Note使用6ヶ月・自己レビュー

早、昨年8月末にNoteに書き始めて半年。100個くらい、駄文、駄写真、駄音楽リンクをアップ。そういえば、自己紹介的リンクが、ダジャレ・エッセイになっていたので、それを置き換えるべく、半年使ってみての感想と自分のアップロードについてのレビューを。

1.使用感想

(1)書きやすい

なんといっても書きやすい。これ、NoteのほうでPCで使える単体ワープロ・アプリとして販売してくれないかな?日常使いしたい。正直、Wordとかよりも自分が書きたいこと、挿入したい写真とかがぴったっとくる。フォントもそんなに種類いらないし、書くことに専念できるようなインターフェイスになっていると思う。お世辞でなく。それが、続けられている理由の大きなひとつ。

(2)FacebookとかのSNS疲れ

FBは15年くらい前だったかから、同い年くらいの子供がいた知人から家族写真をアップしたりするもんだよといわれて始めて、つながり100人弱くらいで身の回りのことなどアップしていた。振り返ると、子供が幼稚園のころから今のティーンエイジ後半にいたる、けっこう良い記録となっている。日記がわりのような。

でも、最近、SNS疲れ的なことを感じてしまっていた。まず、なんだか広告が増えてきたなとおもったこと。そして、知人たちが上げる内容が、月並みな繰り返しが多くて、あまりおもしろくなくなってきたこと。べつに離れたところに住んでいる知り合いが食べたものとかを毎日見なくていいし。

Noteはある知り合いの勧めで、いろんなひとがブログとか小説とか書いているよというので覗いてみたら、まず、なかなか読んでて面白い記事があった。

文章を読むのは好きだが、書く方は、若い頃はあまり好きでなかった。読んで好きだったのの延長線でいくつか書いてみたが、後で読むとなかなか恥ずかしい内容。ダジャレ多発の馬鹿文章は機会があると書いて、そっちはまんざらではなかったが。このダジャレのほうは才能かな(と思い込み)。

へんに背伸びして、想像で創作すると、あとで読むと嘘くさい。といっても自分から書きたい、自身の体験談もまだあまりなかった。

プロの小説家が書く虚構の世界でリアリティがあるのが好きだった。さすがプロ、行ってもない場所ややったこともないことをあたかもリアリティもって描く。例えば、馳星周のタイが舞台のハードボイルド「マンゴーレイン」はとても楽しめたが、彼がタイに行ったことなく書いたとあとがきで読んで驚いた。すごい人はいるもんだ。また、ふつうのおやじが若い女性を主人公に一人称で語ったり、はたまた、殺人鬼として独白したり、やはりプロはすごい。つくづく思ったのは、自分は書けても、自分の体験を書くだけだなと。あるいは、なんらかの創作だけど、自分の強烈な体験をベースにした創作。

それで、FBとかにちょっと長めの文章を数年前からこつこつ、主に飛行機の移動中に書いていたのだが、FBの反応はいいねがあるものの、なんだか手応えみたいなものがなかった。砂漠に水を注いで、一瞬、水のあとができても、あっというまに吸い込まれて消えてしまうような虚しさ。そんな不満みたいのがあったが、そこは、Noteは違うという感じがしている。

Noteは、「書いているひとたち」が読んでくれている。おおげさにいえば、クリエーターの交流の場で、クリエーターの作品をクリエーターが読んでくれている。べつにスキの反応がなくても、書いたのを200人とか300人とかが読んでくれていると、書いた甲斐があったなと感じる。まあ、Page Viewなんて、タイトルにひかれて一瞬開いて閉じちゃう人もたくさんはいっているから、いい指標ではないけれど。タイトルをみて、ちょっと覗いてみようというリーダーがいるんだなあという感覚。

