なねなねの木

たあくんはいつも夏休みになると、
おばあちゃんのおうちに遊びに行きます。

夏休みの宿題をサボっているとおばあちゃんが
「早く終わらせて、たくさん遊びなね」
と言いました。

おばあちゃんのおうちのおっきいテーブルが
美味しそうなごちそうでいっぱい!
「たあくん、たくさん食べなね」

おっきいお風呂でジャブジャブ遊んでいると
「ゆっくりつかりなね」

夜おそくまでテレビを観ていると
「もう夜だよ、早く寝なね」

お庭にはおっきい木があります。
よいしょ、よいしょとよじ登っていたら

「こりゃー!危ないから降りんさい!」

いつも優しいおばあちゃんが
おっきな声でたあくんに叫びました

びっくりしたたあくんは思わず泣き出してしまいました

「おっきい声で驚かしたね
たあくんのおじいちゃんがむかし、
この木に登ってたら落っこちちゃって
とってもおおきなケガをしたんだよ」

「たあくんもケガしちゃうと思ったら
おっきい声になっちゃったの
たあくん、ごめんね」

「ううん、ボクも危ないことしてごめんなさい」

おうちにかえると
テーブルの上にはきょうもたくさんのごちそう

「さあ、たあくん。ごはんの前に、おてて洗いなね」

まだまだ未熟でありますが、精一杯頑張ります