もう還らないお蚕さんを想う夜
偏愛性爆発✋❤️
そんな今日は、おひつじ座満月🌕
卵から孵ったお蚕さんは
桑の葉だけを食べます。
小さい時は
葉っぱをちぎって、食べやすい大きさにして
あげます。
新鮮な桑の葉しか食べないから
朝、晩あげます。
大きくなると、朝、昼、晩の3回あげます。
雑菌に弱いお蚕さんのお世話は
手を洗ってからします。
乾燥した葉っぱやフンは
こまめに捨てて、清潔を保ちます。
大きくなる度
おうちも大きくしていきます。
眠→脱皮を
4回繰り返して大きくなります。
(眠のあいだは何も食べないし、動かないよ)
そして、生後28日頃から
繭玉を作り出す。
繭玉は、糸を吐きはじめてから
3日かけて完成します。
4.5日後
繭玉の中で、もう一回脱皮して
サナギになり
10〜12日で蚕蛾になります。
口から液を出して
繭玉を溶かして、穴をあけて出てくる。
飛べないし、お口もないから
何も食べない。
蛾になって5日くらいで死にます。
その前に
メスとオスを人の手によって
交尾させて、産卵。そして死ぬ。
“お蚕さんの一生”
まだ、全部は見届けてないけれど
『お蚕さんは、繭玉をつくるための一生なんだよ』
繭玉になって、姿が変わってしまった事に
落胆している私に
おばあちゃんやおじいちゃんが声かけてくれた言葉が、心に残る。
「お蚕さんは
何のために生きるんだろう?」
繭玉、絹、シルクとして
人間が、その一生をいただく側として
私に何ができるんだろう。
けどね
いつも着てるシルクガウンを羽織る時
今までと違う感覚になってきた事に、気づく。
シルクという言葉を耳にする時
前と違う概念が
頭の中にくっつくようになってきた。
シルクに触れると
お蚕さんを想う。
「シルクが好き」
その言葉に
前より少し奥行きが出てきた。
今はまだ、受け取る事が大きすぎて多すぎて
必死に感受中。
だけど、人間に出来ることって
それだけでいいのかもしれないな。
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