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#幸せをテーマに書いてみよう | 編集後記っぽいもの

あきらとさんの企画、幸せをテーマに書いてみようにご参加の皆様に、まずは一言お詫びせねばなりません。

ダッシュボードをご覧になってください。
昨年の11月後半か今年の1月上旬くらいにアクセスされている数のうちの数回、いや十数回は、小冊子化のために、我々「おでん処『sachi』」のメンバーがあなたのnoteを見に行かせていただいた跡です。
小冊子化にあたり、全てのnoteをテキストデータに落とし込んだあと、こげちゃ丸さんによりPDF化作業が終わるたび、あきらとさん、たけのこさん、ひな姉、私の4人が校正をします。何度も何度も繰り返しました。
そのたび「いいnoteだな」と思って読ませていただいておりました。ですが、目先の膨大な作業に追われ、スキボタンを押し忘れてしまいました。
この場をお借りして、お詫び申し上げます。

さて、あきらとさんの愛ある手紙つきの発送から数日、続々と「届いたよ」のコメント、note、tweetが届くようになり、ついに#幸せをテーマに書いてみようの小冊子化は終わりを告げました。
メンバー一人一人にサポートまでいただき、本当にありがとうございます。DM内で皆さんの温かいコメント、サポートを共有しては、感激しています。

先日、主催のあきらとさんから、総括もでました。

もう、皆さん読んでくださっていると思います。

メンバーの一人であるたけのこさんが先日、「おうちに帰るまでが遠足だ」とでも言うように、「個々に総括を書くまでが小冊子化だ」という名言を生み出してくれました。(正確にはちょっと違いますが)
おかげで、こうして、個々の目線による総括を書かせていただく機会を得ました。
エンドロールということで、お読みくだされば幸いです。


トリは、ひな姉になりそうです。

さて、私の中で印象深いことを2点、ご紹介したいと思います。
(とっても手前味噌ですみません)

チーム名「おでん処」について

私たちに一番初めに与えられた任務は、「#幸せをテーマに書いてみよう」のために書かれたnoteを読んでコメントをつけることでした。
コメントをまとめるために、ひな姉がGoogleドライブとスプレッドシートを駆使して「管理シート」を作ってくれました。
(この管理シートが後々のテキストデータ化、PDF化、校正、小冊子郵送の有無、プロフィール、アイコン、QRコードなど、あらゆる情報管理に活用されることになります)

そうしてできたのが、あきらとさんのまとめnote。


書き手が、一生懸命書かれたnote。その文章の中に埋め込まれた想いを見つけ出したい、短い言葉で伝えたいと、全員が一生懸命考えました。もしかすると書き手の意図と違う読み方をしているかもしれない。私のコメントを読んで、がっかりさせてしまうかもしれないと不安に思いながら、何度も読みました。

「コメントがよかった」とお言葉をいただいて、ホッとしたのを覚えています。

そんな気持ちを、書いたnoteがこちら。

皆さんのnoteを、入念に下ごしらえして、ことこと丁寧に煮込んだ「おでん」に例えたことを、メンバーがとても気に入ってくれました。
「『幸せ』のおでんを味わうために集う者」ということで、チーム名及び作業用に作ったTwitterのDMのグループ名が「おでん処『sachi』」と名付けられました。
酔っ払ってグチることもあれば、励ましあったり、褒めあったり、バカな遊びをやったり、真剣に書くことについて語ったり、本当おでん屋さんで一杯ひっかけてるような、居心地のいい空間になりました。
たけのこさんの総括noteにもあるように、「#ない」シリーズは、ここでの遊びから始まったものです。いつか辞書にしたい。

タイトル「かたちのないものたち」について

いよいよ、校正も終わりに近づき、本文のPDF化が一段落しつつあった1月初旬、こげちゃ丸さんが表紙のデザイン作成に取り掛かろうとしていました。
実は、ここまでやってきてまだタイトルを決めていませんでした。というか、私はてっきり「幸せをテーマに書いてみよう」がタイトルなのだと思っていたんです。ですが、あきらとさんの頭の中には、タイトルは別に考える構想になっていたんですね。
そこで、みんなでタイトルを考えようとなりました。
私も、お風呂の湯船に浸かりながら考えました。20個!

