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【CMJ】天下統一・戦闘結果表の確率

ぶおおおおおおぶおおおおお(法螺貝の音)

天下統一シリーズの戦闘は2d6を2回振って戦闘結果を求めます。最初は振れ幅でかいよなーと思うだけだったのですが、青-1、赤-4で振ってもあんまりダメージを喰らわないなとか、青-3、赤+6で振っても倒しきれないなとか、何度かプレイすると不思議に感じることが増えてきました。

なので、戦闘結果表の確率を計算してみました。手計算は無理だったので、Googleスプレッドシートの力を借りました。

戦闘結果表の確率

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戦闘修正が青にも赤にも入ってない場合の確率が上図です。効果なし(NE)が50%あります。なんとなく体感通りです。また、自分だけが嬉しいd1以上の結果は24%、自分だけが悲しいa1以下の結果は10%でした。修正ナシでも1/4で一方的に嬉しいのはちょっと意外で、実は攻撃側有利の戦闘結果表なのかなと思います。

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冒頭で述べた青-1、赤-4と青-3、赤+6のときの確率はそれぞれ上図の通りです。
青-1、赤-4はさすがに攻撃側が不利ですが、効果なしが4割もあります。青-3、赤+6はこちらがダメージを喰らう確率はあまりないですが、効果なしが5割くらいあることが分かります。
どちらも計算結果を見てみると、「なるほどーだからかー」と大変納得できました。

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昨日の対戦で判断に迷った事例の確率も比較してみます。こちらが防御側で統率値を赤に使うか、青に使うかの判断です。赤に使えば、青赤無修正で相手にダイスを振ってもらうことができ、青に使えば、青-2、赤+2でダイスを振ってもらうという状況でした。
なんとなく直感で青-2、赤+2で振ってもらっていたのですが、確率は上図の通りで、こちらがダメージを喰らう確率は青-2、赤+2のほうが若干(2%くらい)低いことが分かりました。ほぼ誤差ですが、これからも青に修正を入れていこうと思います。

これらの結果を踏まえると、このゲーム、青修正のほうが大事なのでは…?という気になってきたので、それも調べてみました。

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上図は、戦闘修正を青のみに入れた場合と、赤のみに入れた場合の「相手だけに1打撃以上or退却を与える確率(d1、d1R、dR、d2、dE)」の比較です。横軸はその色のダイスに入れた戦闘修正の値になっています。最初は差がそれほど大きくないですが、「青+3か赤+3か」のあたりから差が開き始め、両者の間にはおよそ10%違いがあることが分かりました。どうやら、青ダイスへの修正のほうが戦闘結果に良い影響を与えることが多そうです。

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しかしながら、赤ダイスへの修正にはdEがでやすいという長所がありました。上図は青+6と赤+6の確率の表です。dEの確率は6.5%くらい赤+6のほうが高いです。これは、戦闘結果表の13+の行を使用できる影響が大きいのかなと思っています。1発逆転なら赤ダイスへの修正ですね。

不運?と付き合うために

実際に計算してみると、「くえー、運がないのう」とか「ぐげげ、1足りんのう」とか思っていたのは、そんなに特殊な結果ではなく、むしろよくあることなのだと思えるようになりました。これは精神衛生的に非常に良いですね。

また、青赤無修正か青+2、赤-2かによる確率の差などは本当に微差ですが、より良い選択をしているという裏付けができたのでこれも嬉しいことです。

まー、こんだけやっておけば出目が微妙だったときも笑い飛ばせるってもんよ!

皆さんに栄光の日々がありますように。

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