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ブロール視点で見る! ファウンデーションズ

※本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
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©Wizards of the Coast LLC.

みなさんこんにちは。
バーチャルプレインズウォーカーの重寝 累花です。

スタンダードを含めたMTGの基盤、ファウンデーションズ。
いったいマジックでどんなプレイをしたいのか?
初心者も熟練者もまとめて沼の底に沈めんとする、わくわくするカードが目白押し。
まさにマジックを遊ぶ土台のようなセットです。

さて、新カードやMTGアリーナ初実装の再録カードがたくさんありますので、当然ブロールにも新しい土台が築かれます。
ファウンデーションズはブロールにどんな影響を与えるのか?
さっそく見ていきましょう。

当記事ではファウンデーションズのパック、及びビギナーボックス、スターターコレクションに収録されるカード(=スタンダード使用範囲のカード)を紹介します。
ジャンプスタート収録カードについては この記事 で紹介します。

ファウンデーションズの伝説たち

今回新規実装(※既にアリーナに実装されているものを除く。紙での新規・再録は問わず)される統率者は20枚です。
既に実装されているカードも多いのでとても少ないですね。

注目の統率者:メインセット

《溌剌とした探検家、おたから》

おたからちゃん🤗🎁
お母さん🐍の真似カナ🤣 お父さんカナ🧙‍♂️
それともおじさん😎の真似ダッタリシテ!?🥰

土地の追加セット権と、6マナ+タップでライブラリの上6枚からクリーチャーを探す能力を持っています。
《迷える探求者、梓》より土地をセットできる数は減りましたが、ゲーム後半でも仕事ができる能力を持っており消耗戦にも強めです。
タフネス4あるのもえらい。

《次元の先駆者、ケラン》

エルドレインを飛び出し、イクサラン、ラヴニカ、サンダージャンクションへ行くまでのケランの道筋を1枚に凝縮したカード。
ヴォーソスポイント500000点あげちゃいます。

いわゆる《運命の大立者》能力を持っており、3ターン目には3/2二段攻撃で殴ることのできる、1枚での完結性が非常に高いクリーチャーです。

赤1マナ域には宝物も出せる《敏捷なこそ泥、ラガバン》というライバルがいますが、こちらは起動能力で動くので打消しを抱えた相手に強いです。
そして別に両方採用したっていいです。
《モックス・アンバー》も絡めて、1ターン目からケランとラガバンに肩を組ませて仲良く対戦相手を攻撃してもらいましょう。

《安物盗み、チビボネ》

対戦相手が捨てたカードを盗む新たなチビボネ。
自分のターン限定ですが盗んだ土地をプレイしたり呪文を唱えたりできます。

どのチビボネが隠匿カウンターを乗せたかは参照しないため、チビボネを1回除去されても出し直せばまた盗んだカードを使うことが出来ます。
えらいね。

《運命を笑う者、アリーシャ》

新アリーシャ。
強襲達成で墓地からアリーシャのパワー以下のクリーチャーを釣ることができます。

どちらかといえば統率者よりメインデッキへの採用を検討したい寄りのカード。
泣く泣く相打ちにした《敏捷なこそ泥、ラガバン》《義賊》がすっと帰ってくるのは対戦相手にとってたまったものではないでしょう。

《先見者、ニヴ=ミゼット》

もう何枚目かも分からないニヴ=ミゼット。
最近は5色でカード化されることが多かったですが、今回はイゼットカラーでの収録です。

非戦闘ダメージを与えるとカードを1枚引けます。
自身である《パルン、ニヴ=ミゼット》と無限コンボを達成したりしますし、そうでなくても《稲妻》など各種火力にドローが付いてくるのは非常に強力です。

注目のカード:メインセット

《双刃の祝福》

二段攻撃を与えるオーラ。瞬速のおまけ付き。
《双刃の招致》
《双刃の幻霊》の降霊の面)を除いて、二段攻撃を与えられるオーラは地味に初実装です。
《皇の声、軽脚》を筆頭にオーラ使いの統率者には朗報でしょう。

