マガジンのカバー画像

エッセイ/ストーリー

5
思いのままに自由な文体で書いたものです。エモさ重視でストーリーが多めです。サラッと読めます。短編集みたいな。
運営しているクリエイター

#罪悪感

捨てざるをえなかった君へ

きみは「それ」を捨てた「それ」はとても痛い。  いつも君を、いじらしく、いやらしく、むごたらしくズタズタにした。 だから、君は「それ」を捨てた。捨てざるを得なかった。 そうしなければ君の方が壊れてしまいそうだったから。 みんな責めるけど 君自身も責めるけども それは そうせざるを得なかったわけで そんな君を誰も笑えない。誰も笑わない。 きみは、まわりや「きみ」から薄情だ、親不孝だ、最低だなんだと言われて、 でも 幸せになって何が悪い。きみが、きみのために生き