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コミュ力にヒゲはあるか

僕は全く人見知りしません。
おしゃべりで、初対面の人に対しても
物怖じせず話せるタイプです。

そんな僕には傾聴力がありません。
人の話を黙って聞くのが苦手で、
気を抜くと遮って発言してしまいます。

さて、そんな僕には
所謂””コミュ力””はあるのでしょうか。

いつからか流行り始めた
””コミュ力””という言葉と概念。

それに付随して使われるようになった
””コミュ障””という揶揄と自虐。
(良い言葉ではないですね、ごめんなさい。
僕も、この言葉が嫌いです。)

誰に対しても自然に自分を出せるうえに
物怖じせずグイグイ距離を詰める僕は、
昔から友人達に””コミュ力おばけ””と言われ
自分でも、そう思っていました。

でも最近になって思うんです。
コミュニケーションというのは本来、
双方向に対等なものであるべきで
自分の得意を相手に押し付けるものではない。

もし相手が人見知りなら、
考えなしにグイグイ距離を詰めるのではなく
相手を不安にさせないペースを考える。

相手に合わせたコミュニケーションを取る力、
それが本当の””コミュ力””だと思います。

結論、僕には””コミュ力””はありません。
ただ人見知りしない、おしゃべりな奴です。
こわいですね。

人見知りだったり、
自分から話すのが苦手な人に対しても
僕はグイグイ距離を詰めがちです。

しかも、初めにお伝えした通り
僕には傾聴力がありません。

そんな時よく言われるのが、
「自分はコミュ障だから…」
「すごいコミュ力で羨ましい…」
というようなことです。

違うんです。

相手をそんな気持ちにさせた僕のそれは
もはや絶対に””コミュ力””ではないし、
良いコミュニケーションでは無かったんです。

人見知りだろうが、話すのが苦手だろうが
僕のペースに合わせて頑張ってくれたその人の
””コミュ力””に感謝するばかりです。

さて、そんな僕が仲の良い友人から言われた
衝撃の一言を最後に紹介します。

出会った頃あんまりグイグイくるもんだから、
壺でも売りつけられるのかと思ってた。

こわいですね。

自分の””コミュ力””が不安になったら、
こんな話もあったな、と思い出してください。
どうしても困った時は良い壺、紹介します。

嘘です。

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