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10/4 DAY#20 ラグビークリニック@大津

今日のスケジュール
08:00 朝食 ボディースクリーニング
09:00 コーチ セレクションミーティング
09:40 バックスミーティング
10:00 ホテル出発 AM練習へ
10:30 練習 モビリティ・スキル・ウェイト
12:30 ランチ
13:00 メディアインタビュー
14:30 ホテル出発 PM練習へ
16:30 ラグビークリニック
18:00 フォワードミーティング
18:30 ディナー
21:00 スナック


さて3日間休んで今日からまた優勝目指してのトレーニング再開。
再開初日から二部練と今日は地元小学生へのラグビークリニックがあります!
他のチームに事情を聞くと結構一部練のチームが多かったけど、ウェールズは殆ど二部練でラグビー漬けの毎日でした。
練習合間のランチ休憩も結構短い。
昼寝してる選手は殆ど居なかったのでは?

僕達はそれが影響しお昼はいつもバタバタ…
AM練習でキッカーを最後まで残って連れて帰り
PM練習でのアドバンスチームで皆んなより早く出る為、
ランチやその他用事は50分以内で大体済ませてました。ほぼ休憩なし。
その上たまにJRが昼からの練習中にマネージメントが食べるおやつやドリンクを買いに行くと言い出すとランチ無しとかもありました。
*JRはAM練習終わったらすぐ帰るから余裕ある

いつものルーティンで朝食ミーティングを終えて、練習の準備をして車に詰め込み9:15にアドバンスチームを率いてホテルを出発。
選手達がトレーニングに来るまでに、バスタオルを更衣室に設置したり、練習で使うコンタクトバッグ等をタッチライン際に綺麗に並べ、ボールの空気圧を確認調整したりします。

ここで少しだけウェールズの練習をご紹介。
*僕はBKなのでBKの練習しか見てません。

プロや国代表レベルになると個人スキルはある一定レベルに達してるので、感覚や選手間でのコンビネーション、次の試合での戦略的な内容を練習する事が多いです。
それでも基礎スキルであるパス・キャッチングなどのは必ず毎日練習してました。

先ず、2対1対1。僕の様なプレーヤーでもやる練習です。
しかし少し違ったのはボールを渡すときに左右の二ヶ所から決まった渡し方でなく、手渡しや転がたりして出してました。
しかもボールを出すコーチは2人とも大声で名前を呼んで混乱させながらです。
キャッチング→相手DFの位置確認→ 味方AT位置把握→状況判断→プレー選択。といった所でしょうか。

次は3対2対1。
これも先程と同じような内容ですが、更に人数が増えた事で状況判断時の項目が増えた事で難度が上がっています。

また全体的に練習でのメニューは予めデザインされていて、
各メニュー間で休憩や説明は無し。
ドリンクも次の練習メニューの場所に置いてあるので、いちいち練習が止まりません。
コーチのアドバイスは全体練習が終わってから個人的に行われます。
なのでトータル60分間の練習時間でもやっている内容が濃く種類が多いですね。
これは僕が経験してきた日本での練習とは大きく異なり、メリハリがつくし常に脳と体を動かしている良い方法だと感じました。
しかしこのメニュー間に次の練習メニュー用のセッティングが必要で、それをお手伝いするのも僕らの役目。
タックルバッグ6本を3分以内に15m間隔で設置とかはかなりしんどいんです(笑)

そんなこんなでAM練習を終え、ランチを掻き込み少ししたらまたアドバンスの用意を車に詰め込み、PM練習へ出発!忙しい!

今日明日はワールドラグビーからのお達しで、どこかでワールドラグビーが提供するKeep Clean Rugby Tシャツを着なくてはいけない日。
(10/5に豊田で行われたジャパンvsサモアでは両チームこのピンクのTシャツを着てウォーミングアップしてました)
それも積込み皇子山グランドに着いたら滋賀ラグビー協会さんと地元小学生へのラグビークリニックの打ち合わせ。
練習終わる1時間前に地元小学生チームとその親御さんのみスタンドへ入場。それ以外の一般客は立入禁止です。
小学生の待機場所や、グランドに入ってくるタイミングを打ち合わせたら準備終了。選手の到着を待ちます。

そしてPM練習が始まり、いよいよラグビークリニック!
小学生と言っても低学年ばっかりだった(気がする)せいか、待機場所へ行ったらかわいい子達が大きめのビブスをつけてワイワイしてる(笑)
僕はウェールズが行った全てのラグビークリニックに同行したけど、子供の目って大人と明らかに違って選手達を見る目がキラキラしてる。
何と言えば良いのか、キラキラの種類が違う。
なんとも言えない微笑ましい顔で見てるこっちも同じ様な顔にさせてくれる。
とにかくかわいい!

子供達を5グループに分け、それぞれのグループに選手達がつく。
僕はそのグループを回って通訳や進行のお手伝い。
リエゾンのお仕事でも好きだった役の一つ。
たった30分位の時間だったけど、この子達にとっては一生忘れられない時間になるかも知れない。
そんな時間を共有出来た事が嬉しかった。
選手達も常に笑顔で優しく、声を出して笑いながら一緒にボールを持って走る。良い光景やな。
あっという間にクリニックも終わり、みんなで集合写真。

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大津市さんはこの写真を参加者みんなに配った。大切な思い出になると良いな。
そしてウェールズのTVクルーによる小学生へのインタビュー。
みんな恥ずかしそうに応えてたな(笑)

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クリニックも終わり、選手達が皇子山グランドを出るといつもの様に大勢のファンが出待ちしていた。
ここでもウェールズは皆んなにファンサービスする。

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一緒に写真撮ったり、サインしたり、中には赤ちゃんを抱っこしてもらったり(笑)

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ハーフペニーも自身の子が同じくらいなので喜んで抱っこしてた。
あんなに筋肉モリモリで強靭な選手が赤ちゃんをぎこちなく大切に抱っこしてるのが微笑ましかった(笑)

そんな中僕はファンの皆さんにある言葉をずっと掛けていた。

ラ「明日、急遽ウェールズは公開練習を行う事となりました!14時半からです!」

これが期間中、我々リエゾンにとって一番のピンチを招くとは知らずに…

続く

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