さらに、書いてるひとがちゃんと読んでくれてるんだなと思えることが、少しづつ増えてきた。たまたまこちらで読んで、この人おもしろいな、もっと読みたいな、と思う人をフォローしたら、こちらのも読んでくれるようになる。なんだか、その人達に読んでもらうのを楽しみに書いているようになっていく。

そういう人たちが押してくれるスキは、FBのいいねよりもずっと重みがある。いいねとスキの差がある。つまらないことを書いて滑ると、スキは少ない。正直、これまで過去にFBに載せた文章の焼き直しが半分以上の投稿なので手抜きなんですが、深夜にあげておいたのが、朝起きるとスキがついてると、ほっこりしますね。かといって、たくさんのスキは求めてなくて、Quality Likesというか、質の良い重みのあるクリエーターのスキはとても嬉しい。

2.自己レビュー

こちらは思いつくままに、自己ポストの解説というか紹介。

(1)京都のパブ繁盛記

こちらは、書き下ろし?というか、Noteにのせるぞ!と数日かけて書いたもの。ほぼ実話。登場人物の名前とか、場合によっては2人を1人のキャラにまとめたり、いったん登場させたもののなんだかしっくりこないのではずしたキャラとかはあったけれど、できごとなどは、かなりドキュメンタリー的に時間の流れを追っている。

このパブは残念ながら昨年7月にて閉店。タイトル写真はそのパブでのラグビーワールドカップ決勝戦の模様。反省は、ちょっとこれ長文すぎたかな。

(2)たそがれのバンド結成ドラマ

こちらは月1くらいのペースで1年位かけて書こうと始めた小説。これは、上記(1)のプレコール(と書くとかっこいいが、シーコール Sequel 続編でなくて、そのドラマの話のつながりが前となる pre-quel)で、スター・ウォーズでいったら、スターウォーズが流行ったあとに、ダースベーダーがまだ若きジェダイだったころを遡って描いていくような筋書きの順番なんですが、京都パブ設立のきっかけとなったシンガポールでのバンド結成のどたばたドラマ。かなり実話に即しているけれど、こちらも登場人物のいりくりや、出来事のいりくりは多々あり、その意味でフィクション。

この多国籍(たしか6カ国)メンバーのブルースバンドの演奏のリンクも載せておいた。灼熱のなか演った、やたら元気のいい、ソウルマン。

(3)自己押し

最後に、恥ずかしながら、自己押しPOSTを3つ。

これはほぼ100%実話。飛行機で隣り合わせになった小柄なフィリピン人とのほんの少しの交流を書いたもの。

そういえば、ユナイテッド便3部作という構想もあったんでした。あと2つネタはあるので、いずれ。これはとくにドラマがあるわけじゃないんですが、しんみりする話。本当に、おばさんのささくれだった丸っこい指から、カーソルが逃げていったのを思い出す。

これも100%実話。アンデスの山で消息をたった大学の1年先輩(かれは留年したから卒業は同時だったが)の話。とくにドラマが展開するわけではないんだが、つくづく人生不思議だなと思った経験。

こちらは、歴史とか、あるいはベンチャー起業とか、そういうのに興味があるひとはぜひ。けっこう、調べて、マイナーな洋書をこつこつ読んだりして書いた文章。もうちょっと硬めな内容のを仕事のコンサル顧客にシェアしたりしたので半分仕事といえばそういえるけれど、ほぼ趣味の関心を動機に書いた文章。こういう、歴史に埋もれがちな偉人を掘り起こすような文章は自分でも好きなのでちょっとトライしてみたという感じ。

まあ、後半、NHKがCMのように自らの番組宣伝するようなことになりましたが、引き続き、ジャズとかブルース、ラテン音楽、シンガポール・ライフなんかに絡んでつぶやく予定です。

やはり体験談としては、昔話が多くなってきて、80年代までのラテンアメリカとか、90年代に5年すごしたNY、ここ15年くらいの東南アジアってな具合となりますが。

番組宣伝でした。

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