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ちっちゃい墓守入り葬送ネクロ

こんにちは、チキン作るの下手くそすぎて某バイトを実質クビになったJivuです。今回はナーフ後の墓守入り葬送ネクロについて書いていきたいと思います。拙い文章ではありますが、最後まで見ていただけると嬉しいです。

デッキリストについて

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今回はこちらの葬送ネクロマンサーについて解説していきます。
※各カード採用理由は後ほど説明します
このリストは、JCG優勝者がいたり、先日行われたグランドファイナルでもfee選手が使っていたりと、非常にパワーが高く、且つ隙のない構築ではないかと思います。実際使っていても目立った不利もそこまでなく、とても戦いやすいと言うのが正直な感想です。

なぜ強い?

アディショナル追加直後は、幽暗の墓守というでっかいおじさんのナーフによってあまり使われていなかった葬送ネクロですが、環境の変動とともに多くの人に使用され始めました。その理由は、実際のパワーと想定していたパワーに大きな差があったからだと思います。
葬送ネクロというデッキは目立った不利もないですが、絶対的な有利もありません。したがってメタが回って環境入りするデッキとは考えにくいです。
アディ前の葬送ネクロは墓守の破壊効果とミルティオの盤面形成という攻めと守りを両立させられることが最大の強みでした。墓守ナーフ後は、一見すると相手の盤面に干渉できないので圧倒的にパワーが足りないように思えますが、実際は先行の5ターン目ミルティオ征伐を達成するのに墓守の進化時葬送は非常に強く、その盤面を返せるクラスも限られていることから、徐々に環境入りしたのではないかと考えられます。

各カードの採用理由

このリストは

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これら38枚の葬送パーツと

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2枚の冥府パーツで構成されています。
基本的には、純葬送軸(フェイタルオーダーからデッドメタルスターを出す動き)を強く使いつつ、長期戦になってきた時に強いハデスを1枚入れることで、純葬送の弱点である後半の息切れをカバーするというのが主なコンセプトになります。

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百鬼夜行
葬送パーツの中でもかなり重要なカードで、マリガンのキープ対象でもあります。これを5ターン目までに打てるかどうかでミルティオ征伐の確率にかなり差が出ます。しかし、基本的には2ドローできるときにしか打ちません。特に序盤は、ハンド1枚あるかないかがミルティオの出目に影響するので、焦って打つのは禁物です。代わりに2ドローできる時はあんまり深く考えずにぶっ飛ばしていいです。(あくまでも個人の見解です)

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基本は百鬼のうち先であり、グレモリー後はPPをインチキできる最強カードです。2ターン目に出すくらいならパスした方が勝てる気がします。

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1枚までなら百鬼のうち先ですが、2枚引いちゃったときはずっと手札に居てもらうことになりますが、捨てなきゃ負けるときは諦めて捨てちゃうのもありです。それはそれで中盤にレジェスケと酒呑童子を出せるので悪くはないです。グレモリーを出さなきゃ勝てないのか、盤面で圧をかけた方が強いのか見極めることが重要です。絶対出さなきゃ勝てないデッキじゃないことと、フィニッシュターンに出てこられても邪魔なことが多いので2枚です。

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ドローソースでありながら、フィニッシャーにもなる汎用性盛り盛りカードです。先行2ターン目に置けると3ターン目のスピキュレやハンスラが2ドローに化けるので、マリガンでは葬送カードとセットで持ちます。

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重要な葬送カードではあるのですが、宛先がいないことや除去に徹して勝てるデッキではないので2枚にしています。環境の変化によっては増やしても良いとは思います(ロイヤルの増加によってペインレスへの回答が欲しい場合など)

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ミルティオから出ると明らかに萎えますが、それでも入れなきゃいけないから入れてます。理想は先3はスピリット、先6で王墓のイメージですが、ミルティオが引けてない場合やハンドがイマイチな場合は3ターン目でも全然投げます。ミルティオから出したくないですが、そもそもミルティオ引けなきゃゲームにならないので仕方ないと思って投げましょう。

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盤面を弱体化させずに葬送を進めることができる序盤の最強カードです。先行があまりにも強いですが、後行だと急に微妙な感じになります。けどこのデッキ後3の回答カードはないので、しょうがないと思って投げましょう。ちなみに王墓もスピリットも手札にある場合はスピリットが先です。スピリットで作った盤面の余裕に王墓を置いていくイメージで、逆にすると3王墓のテンポロスを取り返せずに負けることがあります。