《天界の鎧》

3マナで呪禁+破壊不能付与できる装備品。こちらも瞬速付き。

除去回避としては大分もっさりしているのですが、継続的に打点アップと回避能力が付いてくるなら話は別です。
主に装備品を扱う統率者での採用が検討できるでしょう。

《神聖なる反発》

クリーチャー1体に破壊不能の付与、キッカーすると好きな数のクリーチャーに対象を増やせます。グレート奮励。
キッカーは4マナとちょっと重いので、構える余裕を作りやすい緑白か、そもそも構えてターンを返す事に違和感のない青白が主戦場でしょう。

《ハイフェイのトリックスター》

生きた《予期の力線》
本人も瞬速なのが偉いです。
これを採用するようなデッキはそもそもインスタントタイミングの動きが多い気もしますが、全除去やハンデス、瞬速を持たない統率者を隙なく唱えやすくするのは明確な強みです。
パワーが4もあるのでマナ加速から3ターン目に出てくるクロックとしても強力です。

《時間停止》

ターンを終了します。
丁寧な注釈が特徴的ですね。
「ダメージは癒え」とか初めて見たかも。

《不連続性》
だけでは満足できない貴方に。

《霊気化》

おそらく今弾随一のケアが必要になるカードです。
《孔蹄のビヒモス》を唱えたとしても、青を含む4マナが立っていたら一回フルパンに伸びる手を止めて計算をしましょう。
決着までにさほど時間を要さない状況であればだいたい青い《残骸の漂着》です。

《ゾンビ化》

何のおまけもないですがデメリットもない4マナリアニ。
既に《再活性》《頑強》が来ているので優先度としてはさほど高くないのですが、黒い釣り竿(魚を釣る方ではない)の枚数が欲しいなら3~5枚目としての採用は検討できるでしょう。

《ルーン傷の悪魔》

無条件に1枚サーチできるファッティデーモンです。
リアニや《巨大なるカーリア》で投げるカードとしても最適。

《冒涜的布告》

ほぼほぼ全除去。
13体以上のクリーチャーがいれば軽くなりますが、2人対戦ではかなりシビアな条件なので基本的には5マナ全除去として採用した方がいいです。

破壊不能をすり抜ける一方、大量に増えた《硬鎧の大群》などには無力。
逆にこちらの場にだけ《硬鎧の大群》が大量にいれば一方的にクリーチャーを戦場に残すこともできます。

《復讐に燃えた血術師》

《血の芸術家》《ズーラポートの殺し屋》互換。
自分のクリーチャーにしか反応せず、対戦相手を対象に取ります。
こんなん何枚あってもいいですからね。

《深淵の収穫者》

令和のナイトメアサバイバル。
私は平成の人間なので昭和時代の本家ナイトメアサバイバルは知らないのですが……。

いずこかから墓地に送られたクリーチャーのナイトメアコピーを生成します。
タップが必要ですし維持できるのは1体だけですが、除去したクリーチャーや《不快な納墓役》などで落としたクリーチャーを緩い条件で釣り上げられます。
存在しているだけでプレッシャーになるシステムクリーチャーです。

《血に飢えた征服者》

生きた《極上の血》
《薄暮薔薇の棘、ヴィト》《魂浸し、ダイナ》と2枚コンボになります。
他にも相方はいっぱいいるので、ライフゲインギミックを持つデッキのコンボパーツとして。
本体も5/5/5飛行接死、対戦相手にダメージを通せば実質絆魂とプレッシャーになるスペックです。

