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みんなにならなくていい


中学、高校。
一般的に恋愛感情が活発になり始める時期だと思います。
しかし私はむしろそのタイミングで、自分が恋愛できない(少なくとも周囲と比較したときに、しにくい)体質であることに気付きました。

愛情ってなんだかんだ素晴らしいものだと思いますし、愛のある人でいたいと思っています。
ただ、特に1対1の関係になったとき、愛情の持つ狂気性や、愛と憎悪が隣り合わせであることを感じていました。

これは、資本主義の等価交換が恋愛にも当てはまるという幻想が蔓延はびこっているということなんだと思います。
多くの場合、愛されるには愛することが必要ですが、愛しても愛されるとは限らないです。


恋って社会的に受容された狂気だと思うわ

「her/世界でひとつの彼女」

愛とは身勝手なボール
投げれば自分だけは楽になる
そんなことできない

桜月 / 櫻坂46



だからといって恋愛が怖くなりしなくなったというわけではなく、世間の言う恋愛が、自分の中のどの感情のことか分からなくなった、というほうが近いです。

単に「好きな人や大切にしたい人にいだく感情」と定義付けると(恋人にしては)対象が多いですし、アロマンティック(=他者に恋愛感情を感じない人)とも違う気がします。


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