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百鬼夜行の最優先うち先です。引かないことを祈りましょう。グレモリーと一緒に出てくると死ぬほど邪魔なので、できれば6ターンまでに直接召喚させたくて、遅くとも7までには出ないと地獄。(グレモリーが出てくるターンが8が平均のため、2枚ともデッキに潜っている場合8ターン目にグレモリーとフェイランが同時に出てきてしまいます。本当に邪魔)

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後4で進化切っても良し、先4で置いても良し、ミルティオから出たら最強という化け物カードですが、墓地が8溜まった瞬間グレモリーが出るまで手札でお留守番or葬送先になってしまうので、2枚です。ゲーム中に一度葬送していればミルティオの出目を大きく強化していることになるので、1ターン目の百鬼で捨てるのも全然ありです。

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コスト踏み倒しインチキカードです。4コストで10コストや8コストを出します、デッドメタルスターを当てて、征伐を出す動きが強い他にも、征伐を直接出しても6/6突進+リッチ2体は出せるので、下手な4ターン目の動きよりはよっぽど強いです。ただし噛み合わないときはとことん噛み合わないのでそこは諦めてください。

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このデッキの心臓です。そもそも葬送ネクロ自体《恋人》ミルティオがいなきゃ成り立たないようなデッキなので、随分なメンヘラです。征伐やグレモリー、フェイランといった直接召喚パーツを全て進めることができるので、例え出目が弱いとわかっていてもミルティオでミルティオを葬送するしか無くても5ターン目にはミルティオを投げなければなりません。宿命です。何を犠牲にしても投げましょう。(あくまでも個人の見解です)

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ナーフによってちっちゃくなっちゃったおじさんです。誰も入れねえよ!と思われていましたが、5/5というスタッツと進化時の葬送効果は想像の数倍強かったです。むしろなんで今まで破壊効果付いてたんだお前…ってくらいには使えます。しかし、本体出しが使い物にならなくなったのは事実なので、4ターン目までに結晶を置けなかった場合は葬送していいと思います。腐ったら腐ったで捨てることができるのがこのデッキの魅力なので、上振れを狙って3枚入れています。

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感覚としては冥府と一緒に入れるカードというイメージです。4枚目の百鬼夜行や盤面ロック対策など考え方は様々ですが、私は"冥府のためのカード"という風に捉えています。このリストでは、1枚しか入っていない冥府にアクセスするカードでもあり、冥府の発動条件を達成するためカードです。しかし、葬送のことだけ考えると盤面を強くしたいので噛み合っていません。反対に、冥府主軸のデッキでは冥府の達成に命をかけなければ行かないので、ギルトは3枚必須だと思っていますし、冥府が入っていないのであればわざわざ自分の面を破壊するギルトは要らないと思っています。したがって、個人的にはデッキ内の冥府の枚数と同じだけギルトを入れていけばいいと思います。(妖怪軸は例外)

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ゲーム中で3回直接召喚することはまずないですが、4ターン目のフェタルオーダーが見えてる場合はむしろ序盤に葬送したいこと等もあるので、1枚は素引きして葬送する前提の3枚です。1回のゲームで3回投げるための3枚ではなく、一度でも強く使えれば勝利に大きく近くので、墓守に近いものがあるかもしれません。
対面がリノセウスやディスカードの場合のみあえて葬送せずにデトメのラスワを守護にするという動きもあるので、対面にとって嫌な動きを意識して葬送していきましょう。

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文句なしのフィニッシャーであり、手札に複数いる場合はアクセラでフェイランの連携を稼ぐことも可能です。特にこのデッキは序盤の相手の横並べに対する回答が無いので、先に並べておくというのが有効な対策になる場合もあります。もちろん基本は葬送先なので、優先的に捨てて良いと思います。

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先ほども言いましたが後半に相手が守護を出してきた場合や、息切れしたときに継続的に打点を出すためのカードです。必須カードでは無いですが、基本的にデッキ内の最大打点が飛躍的に伸びるのと、ロイヤルや式神に対して刺さることがあるので、1枚入れておいて損は無いと思います。

