ちこそあれど冷静にいられるのかと思ったらこれ。なんなら最初に新郎(初対面)が扉から出てくるところでもう泣いていた。その後新婦とお父上がバージンロードを歩いてくるところで信じられないくらい号泣していた。あとで聞いたら新婦笑っちゃってたらしい。そりゃ笑うか。扉から出てきたらいきなり号泣ネキなんだもんな。
披露宴は新婦と友達と私の中学時代の3ショットなんかもでてきてかなりよかった。終盤で新婦弟が泣きながら新婦とハグをしていておれもかなり泣かせていただいた。新婦がご両親に手紙を読んでいるところでも、家族含めて旧知の仲なのでたくさんハンカチを濡らした。とにかく最高の結婚式だった。
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