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紅ショウガの美味しさに気づいた22の夏

紅ショウガはどうやら美味しい食べ物だったらしい。

今までは「おいおい、紛れ込んでくんなよ!」と一本一本ご丁寧に出て行ってもらっていたのだが、疲れ果てていたある日には、焼きそばのあちこちで主張激しく存在していた紅ショウガを出て行かせる気力もなく、仕方ないから食べてあげることにした。

衝撃だった。
そう、紅ショウガはすごく美味しい食べ物だったのだ。
危うく眠気まなこが不必要に覚めてしまいそうだった。

あいつはいい感じに塩気などを与えてくれて、和を感じさせてくれる。
B級グルメをワンランク上の「素敵なB級グルメ」に変えてくれる良いヤツだったのである。

やはり私は日々大人になっている。

だってだって、最近ピクルスも食べられるようになった。
マクドナルドに行った時「ピクルス抜きで」なんて子供ぽいオーダーはしなくなったのだ。
華麗にダブルチーズバーガーセットを頼むことができるようになったのである。

紅ショウガやピクルスなどの付け合わせを楽しめる。というのは非常にクールな大人である。
それは否定しようがない事実だ。

それはさておき、
お寿司の「サビぬき」を頼むと
「お子ちゃまだね〜」とニヤニヤしてくる悪い奴がいる。
コーヒーにせっせとお砂糖を入れている時なんかもそうだ。

ちがう。
お寿司なんてわさびがない方が美味しいに決まっている。
そもそも苦い&辛い食べ物全般が好きではない。
でもコーヒーしか飲むものがない場合にのみお砂糖を入れ、わがままを言わず我慢しているのだ。

むしろ大人である。

というか他人の好き嫌いに対して
"子供"をバカにした上で物申すことの方がよっぽどお子ちゃまである。

愛あるいじりならまぁまぁ、許してあげるけど
時々息を吐くように刺々しい弄り方する人いるよね。

困ってしまう。
でもあまりイライラもしたくないから許してあげることにする。

やはり私は日々大人になっている。


それにしてもワンピースとヒロアカの最新話が楽しみで仕方がない。
早く月曜日になって欲しい。

おわり

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