その他採用候補について

俗に言うハイブリット葬送というリストは今解説しているものが明確な完成形だと思っています。しかし、冥府を軸にしたものや冥府を抜いたものなど、葬送が関係するデッキは他にもあるので、コンセプトを変えれば多くの採用カードが生まれてくると思います。

マリガン

共通
・百鬼夜行
・墓守
・ミルティオ
先行
・王墓
後行
・ハンスラ
セットキープ
・カーニバル+スピリット(先行)
・スピリット+デッドメタルスター+墓守orカーニバル

共通マリガンや先後マリガンにはそんなに意外なところは無いと思うので割愛します。強いて言えば、5ターン目のミルティオで強い盤面をつくれる人たちをキープしています。
王墓は先行のみテンポロスが許されるためキープしますが、ミルティオが引けている場合キープしても3に投げない場合はあります。
セットキープに関してですが、カーニバルとスピリットは先行2、3で置くことで序盤のハンドが潤沢になりつつ盤面も強くなるので、その試合を自分のペースに持っていきやすくなります。またこれらの動きをするとなると、葬送先が必要になるので、どのみち遅かれ早かれ葬送しなければ勝てないデッドメタルスターはキープしても問題ないだろうという判断です。

各対面の立ち回り

基本どの対面に対しても5ミルティオを目指します。墓守は4ターン目に葬送と一緒に置くことで5ミルティオで割れるので、4までに置ければ全然セーフです。

ひとつだけ注意したいのは、背徳バアルV対面で、この対面だけは序盤の盤面を少しでも弱くした時点で押し切られてしまうので、墓守は返しでグレモリーはカーニバルを単キープします。とにかくマナカーブを外さずに生き物を置くことを優先してください。

また、ロイヤル対面はペインレスや守護裏のカゲミツ等が取れない場合があるので、先行でもハンスラをキープしても良いかもしれません。その場合2パスの可能性はグッと上がるので、もしキープするなら自分の引きを信じてください。

環境デッキに対する相性

正直言って最初にも言いましたが先行を取って5ミルティオできればほぼ全体面微有利です。
例外として、式神Wと背徳Vには先行を取っても五分から微不利よりです。
理由として、式神Wは先5ミルティオを返しつつクオンやルーニィを着地される恐れがあるから。
背徳Vは後行であっても、1ターン目から動かれている場合盤面が返しきれない場合があることや、6融合バアルでミルティオの盤面が全部消し飛ぶことがあるからです。

"そんなんネクロ最強じゃん!"

と思う方も多いでしょうが、あくまで今のは回ればの話です。墓守ナーフの影響で、後行を取れば全体面五分まで落ちますし、式神や背徳対面はかなり厳しくなります。また、対面に関係なく自分の事故というものもそこそこの確率で起きるので、自滅というのも全然あります。

最後に

何度も言いますが、そもそもこのデッキは5ミルティオ前提で動いている上にミルティオから出てくるカードもランダムという運に運を重ねたようなことを平気で行うデッキです。したがって、細かい認識の違いはその人の引きによって起きますし、確実に言えることというのは限られてきます。しかし回れば間違えなく最強のデッキなので、BO 3やBO 5などの複数回ネクロを投げられるフォーマットなら持ち込むことをお勧めします。ランクマで連勝できてる人はきっと天が味方してるんでしょう。

また、グランドファイナルでShimon選手が使用したような新しい形の冥府もありますし、ネクロというクラスのデッキタイプは多種多様です。どこまで理論値を追求するのか、事故を減らすのか、対面を広く見るのか、特定クラスをメタるのか、やりたいことによって無数の個性を出せるのが今期のネクロだと思っているので、ぜひ一度この型でなくてもネクロマンサーというクラスを触れてみて欲しいと思います。

ちなみに、私のお勧めはもちろん今回解説したものです。理由はガン回ると最高に気持ちが良いからです。

今回は、拙い文章ではありましたが最後まで読んでいただいてありがとうございます。
最初にも言いましたが、先日バイトでヘマをしてシフトが激減しました。そのため、投げ銭にしたかったのですが、やり方がわかりませんでした。どのみち全文無料で閲覧可能ですので気にしないでください。
ぴえん

追記

投げ銭設定できました!!!

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