伝統とは何か?〜残していきたい伝統とは形式ではない実質、精神性にある〜
伝統とは何か。
自分が残していきたい伝統とは
形式や物質的なものではまく、実質や精神性にある
例えば年賀状(そんなに年賀状自体に歴史はないが)。
年賀状という形式を残すべきだとなるとすぐに、強制性や支配性が生まれ、暴力的になる。
その実質、本質は何か?と考えると、人間の繋がりを1年に1回交流を生むことで、ゆるやかな繋がりを生むことなんだろうと思う。
そう考えたときに、手法はFacebookでもLineでもよくて、相手や状況によって適切な形式は異なってくる。
自分が日本において残したい伝統はなんだろうか?
そう考えたときに、それは日本の精神性だ。
それは自然を大事にする精神性や、四季を大事にする精神性
見えないものに対する敬意や、
侘び寂びにあるような劣化していくものさえも愛おしむ気持ち。
そういった精神世界は素敵だ。
また自然とは離れた都市の文化でいうと、「粋」⇔「野暮」という概念のように、江戸において参勤交代の武士の遊郭の遊び方から産まれたような概念も、自然との関わりで産まれたような普遍性はないけれど面白い
日本の伝統は、俳句や連歌、和紙といった色んな形式や具体的な物質に表されているのだが、それは本質ではなく、重要なのはこれらの精神性だと思う
自分が残していきたい日本の伝統とは、形式や物質的なものではなく、実質や精神性にある
変化が激しい時代だからこそ、形式や物質にとらわれることなく、その本質を考え、大事なことを残していきたいと思う
生活に根ざしていない伝統は、ある意味悲劇を生み出す
「大事なことを守っていくために、変えていく」
それが本来の保守であり、伝統を守るということなんだと思う
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