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【CMJ】144号『天下統一:長久手の戦い』池田方作戦メモ

ぶおおおおおおぶおおおおお(法螺貝の音)

CMJ144号付録の『天下統一:長久手の戦い』を小島さんと今日遊んで池田方を担当してたんですが、ちょっと新しい試みをしてみたのでメモしておきます。

このシナリオでは徳川軍の奇襲を再現するために、池田方の初期命令は再編成で固定になっています。で、このままだとまともに戦えませんので、再編成から違う命令へ変更していくのが必須かと思われます。

問題はその方法です。命令変更は軍勢チットか独断専行フェイズじゃないとできないと思ってたんですが、ルール読みなおしたら、「戦闘陣形発動時にEZOCにいない軍勢は即座に命令を変更できる」と記載があるじゃありませんか。

うおー、やばい。知らなかった。戦闘陣形は命令ポイントを12ポイント貯めれば絶対発動できます。命令ポイント受領表を見た感じだと期待値は3くらいありそうなので、命令ポイントを全て貯金したら4Tの最初に全軍命令変更できるのでは…?と思ったので試してみたら実際に4T最初に陣形発動出来て良い感じでした。

実際、期待値など計算してみると、
・そもそも1CPで軍勢チット1個買ったとして、それが再編成命令からの変更判定に成功する確率は1/2以下であること。
・軍勢チットは買った軍勢チットを引かないといけないという制約があるため、4ターン目のチット引きが始まるまでに、(3ターン目の終わりまでに)命令変更にチャレンジできる回数はおよそ9回です。命令変更に成功する確率は1/2。(実際には統率値があるのでもうちょっと高いですが…)そのあたりを勘案すると期待値的には5個の軍勢が命令変更に成功しているような場合が多いかと思われること。
上記2つから、それだったら貯金して12個の軍勢を一気に命令変更したほうが良いように判断しました。池田貯金教の誕生です。
(独断専行フェイズによる命令変更は貯金でも軍勢購入でも、どっちのルートでも使えます)

以下貯金ルートの気分的なメリットとデメリット、あとちょっとしたコツを書いておきます。

メリット

・命令受領ポイントが上振れすると、徳川勢主力が出てくる前の3T目の頭で命令変更できる。
・命令変更判定が不要なので、判定に失敗してイライラせずにすむ。
・一斉に命令変更できるので、落ち着いて考えられる。
・序盤、何も悩まなくて良いので決断力が温存できる。
・陣形による強力な戦術を早期に使えるようになる。

デメリット

・陣形発動するまで主力が動けないのでじれったい人にはじれったいかもしれない。
・軍勢チット購入ルートの最高の上振れには負ける。(毎ターン4枚投入でそれが引き切られて全部命令変更成功とかそういうの)
・長谷川、田中、三好勢がボロボロにされると可哀そう(ただし侍が呼べるので一長一短)

コツ

・独断専行フェイズで池田恒興の命令を防御に変えて、CPを多く受け取れるようにしましょう。
・岩崎城をどうやって落とすかはちゃんと準備しましょう。
・徳川の軍勢チットばかり入って焦るかもしれませんが、例えば徳川チット4枚、強制行動チット5枚のカップが準備されたときに、ターン終了までに徳川チット4枚が引き切られる確率は5/9です、56%くらい。((8!/4!4!)/(9!/5!4!)で計算したんだけど間違ってたらごめん)なので、実はそんなに大したことはないと思われる。序盤の徳川勢ほとんどが小者だし。
・12CPきっかり溜まったら、11CPとか10CPだけ陣形発動に使って、残りCPで戦術を使うことも考えましょう。外すリスクと戦術で得られるリターンを比較!

「待てよ、21。貯金ルートでCP判定が1の目ばっか出た時はどうするんだ」
「笑ってごまかすさあ!」

皆さんに栄光の日々がありますように。

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