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生き辛いひとたち



【生き辛い世】

2/23 goodmorning

「生き辛い」という言葉がある。

後の時代や前の時代に生まれていればなんでもないことが、その時代に生まれたばかりにしんどい人生を強いられるひとはいるのだ。

今日2月23日にお生まれになった今上天皇も、世が世ならば、もっと自由で生きやすかったかもしれないのに、なにひとつ踏み外してはなりませんと箱に閉じ込められ、ときどき気の毒になる。

作家の #倉田百三 も、たぶん「生き辛い」思いを抱えて生きてきた。のちに代表作となる「#愛と認識との出発」だって一高時代に発表したもんだから、こてんぱんにやられてしまい、

長じてからも、正直すぎたもんで、女性との師弟関係や友情などは理解されず、またまた世間に叩かれる。

と、偉そうに書いているが、倉田百三といえば、親鸞と唯円の「#出家とその弟子」と件の「愛と認識との出発」のタイトルやあらすじくらいしか知らず、

百三が子どもの頃「#歎異抄」を読み耽っていたと知り、ほうほうだから「出家とその弟子」なのかと思う程度だが、

「愛と認識との出発」は、1970年代に発表していたら、まるで違う評価から始まったかもしれないなと思う朝。

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