《噴出の稲妻》

キッカーすると4点火力になる《ショック》
あと数点が足りないときの押し込みになるのでショック互換の中では優先度高めだと思います。

《金屑の嵐》

全体3点orプレイヤーに3点。
長期戦を見越すコントロールなら変な置物を割れる選択肢のある《兄弟仲の終焉》やサイクリング付きの《焼けつく双陽》の方が使いやすそうですが、チャンドラがたくさん入ったデッキや《青銅血のパーフォロス》など、全除去もしたいけどライフも削り切りたいデッキだと優先できるかも。

《苔生まれのハイドラ》

上陸カウンター倍々ハイドラ。
5回上陸で32/32、6回上陸で64/64まで成長し、ほとんどの対戦相手を押しつぶします。
実質特殊勝利カードと言っても過言ではないかも。
《風景の変容》でニューカペナフェッチを持ってくることで、出した次のターンに致死量に辿り着くこともできます。

3マナ上陸には粘り強くアリーナを破壊する《硬鎧の大群》や、リソースを確保できる《不屈の追跡者》《不屈の補給兵》もいるので目指すゲームスピードに合わせたカードを採用しましょう。
欲張りなら全部入れたっていい。

《起源の波》

もう使い方がどうとか、そういうカードじゃないんですよね。
大量にマナをつぎ込んで、大量にパーマネントを出す。
それだけでいいじゃないですか。

1つ注意喚起しておくと、(昔のカードなのもあって)パーマネント以外のカードは全て墓地にいきます。
X=100で唱えてキャントリップや《グレートヘンジ》など強制的にドローするカードがめくれたらライブラリアウトしますのでご用心。
もちろん、デッキに《神秘を操る者、ジェイス》《タッサの神託者》を入れるというならその限りでは無いですが……。

《非常識な図体》

全体+10/+10修整と警戒。  
あなたのコントロールしているクリーチャーが対戦相手のコントロールしているクリーチャーより3体以上多いなら、あなたはゲームに勝利する。
ぐらいに読み替えていいと思います。

トランプルこそ付かないですがだいたい《孔蹄のビヒモス》
大量に並べるデッキなら《終末の祟りの先陣》より打点出ることもありそうです。

《魂を紡ぐもの》

他のクリーチャーが死亡すると後続をデッキから探します。
トップ見てそれがクリーチャーなら手札に、そうでないならデッキの一番下に置いてもよい~ぐらいが標準だった気がするんですが、ファウンデーションズは令和のセットなのでクリーチャーがめくれるまで待ってくれます。
やさしい。

とはいえ後ろ向きな能力で、手札に加わったクリーチャーが今唱えたくないクリーチャーなら何のアドバンテージにもなってないと言えます。
《夜の魔女、バーバ・リサーガ》《焼却するもの、ジアトラ》など、能動的に自分のクリーチャーを死亡させるデッキでの活躍を期待した方がよさそうです。

注目のカード:スターターコレクション

スターターコレクション収録カードはMTGアリーナのパックからは出現しませんが、ワイルドカードでの引き換えが可能です。
※《太陽の指輪》、《統率の塔》、《秘儀の印鑑》を除く。
まぁ塔と印鑑は既にアリーナにあるので、太陽の指輪以外です。

ファウンデーションズ:スターターコレクションは英語版しか発売されないため、公式カードギャラリーには英語版しか載っていません。
そのため、掲載している画像は過去の版のものになります。
ご了承ください。

《神秘の指導》

インスタントか瞬速のサーチ。フラッシュバック付き。
土地として使える《水浸しの教え》とは一長一短です。
なんとしてでも持ってきたいカードがある場合は両方採用してもいいかも。

《マラキールの門番》

キッカーすると対象のプレイヤーに生け贄1体を要求します。
黒単ミッドレンジの先発中継ぎにどうぞ。

《不快な納墓役》

戦場に出たとき《納墓》します。
きみ、モダホラ族だけどスタンに来ていいんですかね……?

