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浅岡雄也さんソロデビュー21周年Live20240727 @UNIT感想

ソロデビュー21周年を祝う記念のLIVE

FIELD OF VIEWの看板を復活させ護り、ソロとしても走り続ける「浅岡雄也」さんを一括りにする事はとても難しい。

この日のLIVEはソロとして21周年を迎える迄の軌跡と、これからの未来を見せてくれたLIVEであった様に想う。

この日の浅岡さんは「キレイな浅岡さん」と称される爽やか(?)にセットされた髪型であった。綺麗に整えながらも立上りのあるヘアセットは始まりから終演まで乱れること無く、プロの手による匠の技術である事がうかがえた。

品の好い色味の黒いスーツは、ジャケットに「チェンジポケット」が施されていた。日常あまり見かける事の多くないチェンジポケット。

その役割と由来には
・お釣りや小銭を入れるため
・英國紳士が狩猟の際弾薬を発射させる火薬を入れていた説
・ウェストラインのアクセントになり脚長効果が見込まれる

上記全てに納得がいく(笑)
冗談はさておき…

浅岡さんのこの日の出で立ちは、主役としてお客様(観客)を迎えるに相応しい心のこもった装いに感じた。
その美しく整った「正装」は、これから進み行く道程(活動)への気構えの様にも受け取れた。

「攻撃の手は緩めない」
浅岡さんが常々言い続けてこられた言葉だ。
その言葉を現すかの様に5曲の新曲が届けられた。
まさに「一括りで語れない人物像」を物語っている曲たちであった。

私が個人的に惹き込まれた曲
「馬と鹿の歌」
攻撃的な歌詞でありながらも、ジャズでパンクでエレクトリックでグランジな曲調が心地好く、大人でファンクな雰囲気がとても魅力的に感じた。
今の年齢(経験値)の浅岡さんだからこそ歌える世界観に想えた。

FIELD OF VIEWとしてソロとして歌い続け見つめてきた「世界」
1人の人間として歩んできた「世界」
夢や希望、未来を想いながら憂う心の丈を歌にのせている様に想えた。

私にとって浅岡雄也さんというお方は、この上なく「面白い」
こんなにも面白い(魅力的)な方は中々居られない。
「大人」と「子供」
「正気」と「狂気」
これから始まる未来も、色々な面(顔)で「ドキドキ」「ワクワク」させてくださるであろう事を感じ得たLIVEでした。

サポートメンバーの皆様の顔ぶれと阿吽の呼吸から鳴る(成る)演奏は、家族の様な安心感と温かさで浅岡さんと我々観客を包んでくれていた。

どうかまた来年のお祝いも皆さんと一緒に迎えられます様に。
そう想わせてくれる素敵な時間でした。
『21周年おめでとうございます』