旭川市の死亡数の推移(〜2020年5月)

旭川市より5月の人口動態が公表されたので、旭川市の死亡数の推移グラフを更新する。

図1

画像2

グラフを見てわかるように5月は2013年から2019年の平均に較べても死亡数は少ない。また、旭川市では4月17日の判明以降、新規の感染者は報告されていない。

さて、死亡者数が抑えられていてことは、感染が広がっていなことの証拠になりうるだろうか。

日本国内での感染者の死者のほとんどは70歳代以上の高齢者である。既に体力の落ちて感染から回復する体力の無い方々を中心に亡くなっている。個人的な仮説であるが、いったんこういった方々が感染し亡くなると、体力がない方々の数が減って感染による死亡者数は減るという可能性があるのではないかと考えている。実際に、インフルエンザでは流行の大きさに関わらず、死亡数の推移は年次で見ればほとんど影響していないように見える。体力の落ちている方(言い換えれば既に寿命が近い方)が亡くなっている限りでは、感染の広がりに関わらず死亡数が高い状態のまま推移することはないように考える。

強く結論づけることができるものはないが、現状の対策の下ではコロナの感染による日本での健康への影響はインフルエンザ程度かそれ以下で済んでいそうだ。

もちろん、病院が溢れ入院療養が必要なものへの治療が困難な状況が起きれば、欧米のような感染拡大が起こらないとは言えない。しかし、経済活動を行いつつも感染を現状程度に抑え、医療機能を維持することができれば、恐ろしい感染症とはならないかもしれない。

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