わたしはすごく弱い。 でも弱さを知られたら攻撃されるんじゃないかって怖いから わたしは何重にも殻を作り込んで自分を守る。 本当のわたしなんてもうどこにいるのかわからないくらい、 猫を被り続けて生きている。 強い女の子、頼れる将来有望な後輩を必死に演じている。 だって、弱さを出すには勇気が必要だから。 わたしにはそんな勇気はないから。 明日もまた猫をかぶって笑顔の仮面をつけて、 元気でやる気のある後輩を演じて出社するんだろうな。