【CMJ】159号『関ヶ原 Sekigahara 1600』対戦記録

CMJ159号付録の『関ヶ原 Sekigahara 1600』で遊んだのでその記録。対戦いただいた小島造船所さん、ありがとうございました。
https://commandmagazine.jp/com/159/index.html

対戦前日の朝、小島さんから「なんかやれる気がするので西軍を担当させてください」というメッセージをいただき、私が東軍を担当することになった。対戦当日の朝、タロットでどうなりそうか占ってみたところ、大アルカナの14番「節制」の逆位置だったので、ド派手な展開になりそうだなと覚悟を決めた。トーストを食べて、コーヒーを準備したらいざ出陣。

ゲームの展開はタロットの通り、宇喜多・明石の軍勢が突撃で東軍をゴリゴリ屠るド派手な展開になった。しかし、ゲーム以外のところで大きな失態をしていた。12時に昼食を作る約束を奥方としていたのだが、すっかり忘れてゲームに興じてしまっていたのだ。結局、奥方が準備してくれたのだが、「何時になったら昼食休憩しましょうってちゃんと決めないとだめですよ、どうせゲームに夢中になるんですから」と叱られた。誠にその通りである。恥ずかしさから落ち込んだが、しかし、視線はパソコンの画面に表示されている中断前の盤面に。5分で食事を終わらせて、再び考え出す。とはいえ、東軍は気楽なものだ。ユニットの絶対数が違うため、いくらかユニットが除去されたところで、数の暴力で覆せる。また南部は宇喜多・明石に押されていたが、北部は細川・黒田のテンプレ的な延翼攻撃が概ね成功していた。昼食の失態同様、巻き返しのチャンスはある。勝負はここからである。

昼食後、VPをリードされていた東軍は侍を旗本隊に降臨させ、明石勢を押しまくり撃滅。また井伊隊、生駒隊、加藤隊で小西隊を攻撃しこれを半壊させた。小西隊は再編成で逃げようとしたが、「勝った!勝った!」チットでこちらへ誘因させる。会戦級ゲームの鉄則は、弱った相手はそれが消えるまで叩き続けることだと思う。

決定的な一撃は、突出した宇喜多秀家ユニットに対する東軍の連携攻撃が成功し1発除去になったことであった。これを見て西軍の小島さんから投了の申し出があり、3ターン目で東軍の勝利となった。

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この時点ではまだ2時くらいだったので、陣営を入れ替えて、私が西軍で考えている島津~赤座他の間に、魚鱗による馬防柵を使った戦線を貼って持久する構想でゲームをプレイした。が、馬防柵+蒲生ユニットが一撃で除去され投了した。

何か勝ち目はないかなあと色々話し合い、私が西軍で再び。私の構想は石田隊5ユニットを全て東軍に「除去してもらって」、総大将を宇喜多に変更しフットワークを軽くし、またVP差によって侍を召喚し、それを使って攻めまくるというものであった。

序盤、福島隊が突撃で戸田隊に襲い掛かるが、その後背を宇喜多隊、明石隊が攻撃し、何だかんだで2T目で福島隊全滅。しかし、構想と違い石田隊が思ったより奮戦してあまり除去されず、逆に東軍が侍を召喚してしまった。そのため、時間も終わりの16時が近づいていたので投了を申し出て終わった。今度は時間を守れた。

さて、ゲームのほうは逆転勝利することができたが、生活の逆転はここからである。冷蔵庫を開けて、ナスとたまねぎ、豚肉をネギ、しょうが、ニンニク、ケチャップ、しょうゆ、一味で味付けした炒め物と、きのこの味噌汁を作り、食卓に並べた。奥方は美味しいねと言って笑顔で食べてくれた。しかし、正直に言うとこのときの私は昼の失態のことなど完全に忘れていた。これを書いているいま思い出してまた恥ずかしくなっている。あと、書き終えて思ったけど小説風リプレイってこういうことじゃないな。

皆さんに栄光の日々がありますように。

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