JdG『La Garde avance !』ルールメモと感想

フランスVaeVictis161号の『La Garde avance !』が面白かったのでルールのメモと感想をまとめておきます。

シナリオ特別ルール

スケール

1SP=歩兵200人、騎兵150人、大砲2つ。1ヘクス=100m。1ターン=20分。

マップ

・小麦印のヘクスは”困難地形”として扱う。ただし、ロゲのAMがプレイされたターンの次のターンからは”平地”として扱う。
・ウーグモンとラエイサントのヘクスに入ったり、攻撃したりすることはできない。
・ラベルアリアンスは飾り。

スタック制限

歩兵、砲兵、騎兵を2つ重ねることはできない。歩兵と砲兵を1つずつ重ねることはOK。

部隊の士気喪失

無視する。

親衛隊の方陣

壮年親衛隊と老親衛隊の合計11個のユニットは、
・自発的に方陣を解くことはできない。
・方陣を組んでいる間、移動力が半分になる。
・方陣のまま、ショック戦闘、カウンターショック戦闘に参加できる。突破すると方陣を解く。
という追加の修正が入る。

ユニットの向きにも修正が入る。
・周囲6ヘクスを全て前面とするユニットが攻撃するときの-1DRMは無視する。攻撃義務があるのは通常と同じ前面2ヘクスである。

ロゲのAM

ネイの部隊のユニットが最初にショック戦闘を行った次のターンからロゲのAMが使用可能になる。

感想

おすすめです。
シチュエーションは、ワーテルロー会戦の最終局面で親衛隊がイギリス軍の戦線をぶち抜くために最後の突撃に出るところだけを切り取ったゲームです。
まず、このシチュエーションが燃えますね。

動機の与え方も良いですね。もし、フランス軍がその場で動かず前進しない場合、イギリス軍の大砲にバコンバコン撃たれてしまいます。結果、うまくいくかどうかの確証はないですが、前に前に出ていくしかないという……。
うーん、見事。

親衛隊ユニットも表面のモラルは高いですが、混乱すると3とか2とかになるので一度止まるとヒジョーに辛いです。

英軍側も地形的には優位ですが、戦線は薄いので食い破られないようにうまく立ち回らなくてはなりません。騎兵戦力が優勢なのでこれをうまく使えればサドンデスも夢ではないかも…。

いやー、これはやられましたね。めちゃめちゃ面白いです。
フランス語が読めなくてもVVの公式に英語版ルールがありますので、ご興味あれば是非是非。


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