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サクラウェーブ 愛のしるし

書きたいことがあったので
何も考えずとりあえず書き出しました(笑)
長くなるかも知れませんが一読頂くと幸いです。

本当にx100 失礼なんだけど
今年の6月中旬位まで
RWC2021については
今年あるんやなぁ位しか関心が無かった
ところが事態は急変!
友人からDMで人材を紹介してほしい
との連絡を突如受ける
依頼主はWRでRWC2021で
働ける特殊人材を探してるとの事
詳細は伏せるがとりあえず仕事内容や
条件などを聞いてみる
そしたら何とその条件が
パートナーのココにぴったり(笑)
びっくりするくらいほぼ相手方の希望通り!
とは言うものの相手方が探している
人材かどうかなんてわからないので
他にもう1人条件に合いそうな
友人にも声を掛けて2人を紹介したところ
面談を経てココが採用された!
そこからは何となーく観るつもりから
どっぷりとサクラフィフティーンや
女子ラグビーにハマっていった…

と言うのもこれまた失礼極まりないのだが
女子ラグビーについては
男子と比較してスキル、フィジカル、戦術が
見劣りするしミスも多くて
面白く無い…と決め込んでいた
試合を見ることもなく結果だけを
SNSで知る程度
だからいつまでも自分のイメージは
上記のままアップデートされてなかった
でもココがRWC2021で働くというきっかけで
7月に行われた南アとアイルランドとの
壮行試合で超衝撃を受けた

開始10分くらいで見入ってしまった

コンタクトの強さ
パス精度
フェイズの重ね方
キックの使い方
DFラインの統制

どれを見ても超一級だった…
勿論男子と比較すると
身体能力の違いからくる
コンタクトやスピードには差があるものの
女子同士でやってる中で見ると
正にテストマッチだった!
何やったらその辺の男子高校チームなんて
相手にならないレベルで強かった

そこからは言うまでもなく
マジでどハマり(笑)
RWC2021は全試合見ました
特にサクラフィフティーンについては
日本人である事は勿論
ココが関係するチーム
という事が最大のキッカケではありますが
チームの魅力に取り憑かれました
僕は特定のチームのファンである事は
あまりありません
そんな中で応援するチームになった理由は
やろうとするラグビーが面白い!
サンウルブズや男子JAPANに
共通する部分があります
他国チームは強い
しかし巧みさはあまり無かった
ラインアウトモール一辺倒や
個人能力ゴリ押しなチームが多かった
そんな中でサクラフィフティーンの
ラグビーは意図する攻撃で
強者を打ち負かそうとする意図があった

まあそんなこんなで
サクラフィフティーンが気になり
更にはココから毎日送られてくる
オフフィールドでの彼女達の様子で
一気にのめり込んでしまいました

しかし本当に残念な事に
サクラフィフティーンは予選リーグ敗退
正直決勝トーナメントもいけると
思ってただけに残念でした
それでも彼女達がやろうとした
ラグビーは随所で見られ
結果は出なかったけれど
男子のRWC2015の様な感覚でした
今後のサクラフィフティーンや
今から代表になる選手達に期待です

そしてRWC2021は決勝トーナメント
ベスト4ではどれも素晴らしいゲームで
どのチームが優勝するか
本当にわからない大会となりました

そして決勝戦は
地元ニュージーランド対イングランド
試合内容は勿論ナイスゲーム
最後の最後までもつれたナイスゲーム
ほんの少しの差で
結果はブラックファーンズの優勝
準決勝フランス戦でも辛勝でしたが
勝てた要因はファンのひと推し
だったのかも知れません

ニュージーランドチームだけでなく
他チームや大会関係者達が言ってましたが
イーデンパークでフルハウス
チケット完売となった決勝戦は
女子ラグビーにとって
とても意味のある日となりました

実際、僕もそうだった様に
今大会で女子ラグビーに
ハマってしまった人が
世界中に居るんじゃないかと思います
それくらい今大会のレベルの高さは
見た人に衝撃を与えたと思います
海外ではプレミアリーグとスーパーラグビーで
女子の大会が行われています
今後はフランスや日本など
男子リーグを持っている国は
今すぐにでも大々的にリーグ戦を
行うべきと思います
これから世界の女子ラグビーが
発展していく中で大事な事は
コンテンツが充実している事と思います
代表チームというメインコンテンツが
強くなる事で一般認知が拡大し
スポンサーや一般客が増え
リーグや代表チームが更に強くなっていく
そんな好循環になって欲しいと思います

今大会でサクラフィフティーンが
起こしたサクラウェーブは
彼女達だけが起こせたものです
小さな波紋もいずれは大きな波となり
行き着いた先で大きな衝撃を与える
少なくとも僕にはとてつもない衝撃でした(笑)

最後に
1人の選手が起こした
小さな小さな波を紹介します
*コレが言いたかったので
 これまでは全部前振りです(笑)

今回ココが現地に行くとの事で
僕が普段から心掛けている
誰かの為に何か出来ないか?を
考えた時にふと1人の選手を思い浮かべました
それは台湾で頻繁に会う高2の女子選手です
台湾では女子ラグビーは
とてつもなくマイナースポーツで
彼女の通う高校にはラグビー部はありません
と言うか台湾には女子高校チームがありません
小学校ではタグラグビーがあり
中学校で3校に激減し
高校で壊滅
大学は3校しかなく
プレー出来る環境は限られています

彼女は平日は出身中学校の
男子ラグビー部の練習に
週末は外国人チームの練習に参加してます

そんな中、彼女は国の強化選手に
選ばれるほどの実力
「でもこんな現状でなかなかやる気になれない」
と言っていたのを思い出しました

そこでココにお願いし
サクラフィフティーンの選手に
彼女のモチベーションになればと
ギア(グッズ)の提供をお願いしました
選手達にとってもワールドカップで
支給されたギアは思い出の品だし
他国の選手と交換しあったりする大切な物です
なので出来れば…との条件下でお願いしたところ
平山愛選手が
そんな子がいるなら是非あげたい!
といってトレーニングシャツとショーツを
提供してくれました!

そして今日
台湾でその子に平山選手からの
プレゼントを渡してきました
彼女にはココの仕事内容など
話してませんでしたので
先ずはその辺りからの説明をし
ビデオを見せ
彼女用にココに買ってきてもらった
RWCトロフィーキーホルダーと
一緒にギアを渡しました
桜マークの入った短パン
ビデオで選手達が着てたウェア
右胸に入ったRWC2021マーク
隅から隅までウェアを見渡し
自分の体に合わせながら
目を輝かせていました
そして平山選手宛のビデオメッセージを録画
恥ずかし過ぎてまともに喋れてないし
声が小さいので勿論アゲイン(笑)
4回の撮り直しでようやく終了

映像で見てた
行った事も無い
遠い国NZで行われてたRWC2021
終幕から2週間後
NZから届いたプレゼント
それは代表選手が着用してたギア
選ばれた人だけが手にする大切な物

そんな実感からか出た言葉は

「いつか国際試合に出れる様に頑張ります!」

大々的にこんな事を言う子ではない
でも笑顔ではあるが真顔で言っていた
彼女なりに何か感じる事があったんだと思う
あの服を着る度に
今日の言葉を思い出して欲しいと思う

2021年 NZで起きたサクラウェーブは
太平洋を超え台湾の少女に届いた
その波がいつまでも彼女を揺らし続け
大きなモメンタムとなる事を祈りたい

平山愛選手
本当にありがとうございました!

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