密猟対策でゾウ生息数回復！ケニア初の「動物国勢調査」

【ナイロビ共同きょうどう】
ゾウ3万まん6280頭とう、ライオン2589頭とうー。「野生動物やせいどうぶつの楽園らくえん」とも呼よばれるアフリカ東部とうぶケニアで25日にちまでに、動物分布どうぶつぶんぷを一斉いっせいに調しらべる国内初こくないはつの"動物版国勢調査どうぶつばんこくせいちょうさ"が終おわり、政府せいふが報告書ほうこくしょを公表こうひょうした。ゾウなどは密猟みつりょうの取とり締しまり強化きょうかが、効果こうかを挙あげ生息数せいそくすうが回復傾向かいふくけいこうだったものの、依然いぜんとして絶滅ぜつめつの危機ききが差さし迫せまった種しゅもいた。

調査ちょうさは7月がつまでの3ヶ月間実施かげつかんじっし。陸上りくじょうの動物どうぶつだけでなく、沿岸域えんがんいきのクジラなども調しらべた。政府せいふはデータを生物保護策せいぶつほごさくや観光振興かんこうしんこうに役立やくだてたい考かんがえだ。
継続的けいぞくてきに監視かんしするため、今後こんごも３年ねんごとに同様どうようの調査ちょうさを行おこなう。

今回こんかいは、アフリカ大陸たいりくにあるケニアという国くにで行おこなわれた調査ちょうさの記事きじを紹介しょうかいしました。動物どうぶつたちの住すむ場所ばしょや食たべ物ものが人間にんげんによって奪うばわれて、生いきていくことが難むずかしくなっていくことは、悲かなしいなと、ママは思おもいます。人間にんげんは知恵ちえと知性ちせいを持もち合あわせているのだから、動物どうぶつも幸しあわせに生いきていける方法ほうほうを考かんがえることが大切たいせつなのかもしれないですね。

用語解説ようごかいせつ

◆密猟みつりょう：国際間こくさいかんの協定きょうていや法令ほうれいを無視むしして陸上りくじょうの動物どうぶつを採取さいしゅする事こと。

◆絶滅ぜつめつ：一ひとつの生物種せいぶつしゅの全すべての個体こたいが死しぬことによって、その種しゅが絶たえること。