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2021年の所感/2022年に向けて

年の瀬である。
毎年この時期にその一年を総括しているが、今年も簡単に書き記そうと思う。

これも毎年言っている気がするけども、今年もまた自分にとって大きな意義のある1年だった。大きくイベントで括るならば①転職、②関東への帰還だろう。また、いま感じているのは③思考の不足である。
この3つについて振り返ってみるとしよう。

① 転職

10月に実行した転職自体は既にこの記事にまとめてあるので特に付記することも無いが、では転職して3ヶ月経った今の感想はどうだろうか。

一言で言えば「まだハマれていない」
ガラッと職種を変えたため働き方に慣れないところもあるが、現状はとりあえず振られた仕事を処理している段階であり若干の退屈さを抱えている。
前職はかなり「ハマっていた」ので寝食忘れて取り組むこともしばしばあったが、現職を一刻も早くそのフェーズに載せられるか、これは2022年の課題になることは間違いないだろう。
と言っても、前職にハマるまで2年半を費やしたことを思うとそんなもんかなとも思うし、1年半くらいを目処にそこまで持っていきたい。
来年のこの総括ではなんと言っているのか楽しみだ。

② 関東への帰還

9月、1年半の北海道生活を経て、我が故郷・関東へと帰還した。そこから3ヶ月、圧倒的に実感したのは「友だち最高!!」である。
思い出せば、北海道は室蘭在住時に一番絶望したことは「土曜日の朝に起きてやることが思いつかない」だった。思いつくのは固定ルートの「軽いトレラン→温泉 or カフェで読書」である。また、あの土地周辺には、博物館/美術館といった文化的施設が全くなかった。
それはそれで良い側面もあったのだけど、如何せん他人の価値観に触れる機会がない。
そのため、ひたすら自分の思考に潜り、閉じこもったため、思考の自己中毒を起こしかけていた。転職に踏切ったのもこの限界さが大きい要因だ。

そんな状況で関東に帰ってきたのだが、以来毎週代わる代わるの多くの友人に遊んでもらっている。それは以前は当たり前の環境だったけども、一度そこから離れた身としてその有難みがとても染みる。
これは自慢だけども、自分の友人たちはこんなに面倒くさい自分の思考に対していつでも「いや、お前はそう思うかもしれないけど、俺はこう思う」と意見してくれる人が多い。そしてこの環境は、思考の自家中毒に陥りかけていた人間にとって特効薬だった。
いまは閉鎖空間の中であれだけ悶々と病んでいた心が晴れ、全く違う心持ちで過ごせている。

この経験を通じて、自分は友人が近くにいないとダメな人間なのだと実感できたし、その恩を周囲に返していきたいと思っている。
来年は持ちつ持たれつをしつつ、自分が返せることを真摯に考える一年にしていきたい。

③思考の不足

そんな1年だった訳だが、この年の瀬に痛感しているのがこの「思考の不足」である。
前職では毎日定時上がりのぬるい環境、その後2ヶ月の夏休みを挟んだ後の現職にはまだハマれていない。そう、この一年は目の前の課題に全身全霊で考え尽くす経験がなかったのだ。
そのうえ、この数カ月は狂ったように友人と飲み会で話して思考をアウトプットし続けたため、いまの自分の中は思考がすっからかんであり、人に提供できるような面白い思考がないなと感じている。
このままでは友人にも申し訳ないし、何よりも自分の人生・視点が面白くない。
2022年は仕事や日常でのチャレンジングな課題に真摯に取り組み、経験を蓄積する一年にしていきたいと思う。

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こうして振り返ると、年始に書き初めで書いた「剛毅果断」は有言実行できたのかなと思う。人間に対する理解を深め懐はより広く深く、自分が決断すべきところはきっちりと決断できたのではないだろうか。

さて、自分にとってはこんな一年だった訳だけど、みなさんはどんな1年だったでしょうか。 
みなさまには本年も誠にお世話になりました。こんな面倒くさい人間であるけども、来年も楽しくわいわいと遊んで頂けたら幸いです。

田中基成

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