いいから爪を塗らせろ

中学校の時、学校行事でオーストラリアへ2週間ホームステイした。
どの生徒も、ホストファミリーに必ず同い年のホストシスターがいて、一緒に姉妹校である学校に通うという決まりになっていた。

到着早々、ホストシスターに色とりどりのマニキュアを塗られた

校則の厳しい中学に通っていた私は恐れおののいた。
「土日はいいけど、月曜日には学校だから落としたい…」と折に触れてホストシスターに訴えてみるも、返事は「大丈夫!」の一点張り。

説教を覚悟しながら登校するも、ホストシスターの言った通り、まったく大丈夫であった。
同級生の爪は全員カラフルに染まっていたからだ。
引率の先生もそのことには一切触れなかった(帰国した時だけ、親にちょっと怒られた)。

この経験が面白かったからか、メイクはあまり得意でない私だが、ネイルは割と好きだ。
最近やたらよく見るようになった「ネイルは男受けしない」などのご意見は「分かってねぇなぁ」と思いながら眺めている。

あの時のホストシスターのように、
いいから爪を塗らせろ
という気持ちで生きております。
(いやそんなことは言われてないけども…でも思ってたはず…)

とはいえ、職業柄あまり派手なネイルはできないんですけどね。
でももうすぐ夏だから、新しいサンダルを買って、ネイルサロンに飛び込んで、素敵なペディキュアを仕上げてもらいたい。