好きなカードを墓地に落とせるということは、墓地に落として嬉しいカードを墓地に落とせるということです。
《深淵の収穫者》
の誘発役としても優秀です。

《溜め込むドラゴン》

戦場に出たときにデッキからアーティファクトを探して追放し、死亡した時に手札に加えられます。
サーチとしては本体の重さもあって1~2テンポぐらい遅いので、アドを失いづらい飛行戦力と見た方がよいかもしれません。
《呪われた鏡》とか《ファイレクシアの変形者》のような、普段使いもしやすい後続札を溜め込めるとグッド。

《雄牛のやっかいもの》

対戦相手は呪文を唱えると自身の上に+1/+1カウンターを乗せられます。
それはともかく、MTGアリーナでは貴重な青でも緑でもない多相です。
サテュロスやデビルやハツカネズミの頭数が欲しいなら。

《猛り狂うベイロス》

上陸で4/4ビーストを生成します。
《ゼンディカーの報復者》を早く実装してくれませんかね

だいぶ地味なんですが、4/4が何体も出るのって対戦相手1人倒すには割と十分なんですよね。

《探検の地図》

1マナ設置+2マナ起動で土地をサーチします。
MTGアリーナにトロンは(創出しない限りは)ないですが、《変容する森林》《ニクスの神殿、ニクソス》など特定の土地をキーにして動きたいデッキには採用の余地があると思います。

《炎叫びの杖》

二段攻撃を付与するだけのシンプルな装備品。
都合6マナかかる《真鍮の拳》、初手にない限りは7マナかかる《力線の斧》よりも軽い、5マナで使える色を選ばない二段攻撃装備品です。
赤でも白でもないデッキで二段攻撃を付けたいときの選択肢に。

注目のカード:ビギナーボックス

ビギナーボックス収録カードはMTGアリーナのパックからは出現しませんが、ワイルドカードでの引き換えが可能です。

《内陸の聖別者》

※ジャンプスタートにも収録

《魂の管理人》互換のウサギ。
自分のクリーチャーにしか反応しませんが、タフネスが2あるのでちょっぴり堅いのが嬉しいポイント。
そもそも1マナのソウルシスターズは何枚いたっていいです。

《ハーフボレーの爆弾兵》

※ジャンプスタートにも収録

ゴブリンのロードであり、赤マナを払うことでゴブリンを蹴り飛ばして飛行を与えるエゴイスト。邪道の王様。

ロードの種類が増えただけでもゴブリンにとって嬉しいです。
彼で1,2,3・・・とにかく沢山のゴブリンロードの何枚目かです。

《ゴブリンの熟練扇動者》《上流階級のゴブリン、マクサス》を飛ばすことでリーサルにリーチできる可能性も上がりました。

注目のカード:スペシャルゲスト


攻撃クリーチャーをデッキの一番下に戻します。
ライフを回復させてしまう《剣を鋤に》型のデメリット付き。

システムクリーチャーには手を出せず、ブロッククリーチャーも対象外であるためタイミングは大分シビア。
2ターン目に《秘儀の印鑑》を置いて1マナで構えられたり、3ターン目に打消しと一緒に構えられることに魅力を感じるなど、これを採用する意味を説明できるデッキ構成にした上で採用しましょう。

《時間操作》

エクストラターン。
《時間のねじれ》と違ってプレイヤーを対象に取らないため、《ナーセットの逆転》《しっぺ返し》で痛い目を見ることは有りません。
《時間のねじれ》と一緒に積みたいデッキではもちろん、一方だけ採用すれば十分なデッキでも差し替えが検討できます。

《ゴブリンの奇襲隊》

キッカーするとすべてのクリーチャーに+1/+0修整と速攻を与えるゴブリン。
似たような動きのできるカードとしては《イモデーンの徴募兵》が既にMTGアリーナには実装されていますが、あちらは固有色が赤白です。
赤単や赤黒など別の組合せでも採用できるのは嬉しいポイントですね。

おわりに

今回はファウンデーションズの注目カード紹介でした。

最後に、note以外の活動を紹介します。
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それでは良いファウンデーションズライフを。

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