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自作ゲームをリモートで展示・試遊できるWebサービス「Nora」のご紹介

 こんにちは。個人でゲームを開発しています、るっちょと申します。

 現在、ゲーム開発者さんがオンラインで自分のゲームを展示することができるWebサービス「Nora」の開発に取り組んでいます!本日はそのご紹介です。

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背景

 小規模なゲーム開発者にとって、イベントなどでのゲームの展示というのはとても重要な機会です。イベントに出展して様々な人に遊んでもらうことで開発の方向性を確認したり、問題点を発見したり、より多くの人に作品を知ってもらうことができます。しかし昨今のアレでリアル会場での開催を断念したり、中止や延期が決まったり、オンライン開催に移行するイベントも多いです。

 もちろん、リアルイベントの代わりに体験版を配布して反応をもらったりすることは可能です。しかしそれは実際の会場でリアルタイムで反応をもらうのとはまた異なるでしょう。それに、開発中のバージョンを実行ファイルとして配布するのは、開発者の事情によっては避けたいこともあると思います。

Nora

 そこで現在、リモートでゲームを展示できるWebサービス「Nora」を開発しています。Noraでは実行ファイルを配布することなく自分の作品を遊んでもらうことができます!

 開発者は自分のPCでゲームを実行し、その映像/音声を専用アプリを使ってNoraにリアルタイム配信します。

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▲ 配信用クライアント「NoraHost」

 プレイヤー側はNoraのウェブサイトでゲーム映像を視聴し、PC/スマホにつないだゲームコントローラーや画面上のバーチャルパッドを使ってゲームを遊びます。入力操作はリアルタイムで開発者のPCに送信され、あたかも直接コントローラを繋いでいるかのようにゲームを操作できることができます。

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▲ 配信画面はこんな感じ。ライブチャットもあります

 プレイヤー側は配信された映像を表示するだけなので、どれだけスペックを要求するゲームだろうと、プレイヤー側には関係ありません。プレイヤー環境はブラウザ上で動くので、スペックの低いPCでも、スマホでもプレイできます!ついでにプレイヤーのコントローラー入力は仮想コントローラーデバイスとして開発者のPCに反映されるため、展示するゲームがコントローラー操作に対応していさえすれば、ゲーム側に特別な対応は必要ありません。

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 ただ、映像配信によって展示を行う関係上、いくつか制約があります。まず、映像や入力の遅延はどうしても生じる(プレイヤーから見て150~200ms程度)ので、リズムゲームやリアルタイム性の高いゲームでは操作感を大きく損なうことがあります。また、開発者やプレイヤーのネット環境によって遅延・画質が悪化したり、そもそも通信に失敗することがあります。このあたりはこれから改善をしていきたいと思っています。

ベータテスト中!

 Noraは現在開発中のベータバージョンです。とくに映像や音声の配信に関しては、様々な環境での動作状況を確認したく思っています。そこでDiscordにて開発状況の共有を行ったり、実際にご参加いただけるテスト会を実施する予定です。このサービスにご興味がある方、触ってみたい方、リモート展示を行ってみたい開発者の方など、どなたでもご自由に参加いただけます!お待ちしています~。

NoraのDiscordサーバーに参加する




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