【CMJ】159号『関ヶ原 Sekigahara 1600』西軍序盤作戦メモ

ぶおおおおおおぶおおおおお(法螺貝の音)

CMJ159号付録の『関ヶ原 Sekigahara 1600』は、まー、面白いゲームなんですが、西軍がちょっとばかしきつい気がしてます。そこで序盤だけ作戦を考えてみましたので記録しておきます。なにかのご参考になれば幸いです。

なぜ序盤が重要か

どんなゲームでも序盤で大差を付けられるとしんどいです。が、忠誠~裏切りの外交ルールの関係で、関ヶ原の場合はことさら序盤が重要です。序盤からこちら一方的に再編成・除去・4VPと差を広げられるとそれだけで、外交が著しく不利になってしまいます。というわけで序盤だけで負けが決まる可能性があるため、西軍はよく作戦を練ったほうがいいと思います。

東軍の延翼作戦

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東軍でひとつ有力だなと考えている作戦は、1T目に細川忠興へ攻撃命令・突撃戦術、黒田長政へ移動命令を与えて、この2部隊の組合せで石田隊を包囲殲滅することです。
細川隊は西軍の蒲生、島隊にそのまま突っ込みます。3ユニットvs2ユニットの戦いになるので、蒲生か島のどちらかに対して有利な戦闘修正でダイスを振れます。
黒田隊は北へ延翼して、次のターンに突撃戦術を使って石田隊へ襲い掛かることを狙います。石田隊のうち黒田隊と戦闘になるのは、北側2ユニットで、その総戦力(練度+兵力+指揮値)は7、黒田隊は14であり、ここに突撃戦術による修正+6がつきますので黒田隊がかなり有利に戦闘できます。

黒田延翼への対応

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西軍の対抗策をひとつ考えましたので記録しておきます。
まず陣形は魚鱗を選択し、馬防柵を蒲生隊へ配置します。(のこりは小西の2ユニットがおすすめです。余ったら島隊か石田三成に)そして、伊藤隊(B)に移動命令、石田、蒲生、島隊には防御命令を与えます。かつ、島隊には後退戦術を仕込んでおきます。軍勢チットは石田隊、島隊、伊藤隊を選んでおきます。CPが3以上であれば南部の宇喜多隊や明石隊に突撃戦術を仕込んでおくことをオススメします。

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目指すのはこんな形の陣形です。
島隊を逃がす必要あるの?と思われるかもしれませんが、だいたい細川隊の最初の攻撃でステップロスしてしまうので逃げておいたほうが無難かと思います。普通に再編成を出しておくのと違い、島隊のチットが引かれた瞬間に防御命令⇒再編成命令に変更でき、細川ユニットの追撃もないため、硬いのが自慢です。

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2ターン目、平凡に進むとこんな感じになるかと思うのですが、「馬防柵蒲生」のところが常に青ダイスマイナス3の修正を与え、石田隊の最南端ユニットも青ダイスマイナス2の修正を与えます。細川隊はここで食い止められると思います。
黒田隊も3ユニットで4ユニットを攻撃することになるので数的不利になり、苦戦は必至でしょう。地形的にどうやっても射撃による青ダイス修正を喰らうのも厳しいです。
また、伊藤隊は移動命令のまま戦うと不利な修正を喰らうので必ず突撃戦術を仕込んでおきましょう。

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そして、回復した島隊と最北端の豊臣エリートユニットを使って両翼から攻撃します。戦力的には24vs27で若干不利ですが、石田隊のほとんどが自発的攻撃不要のヘクスに存在しているので、局所的に有利な戦闘修正を作れるはずです。

蒲生が早期に抜かれたら島隊で支えましょう。でもたぶんそうなる可能性はそんなに高くないと思います。大丈夫、馬防柵蒲生は意外に硬い。

まとめ

今回は西軍の序盤作戦についてちょっと考えてみました。ポイントは馬防柵蒲生が耐えている間に伊藤隊を北端に送って黒田を止めるということです。

北部で後退と突撃を1回ずつ消費することになるかと思います。絶対に命令を変更したいので仕方ない出費か…。

とはいえ、多分この黒田延翼作戦の場合、東軍は細川と黒田に1回ずつ突撃戦術を仕込むと思います。東軍が鶴翼であれば、西軍は突撃戦術の回数で1回分有利です。

残りの突撃3回と後退2回は宇喜多隊、明石隊にぶっこんで、東軍左翼をボコボコにしましょう!小早川?そんなもの敵に心配させておけ~。

皆さんに栄光の日々がありますように

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