新型コロナウイルス感染症感染者数マップ（神奈川県・新潟県）の閉鎖について

2020年3月30日(新潟県版)、4月6日(神奈川県版)に公開させていただいた新型コロナウイルス感染症感染者数マップ（神奈川県・新潟県）ですが、2022年4月6日をもちまして閉鎖させて頂くことにしました。
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約2年間の運営となりましたが、述べ249万6,293PVと実に多く閲覧頂き、本当にありがとうございました。
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施設で発生した陽性者の公開情報や施設管理者の対応の経緯も計3,089地点の取り扱いをさせて頂きました。
大変な状況にも関わらず誠実に対応してくださった、施設管理者の方々にも感謝申し上げます。
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新型コロナウイルス感染症による非常事態に陥り、医療従事者ではない中で、何ができるか考えた結果、「生活者の目線で知りたい・欲しい情報は何か？」を前提に様々な人に協力を頂き制作・運営させて頂きました。
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2020年3-4月当初は使用可能なデータ、その公開場所や公開形式も混沌を極めており、頻繁に変更される膨大な公開情報の仕様を前にしてカラムマップやチャートを表示するプログラムを試行錯誤しながら制作し、更新を継続できる運営体制を整えました。
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引き続き余談を許さない状況なのは間違いないのですが、現在は自治体で公開されている情報もそれなりに整ってきています。
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初期の「実態が把握できない不安に基づいて、膨大なデータを前に検索して更に不安になる」といった状況に対し、
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膨大なデータをいくつかの視点で要約して「日々の生活行動の参考にする」点においてはある程度の役目を果たせたのではないか…と考え閉鎖に至りました。
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丸2年間、サイト運営をしてみて、中々多くの時間を費やしたサイトでしたので、いろいろな記録を眺めながら振り返って感じたことを以下に残させて頂きます。
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もともと私費で運営している研究室サイトのコンテンツとして制作していただけなので、収益化しているわけでもなく、支出も大きなものはなく、ほぼ人的労力のみのコストでした。
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正直「不具合」や「バグ」もありましたし、「更新遅れ」もあり、実質、毎日最新の情報に更新できたのは730日間のうち、85%～90%程度でした。
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そして、これだけのアクセスがあると、自分(開発者)に対する「文句」「誹謗中傷」があるのでは…
と不安に感じていたこともありました。
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しかし、「感謝の声」「前向きな要望や助言」「激励メッセージ」等は数多く頂く中で、ただの1件も「文句」「誹謗中傷」がなかった（福本には届かなかった）ことに心底驚いています。
※福本は「誹謗中傷を前向きな助言に変換できる超絶ポジティブ思考体質」というわけではありません。
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大げさかもしれませんが、今回利用頂いた人々からのポジティブな反応は、自分にとって「宝もの」のように感じることができています。
※繰り返しますが、制作物・サービスの完成度は決して高くありません。
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社会問題に対して、失敗やエラーを過度に恐れず挑戦できることがいかに素晴らしく有り難いことか。
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小さなことかもしれませんが、「誰かの役に立てるかな」と考えている人が迷う時間を少し減らし、少しだけ早く行動できる世の中になる…
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そして、もしかしたら、その「少しだけ早く行動できる」ことが
大きな問題を回避したり、誰かの暮らしの役に立ったりするのではないか…
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新型コロナウイルス感染症感染者数マップの制作と運営により
そんな希望を見出す心境に至ることができました。
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新しい何かをかたちにする動機が得られているという点で
自分にとってはとんでもない収穫です。
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無論、自分の体験は自分の体験であり、それ以上でもそれ以下でもなく、今回のケースは本当にたまたま、運が良かっただけなのかもしれません。
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「よかれと思って行動したのに、文句や誹謗中傷の嵐に晒されて、もう嫌だ！」
なんてことになるケースもあると思います。
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それでも、人の役に立ちたい、誰かのために行動しようという気持ちを持っている「誰か」を後押しできる。
そんな地域や社会の実現に尽力したいなと心に決めました。
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今後も、微力ではありますが、誰かの暮らしに役立つことをイメージしながら、様々な社会問題の解決(の一歩)に挑戦・貢献していきたいと思います。
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これまで運営を支えてくださった方々、利用頂いた方々、広めてくださった方々、本当にありがとうございました。