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やってはいけない投資②

『やってはいけない投資』を考える上で、大切なことは何か。前回挙げたキーワードは、①感情、②意思、③理性、④情報の4つでした。これらをもう少し分解してみます。

①の感情とは、投資に参加している人の感情を指します。それを参加者本人の感情とそれ以外の参加者の感情に分けていきます。また、それらはさらに、投資対象に利益が出ている参加者、損失を抱えている参加者、そのどちらでもないが、その投資対象に参入するべきか様子見をしている参加者の感情に分けることが出来ます。

さて、ここまでは投資対象が本当に投資してはいけない詐欺まがいの商品か、取引所などに上場している比較的公益性の高いものであるかは問いてはいません。感情の分類としてはどちらにも当てはまるからです。

また、一般的にはその投資が投機的であるか否かという分け方もあるでしょう。ただここでは投機的な投資は否定はしません。投資商品の価格変動によっては、その投資が投機的になり得ることはありますし、短期的な利益の追求を投機というならば、価格が急変した場合の投資対象から、早期に撤退することは間違いではないからです。

そしてそうした冷静な判断を行える感情の投資家と、過大な利益を求めすぎて撤退が遅れる投資家、損失を抱えたまま何も行動が起こせなくなる投機家、それぞれが入り混じり、その投資商品の利益は分配されます。

やってはいけない投資の第一は、『過信や狼狽を伴う感情で投資を行なってはいけない』、です。

それぞれの『感情』の分析は、次回に。

*写真に意味はありません。

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