はい、どん!
結果、ここから「かたちのないものたち」を選んでいただきました。

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すると、あきらとさんから、鋭いツッコミが。

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はい、バレました。元ネタ(本歌取りと言って)はこれでした。

かたちをもたないからこそ、手をかけてきもちを注いでそれを守ろうとしたり、なにか手近なかたちをあてがってすこしでもつよい輪郭を与えたくなる。
その輪郭がたとえだれに褒められるようなものでなくとも。
抱えたことのなかった、抱えることもいつまでもできない、きっとやわらかなそれが、いつまでもそのままでそこにあってほしい。

タイトルを考えていた時、このあたりの文章がぼんやりとイメージとして頭に残っていたのかもしれません。
「幸せ」もまた、やわらかで、きもちを注いで守っていきたい、かたちのないものだからこそ、こうして言葉にして輪郭を与えてみたくなるのではないでしょうか。
そういう意味でも、この「かたちのないものたち」は、幸せを書く、「あきらと」という人が作る企画にぴったりのタイトルだったと思います。
メンバーのみんな、さすがのチョイス!

みんなちがって、みんないい

#幸せをテーマに書いてみようのnoteたちを一つ一つ読ませていただいて感じたのは 、みんなちがってみんないいということ。
個人的なことですが、正解を書かねば、自分の書きたいものより、読んだ人が「良い」と思うものを書かねばならない気持ちが膨らんで、この幸せ企画の少し前は、考えすぎて、うまく書けないことも多くて、苦しんでいた時期でもありました。

この幸せ企画をお手伝いして、たくさんのnoteを読みました。そこにあるのは、その人が思う、その人なりの「幸せ」のかたち。みんなちがっていて、どれも同じものはありませんでした。でも、全部「幸せ」なんです。それはまるで、おでんの具のように、いろんな味が鍋いっぱいに詰まっていました。自分の書きたいものを書けばそれでいいんだと気づかされました。

小冊子のタイトルとあきらとさんのnoteを見比べていただけるとわかりますが、小冊子のほうは「かたちのないもの”たち”」と付いています。
ここには、私のこだわりがあります。
どれも味がしみていて、一つ一つが違ううまさを持っていて、どれももちろん美味しくて、愛おしいnoteたち。それを「もの」と一括りにはしたくなくて「もの"たち"」と言いたかったんです。
正解なんてない、ただ自分の思うものが正解なんだと教えてくれたnoteたち。だから、一つ一つのnoteの存在を際立たせたかったんです。
この小冊子化の中で、あまりこだわりを言うことはなかったのですが、ここだけは、ちょっと暑苦しく語って、みんなに理解していただきました。

約3か月。こういう個人が作る冊子の制作期間として、長いのか短いのかわかりません。

「大事なのは、長さより深さでしょう!」

「おっさんずラブ」で、牧凌太も言ってました。
そう、大事なのは、長さより深さ。
私たちメンバーは、出会って日が浅いけれど、この3か月、毎日一緒に、小冊子化に向かっていろんな話し合いを繰り返す中で、お互いの本質を深く知り合えた気がします。
時間の制約、ツールの制約、お金の制約。いろんなハードルがある中で、できるかぎり、いいものを作って届けたいと、真剣に議論して、手を動かして、頑張ってきました。深く深く。
もう、一緒に作業することはできませんが、この関係はきっとずっと続くと信じています。

そんなメンバーの思いとともに、小冊子がそれぞれの場所で、いつまでも大事にしていただけることを願っています。
この機会を与えてくださって、本当にありがとうございました。

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追記

ひな姉が、大トリに最高に素敵にまとめたnoteを書いてくれました。


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