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【n人寄れば、知恵が溢れる】-10月10日夜の日記

「3人寄ればー?」

\文殊の知恵ー!!/

などという諺がある。

でも、もっと人が増えてしまったら?

俺は現在、複数の部活を掛け持ちして生活している。そのうちの1つで最近起こっていることをここに書く。


その部活は、去年度は野球チームもできないような少人数だった。
このままじゃ潰れるなということで、新歓に力を入れた結果、サッカーチームを作れるぐらいにはメンバーが増えた。

まあ、これは普通に喜ばしいことである。
しかし……今まで少人数で粛々と暮らしていた集落が、突然人が増えて国になったら。


うちの部室は、二部屋構造になっている。
そのうちの一部屋は完全に遊び部屋になっており、まあいろんなポスターやらタペストリーやら、極め付けにやたらデカいテレビとNintendoSwitchが設置してある。

そこで去年度のメンバーは毎日楽しく過ごしていたのだが……
重要なのは、うちの部活はゲーム部でもなんでもないということである。
「真面目に考えれば」、その部屋の様相はおかしいのだ。


人が増えて――思想が増えた。


いろんな派閥がある。

「捨てろってわけじゃないですけど、もうちょい綺麗にしたほうがいいんじゃないですか?」
って言う改革派、

「いやここはこのままでもいいでしょ、奥の部屋だから外からの目には触れないし」って言う保守派、

「もっといろいろ置いておかしくしていきましょうよー!ヒャッフゥー!!あっ自分の嫁のイラスト壁に貼りますね!」って言う無差別破壊派もいる。

人が少なかった頃にはなかった、多様な将来思想の噴出。

それがなんだか、人類の、国の発展の歴史を見ているようでとても面白い。

そんなことを思いながら様子を眺めている俺はというと、「排除も悪化も嫌だ」と願う現状主義派である。
我ながら我儘だな。

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